手でカレーを食べてみた。
ーーインドの音楽を流しながら、みんなでインドの風習に倣いながら、インド料理を食べる。日本で長く暮らしている僕らにとって非日常的な時間と空間がそこにはあって、ゲストハウスがその舞台として機能していることに、僕は凄く尊いものを懐いたんですよね。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「手でカレーを食べてみた。」というテーマで話していこうと思います。
🏨インドカレーパーティ!
僕は今、茨城県水戸市にある木の家ゲストハウスという宿泊施設のマネージャーをしています。清掃したり、お客さんと話したり、イベントを企画したりしているんです。
昨日は、「インドカレーパーティ」を開催しました。
この前の日曜日から、木の家ゲストハウスにヘルパーが来てくれています。じゅんさんという現役セラピストの方です。コロナ禍の3年間はインドで暮らしていたそうです。
日曜日の夜にそんな話をしていたら、じゅんさんの方から「今度インドカレーつくるよ」と打ち出してくれて、「それならイベントにしちゃいましょう!」と提案しました。
さっそくスケジュールを調整してみたんですが、じゅんさんがヘルパーとして滞在するのは1週間、僕やオーナーの宮田さんの予定を考えると、昨日の夜しかなかったんです。
ということで、「じゅんさん、明後日やりましょう」と無茶振り。僕は発信と集客を担当して、じゅんさんに料理の準備をお願いすることにしました。
🏨手でカレーを食べてみた
豆がないから何軒か店舗を巡ってもらったり、バスマティライス(インドの米)が当日の夕方に配達されたり、小松菜のカレーづくりを試みたけど厳しそうだったから急遽ほうれん草のカレーに変更になってほうれん草を買い出しないったり、何かとバタバタしていましたが、無事にイベントを開催することができまして、10人のお客さんに恵まれました。
今回提供したのは、3種類のカレーとチャパティ(ナンみたいなやつ)、チャイ。インドで日常的に食べられる献立を堪能しました。
じゅんさんからの進言もあり、「手でカレーを食べる」という体験もしてみました。実際に僕も手で食べてみました。特別抵抗はなく、しばらくの間手で食べていたんですが、やっぱり少し食べづらさを感じてしまって、最終的にはスプーンを使うことに。
きっと毎日手で食べていればなれるんだろうけど、スプーンを使う方が食べやすい。改めて文明の力を再認識する契機となりました。
🏨ゲストハウスだからこそ
インドの音楽を流しながら、みんなでインドの風習に倣いながら、インド料理を食べる。日本で長く暮らしている僕らにとって非日常的な時間と空間がそこにはあって、ゲストハウスがその舞台として機能していることに、僕は凄く尊いものを懐いたんですよね。
イベントをやると言い出したのは2日前。そっからすぐにフライヤーをつくって、近くにあるいくつかのシェアハウスのオープンチャットに宣伝して、インスタでも発信して、必要な物を揃えて準備を進めていって......。
そんなスピード感で準備した果てに、異文化に親しむ時間と空間が待っていたんです。
じゅんさんからインドの音楽や暮らし、宗教の話を聞くこともできました。人や文化のハブとなるのがゲストハウスであり、即時イベントが立ち上がったり、身近な人が気軽に立ち寄れる「開けた場所」としての魅力が備わっているんですよね。そんなことを改めて感じた昨夜でした。
もちろん廉価で宿泊できる魅力も持ち合わせているけれど、やっぱり僕が個人的に興味を持っているのは、「つながり」や「交流」が生まれる場所としての魅力。これからもマネージャーとして日々の業務をこなしながら、少しずつ追求していこうと思います。最後まで読んでいてくださりありがとうございました。
2024.11.13 横山黎