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【映画】『マスカレード・ホテル』を観た。

【#79】20210917


人生は物語。
どうも横山黎です。


作家を目指す大学生が
思ったこと、
考えたことを
物語っていきます。

是非、最後まで読んでいってください。


今回は映画『マスカレード・ホテル』から考える
「仮面をかぶっていても相手を信頼しよう」
というテーマで話していこうと思います。



☆次に殺人事件が起きるのは一流ホテル


東野圭吾さん原作の『マスカレード・ホテル』
主演の木村拓哉さん、長澤まさみさんをはじめ、
豪華なキャスト陣が集結した映画です。

刑事の新田浩介は
ある連続殺人事件の犯人を追いかけていました。
その犯人は
現場に暗号の書かれた手紙を残しており、
それを解読したところ、
次の犯行現場が
「ホテル・コルテシア東京」という
一流ホテルであることが分かりました。


犯人に繋がる手がかりがないため、
警察はホテルに潜入捜査することを決めます。
フロントクラークを担当することになった
新田の教育係を務めるのが
山岸尚美です。


ずっと刑事だった男が
ホテルマンの所作が分かるはずがないので、
右も左も分からない新田は
山岸にこっぴどく叱られていたんですが、
徐々にお互いを認め合い、
信頼し合い、
ホテルマン×刑事という
異色の相棒が誕生するという物語です。



☆お客様は神様でありルールである


新田がよく指摘されていたのが、
「客」ではなく
「お客様」と呼んでくださいってこと。

ホテルという場所は、
お客様の暮らしを保障するわけですから、
最高のサービスをしなければいけなくて、
お客様を神様だと思って
対応しなければいけないんです。
その姿勢が
ホテルへの信頼に繋がっているわけです。

つまり、
どんなお客様のわがままも
受け入れるということ。

部屋にご不満があるようだったら、
空いている部屋をとりあえず抑えて、
満足いただけるまで
一部屋ずつご案内したり、


たとえ罵られても、
手を出してはいけないのはもちろんのこと、
言い返すのも、
反駁するのもだめ。
ひたすらに謝って、
お客様の気分を
それ以上害さないようにする。


そんなことの繰り返しが、
ホテルマンたちの仕事というわけです。



☆「マスカレード」ってどういう意味?


話は変わりますが、
タイトルにも含まれている
「マスカレード」という単語。
英語で「仮面舞踏会」という意味です。


劇中で、

「ホテルに来る人は
 『お客様』という仮面をかぶっている」

というセリフがあったように、
ホテルの来訪者には
いろんな事情を抱えた人が多くいます。
そして、それを隠してる。

だから、疑わしい動きがあったり、
変にキレられたりする。

それでも、
「お客様は神様」の精神で
対応しなければいけません。



☆人はマスクを取らないけど


この映画を通して、
ホテルスタッフの姿勢を知って、
いろいろ考えさせられました。


仮面をかぶっていても、
嘘をついていても、
受け入れることで、
スタッフにだけでなく、
その組織全体に信頼が芽生える。



徹底的に受け身になることが、
信頼に繋がる
というわけです。


この姿勢というのは、
日常生活にも応用できるものだなあと
思っていて、

もちろん、
ビジネスでもサービスでもないから、
相手を神様と思うことはしなくてもいいけど、
受け身になって、
相手の主張や言い分を
受け入れることによって、
その人から信頼されるのではないでしょうか。



「受け手」「聞き手」になることが
相手から信頼される術
というわけです。


最近話題の
「人は話し方が9割」という本がありますが、
その主張は、
「良い聞き手になれば、
 好かれる話し手になれる」

というもので、
ここでも「聞き手」を重要視しているんです。


発信過多の時代だからこそ、
それを受け取るニーズが高まっているといえます。


SNSなどネット上でのやりとりでは、
相手の名前や顔や素性が分からないときが
多くあります。

しかし、
それでも相手を尊重して
受け手に回ることで、
信頼を得ることができるのかもしれません。


人はマスクを取らないけど、
そのマスク姿の相手を信用しなければ、
自分も信用されないよね

ってことを学びました。


実は今日の午後、
本日公開の『マスカレード・ナイト』を
観に行こうと思っています。

ということで、
明日はその感想や考察についての
記事を投稿しようと思います。


ということで最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
横山黎でした。


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