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LetterBook~僕とパートナーの物語~

――「せっかくならさ、手紙にまつわる日を記念日にしたいよね」


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家、木の家ゲストハウスマネージャー、FMぱるるんのラジオ番組「Dream Dream Dream」のパーソナリティーとして活動しています。

毎月最終日には誰の目を気にすることもなく、自分の過去について話しています。今日は7月31日。今月も今日で終わりなので、記憶の旅に出かけようと思います。


今回は「LetterBook~僕とパートナーの物語~」というテーマで話していこうと思います。



🏨僕も人並みに恋愛をしている

僕は作家、木の家ゲストハウスマネージャー、ラジオパーソナリティーといった具合にいろんな顔を持って活動しています。

ライターの仕事もあるし、昨日はキャリア教育の授業の講師としてお呼ばれされました。さらに、昨日、インスタのDMに、見ず知らずの人から、小学生に向けた作文教室の先生としての依頼のメッセージがありました。

来月には、泊まれる演劇「花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~」という謎解きコンテンツを開催するんですが、それのシナリオづくりや運営に携わったりもしています。

この前ゲストハウスのお客さんと花火を見にいった
キャリア教育の授業の講師たちと集合写真

自分の「好き」から始まって、その延長線上で仕事がみつかって、今は両の手に余るほど。ちゃんと時間管理をしていかないと回らなくなるなと不安がっています。現状、ちゃんと回っていないしね……。

新卒で企業勤めをしている周りからすると、外れた道を歩いているし、良くも悪くも変わっているね、と評価されることが多いんだけれど、僕も人並みな感覚は持ち合わせてはいるんです。

朝起きられないし、不注意でミスをして凹むこともあります。誰かと飲みにことも好きだし、人並みに恋もするんです。

ということで、長い前置きになりましたが、今日は去年出逢った僕とパートナーの物語を綴っていきます。僕も僕なりにちゃんと恋愛しているんだぞっていう意思表示です(笑)


🏨僕らはシェアハウスで出逢った

僕とパートナーが出逢ったのは、去年の3月、お互い大学3年の終わる頃でした。出逢った場所は、はちとご。住み開きという活動をしているシェアハウスでした。

通っていた茨城大学のすぐ近くにあるんですが、家屋の一部を地域の人に開放しているので、住人だけでなく、日々いろんな人がひとつ屋根の下で過ごしているんです。ちょうどその頃、縁を広げることに燃えていた僕ですから、友達からそういう場所があることを知ってから、行かないわけにはいきませんでした。

初めて訪れたのが3月17日。そこに、後にパートナーとなるその人がいたのです。

初日で何か運命的なものを感じたわけではありませんが、深夜までお邪魔していたこともあり、自ずと話している時間は長かったように思います。

すっかり居心地の良さを感じてしまった僕は、大学4年になってからも足繁く通うようになり、パートナーもはちとごにいることが多かったから、顔を合わせる機会が増えていったんですね。

一緒にカラオケに行ったり、イベントに参加したり、僕のイベントに来てくれたり、飲みにいったり……そんなことを繰り替えしているうちに、心の針が同じテンポで刻むようになっていたんだと思います。

気が付けば、いわゆる友達以上恋人未満のような関係性になっていて、お互い思い合っているのは分かっているんだけど、名前をつけられていない状態が1カ月くらい続いていました。

そして迎えた、7月22日の深夜。僕らは夜な夜な電波をつないで、他愛もない話に花を咲かせていたんですが、ひょんなことから「記念日どうしよっか」という話になったんです。

こういうことを言っている時点でいわゆる「付き合っている」関係ではあるんだけれど、それを確かなものにするために、儀式として記念日を定めることになったのです。

「せっかくならさ、手紙にまつわる日を記念日にしたいよね」


🏨手紙が導いたもの

僕とパートナーはインスタのDMでやりとりすることが多かったんですが、そのやりとりが、まるで手紙を贈り合っているようでした。言葉選びや表現の仕方が独特で、味わいがある。それを受け、僕らのなかでは「手紙」がひとつのキーワードになっていました。

お互い手紙という媒体が好きだったこともあり、記念日を設定するならそれに絡めた方が面白いし、意味があるなと判断したわけです。

ざっと調べていたら、驚愕の事実が判明しました。

日本郵政は、「23」を「ふみ」と読めることから、毎月23日を「ふみの日」、すなわち手紙の日と定めているんです。僕らは時間の確認をしました。7月22日の夜から始めた僕らの電話は0時を跨ぎ、7月23日の深夜のなかにいました。

「今日、ふみの日じゃん」

それだけではありません。7月は旧暦で文月、「ふみの月」です。さらに、2023年は下2桁が「23」ですから、「ふみの年」ということができます。

ふみの年の、ふみの月の、ふみの日を記念日とする。

後にも先にもこれ以上の日はないと同意が取れました。即決で、7月23日を僕らの記念日と定めることにしたのです。僕とパートナー、ふたりの物語が始まったのです。

一緒にみた夜明け


🏨LetterBook

つい先日、僕らは1周年記念を迎えました。

この1年のことを振り返ると長くなるし、また別の機会に詳しく書くようになると思うので割愛しますが、とにかく濃度の濃い1年だったことは確かです。

この1年を振り返るのと同時に、新しい未来を見据えて、僕らは1周年記念を僕ららしく祝福しました。詳しい内容は以下の記事を読んでいただきたいんですが、特別ここで取り沙汰したいのが、「LetterBook」の存在です。

1周年記念日のメインイベントは、ふたりで1冊のオーダーメイドノートをつくることでした。

以前僕らは「LetterBook」と称して交換日記をしていたんですが、お互い忙しくて続かなかったので、年に1回、ノートに手紙を書こうと決まったのです。毎年1冊、ノートが増えていくという算段です。

僕らが向かったのは、東京の蔵前にある「カキモリ」という文具店。そこでは、自分たちで部品や中身を選び、オーダーノートをつくることができるんですね。市販のどこにでも手に入るようなものではなくて、自分たちのこだわりを詰め込んだ世界にひとつだけのノートをつくって、そこに手紙を書くことに意味があると思い、僕らはつくりにいくことにしました。

完成したノートを受け取って、僕らは大満足。めちゃくちゃ良い仕上がりでした。

中に織り込んだのは、便箋のような風味のページだけでなく、写真を収められるアルバム、ふたりの日々を記せるカレンダー。ふたりの1年を全部詰め込められる1冊にすることができます。

LetterBook

僕とパートナーのことを語り出せば、いくらでも文章が湧いてきます。この1年だけでこの状態ですから、来年、再来年……と月日を重ねる度に、言葉も溢れていくんだと予感しています。

全てを記録したら、余裕で1冊の本に仕上がりそうです。

僕もパートナーも言葉をつかう人だし、物作りが好きな人だから、いつかふたりでひとつの物語をつくれたらいいなと夢見ています。

世界中のどんなふたりよりも面白いふたりになるために、ふたりでこの世界よりも長生きするために、今日もまたパートナーとの日々を綴っていきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240731 横山黎


※僕とパートナーの日々↓↓↓


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