僕が作詞した曲たち。
――編曲をお願いしている人からついに音源が上がってきました。「花火の幽霊」のLyric Movieをつくって、近日中に公開するつもりです。それに先駆けて、今回は僕がこれまでに作詞した曲たちをいくつか紹介していこうかなと思います。ちょっとした解説つきで。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「僕が作詞した曲たち。」というテーマで話していこうと思います。
僕は今、泊まれる謎解き『花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~』というイベントを運営しています。僕の職場の木の家ゲストハウスという宿泊施設を舞台に、謎解きと物語を体験できるコンテンツをつくっているんです。
物語のあらすじはこんな感じです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。絶賛参加者募集中です!
このイベントに、僕はいろんな関わり方をしています。
シナリオを書いたのは僕だし、予告動画をつくったのも僕。当日キャストとして演じるのも僕です。また、今回イベントのテーマソングをつくっているんですが、その作詞を担当したのも僕です。
編曲をお願いしている人からついに音源が上がってきました。「花火の幽霊」のLyric Movieをつくって、近日中に公開するつもりです。
それに先駆けて、今回は僕がこれまでに作詞した曲たちをいくつか紹介していこうかなと思います。ちょっとした解説つきで。
①『初めましての恋』
作詞:横山黎
作曲:山田雄太
編曲:azalia
演奏:azalia
僕の高校時代の同級生と一緒につくった曲。彼は今、azaliaというバンドを組んで、主に岩手で活動しています。
「一緒に曲をつくりたいね」
軽い約束から始まったこの曲は、僕の短編小説『初めましての恋』のテーマソングとして起用することを前提につくっていくことになりました。
危なっかしくて、大胆で、それでも淡くて、瑞々しい初恋。きっと誰もが一度は通過したと思います。
どうせ報われないし、どうせ長続きしないんだから、初恋の意味や価値を見失いがちになります。少しは大人になった今振り返るとなおさらそれを強く思うものです。
ただ、当時の自分にとってはその人が世界の中心にいて、その人が人生の全てで、その人の一挙手一投足に一喜一憂するほど相手のことを想えたのは確か。
「未来」なんてそっちのけで、「今」にしがみついていたあの頃の自分からも得られる教訓はある。過去に囚われたり、未来を憂えたりしがちな大人にこそ聴いて欲しい1曲です。
青春の通り道に戻り、歌詞を紡いでいきました。
②『スポットライト』
作詞:横山黎
作曲:nanase
歌唱:nanase
僕は中学時代、演劇部に所属していたんですが、慕ってくれた後輩がいたんです。
中3の文化祭公演の本番、僕が盛大にセリフを間違えたことがあったんですが、本番終わりいちばんに慰めに来てくれたのが彼女でした。演出として舞台を支えてくれたし、文化祭当日の朝には部員ひとりひとりに手紙を渡していました。
そんな彼女に僕なりに感謝を伝えようと綴ったのが、この「スポットライト」という詞で、そこに曲をつけてくれたのが彼女でした。
間違えて俯いても僕を照らすライトがある。
どんなときだって、遠くからきっと光を届けてくれている。誰も見ていなくたって、スポットライトを当ててくれている。「あきらめないで」とメッセージを送ってくれている。
人生という一度きりの舞台、夢をあきらめそうになっているあなたに聴いてもらいたい曲です。
③『Message』
作詞:横山黎
作曲:横山黎
演奏:横山黎
僕が20歳のときにつくった曲。
20年分の「ありがとう」と「これからもよろしく」と「あなたのことを愛しています」を記した曲。
成人の日の前日の夜、家族の前でこの曲を弾き語りました。家族ひとりひとりに手紙を読むように歌い伝えた想いは、家族全員の涙をつくりました。
この家族でよかったと心から思えた瞬間でした。
あの日から事あるごとにこの曲を歌っていますが、いつまでも弾き語り続けるんだと思います。Messageを贈り続けるんだと思います。
人生最後に歌う曲も、きっとこの曲。
これが僕のダイイングメッセージです。
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