エハラマサヒロの曲「桃太郎」が泣ける(笑)
【#181】20211228
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
今回は「エハラマサヒロさんの楽曲『桃太郎』が泣ける」というテーマで話していこうと思います。
☆エハラマサヒロの「桃太郎」
マイブーム「桃太郎」の僕はですね、先日YouTubeで「桃太郎」と検索してみたんですよ。そしたら出会っちゃいました(笑)
エハラマサヒロさんの「桃太郎」です。
もうね、最高です。
めちゃくちゃ感動します。
歌詞の内容はどんなものかというと、まさかの「キジのアンサーソング」です(笑)あのモブキャラにスポットライトをあてた曲です。
それをET-KING風にアレンジするという(笑)
もうね、歌い出しから最高です。泣けます。エハラさんがちょっと涙目だからってのもあって、泣けます(気のせい?)ふいに懐かしさを感じる、名曲です。
☆『桃太郎』へのツッコミ
曲の構成としましては、サビがよく知られている童謡の『桃太郎』で、他がラップになっています。
もうね、サビもラップも最高なんです。サビは、歌詞もメロディーもあの童謡のままなんですけど、アレンジのせいか、めちゃくちゃ感動的なんですよね。編曲って大事なんだなって思いました(笑)
ラップはラップで、もちろん韻の踏み方は綺麗だし、ちゃんと桃太郎の話に即しているし、視点はキジだし(笑)、、、笑って泣ける曲なんです。
絶対自分は戦力にならないから、キジは勇気を持てずにいるんですよ。だけど、桃太郎がきびだんごと一緒に勇気をくれたので、キジはイヌとサルと一緒に頑張る決心をするんですね。そのあたりのキジの心情描写をラップで描いているんですよ。本当に好き(笑)
でね、歌詞のなかで、キジが桃太郎に対して、ツッコミを入れているんですよね。「あれ、おかしくね?」みたいなノリのフレーズが後半に出てくるんですよ。
長年誰しもが思っていたと思うんですが、きびだんご一つで(物語によっては半個!)、動物たちに鬼退治のお供をしろって言っているわけじゃないですか。命をかけて鬼と戦うのに、その対価が安すぎますよね。まさに「低賃金労働」です。
ちなみに余談ですが、桃太郎は大正時代に「プロレタリア文学」として再創作されています。つまり、労働者たちの辛い現実を描くものですね。『蟹工船』とかが有名かなと思うんですが、実は『桃太郎』でも、イヌサルキジに不当な扱いをする桃太郎が描かれていたりするんですよね。桃太郎(資本家)が家来たち(=労働者)たちに低賃金労働させて、結局自分だけが幸せになっている、みたいな物語があったりするんですよ。
詳しくは、以下の記事をご覧になってほしいんですが、エハラさんの「桃太郎」を聞いて、僕は大正時代を思い出しましたという余談でした(笑)
話をもとに戻しますが、「きびだんご一つで鬼退治のお供をさせっておかしくね?」とか「桃から生まれた桃太郎って、気持ち悪くね?」みたいに、僕らが一度は疑問に思った『桃太郎』の謎や奇妙な点について言及しているんですよね。
まあ、民話だし、ある程度自由な物語を追求してもいいのかなと思いますが、たとえば子供に読み聞かせをしていて、「なんできびだんご一つしかあげないの? ワンワン可哀そうだよ」って言われたりしたときに、言葉に困ってしまいますよね。
きびだんご一つでお供させる桃太郎は、本当にヒーローなのか?
そんな疑問も浮かび上がってきます。
☆新しい『桃太郎』をつくっているよ
僕は今、新しい『桃太郎』をnoteで共同制作しようという企画を進めております。今回紹介したように、日本人なら誰もが知っている『桃太郎』ですが、よくよく考えてみると疑問とか変なとことか少なくないですよね。
たとえば、鬼を退治するのが本当に正義なのか、鬼ってそんに悪いやつだっけ、という疑問があったりします。
今の時代は、「勧善懲悪」の物語よりも「共生」の物語の方が合っているんじゃないかな~と思ったので、そのあたりを意識しながら絶賛創作中です。
少なくとも、僕は納得した『桃太郎』をつくってみたいなと思っています。よろしければお力をお借りしたいです。
興味を持たれた方は、是非、下の記事をご覧になってください。先日、僕が共有した新作『桃太郎』のアイデアとか疑問とかをまとめた記事です
最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。