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作品が完成する目前、寂しくなる。

――僕は自分の作品だから、「寂しくなる」感覚がありますが、共同創作に参加してくださったメンバーの方々も同じような感覚になるんだなあと不思議な感想を持ちました(笑)


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「作品が完成する目前、寂しくなる。」というテーマで話していこうと思います。


◆再創作プロジェクトが佳境


僕は今、小説『メッセージ』の再創作しています。以前、noteで公開した作品ではあるんですが、紙の本として出版しようと考え、それに向けてよりよい物語に仕上げるために、再創作することにしました。

自分一人で作り直すのもつまらないし、視野が狭くなると思ったので、誰かと一緒に手掛けることにしました。ってなわけで、noteのサークル機能を使って、メンバーの方々とあれこれ議論しながら完成を目指すことにしました。


実はこのプロジェクトももう佳境を迎えていて、つまり完成が目前で、あと第1節分書けばひととおり再創作が終わるって感じです。

今の状況を受け、メンバーの方々からこんなことを言われたんです。

「なんか、さびしいね」


◆完成目前、さびしくなる


再創作プロジェクトは3月から始めたので、もうかれこれ3カ月以上続いています。それだけの時間をかけて共に再創作をしているのです。

僕は自分の作品だから、「寂しくなる」感覚がありますが、共同創作に参加してくださったメンバーの方々も同じような感覚になるんだなあと不思議な感想を持ちました(笑)


もう『メッセージ』は僕だけのものではないし、一緒に創ってくれた人がいるし、応援してくださる人がいる。成長したなあと実感します。

実際、昨日のミーティングでも、再創作前の『メッセージ』も良かったけど、今作り直している『メッセージ』の方が格段に良い作品だよね!という話になりました。やっぱり、人とつくることは間違いじゃなかったし、作り直すことにしてよかったなと思いました。


◆そろそろ作品の門出だけど……


もうすぐ再創作が結びます。最終調整して、出版申請すれば、6月中には出版が叶いそうです。ついに、僕の作品が、僕の元から巣立ちます。門出を迎えるのです。

でも、ここまで育て上げてきた我が子を、一人で旅立たせるのは酷だなと思います。巣立つとはいえ、まだ弱い羽しか持ち合わせていません。

親だって、子育ては初めてだから、右も左も分からないけど、とりあえず作品のためにできることをひとつずつやっていきたいなあと思いました。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

【#351】20220616 横山黎



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