訪問看護師の評価で重要な3つの指標
訪問看護師は、在宅の利用者に医療サービスを提供する上で、重要な役割を担っています。訪問看護師は、利用者やその家族に対して、服薬管理、創傷ケア、教育など幅広いサービスを提供します。訪問看護師のパフォーマンスを評価することは、質の高いケアを確保するための重要な要素となるので、今回は訪問看護師の評価項目として重要な3つの項目をご紹介します。
利用者満足度
利用者満足度は、最も重要かつ皆さんが大事にしている指標ではないでしょうか。看護師が提供したケアに対して、利用者やその家族が満足しているかどうかを評価するものです。
ただ、利用者満足度の測定は難しいというイメージがあるかなと。ヒアリングしても本当の満足度が聞けるかわからない。聞いた人がたまたまネガティブ or ポジティブだった可能性もあるかと思います。そのブレを防ぐために、アンケート、複数の関係者からヒアリング(ケアの良い、改善点など)、実際の利用者からの日々の声などなど、複数側面から評価情報を集め、ブレが少なくなるように努力することが重要です。
利用者満足度が高いということは、看護師が効果的なコミュニケーションをとり、思いやりのあるケアを提供し、利用者や家族のニーズに応えることができていることを示しているはずなので、正しく測定できるよう努力することは、効率が良い取り組みだと思います。
看護スキル
看護スキルも訪問看護の重要な評価項目です。これは、看護師が利用者に安全で効果的なケアを提供する能力を評価するものです。具体的には、日々のモニタリング、業績評価、試験などで評価することができます。
評価方法は様々で、具体的なケア業務のアセスメントを行う様子をチェックする、またはケアプランを作成し、利用者やその家族に提供する状況をデモしてもらうなどがございます。また、ケアに関連する重要な概念に関する看護師の知識と理解度を評価するために、テストを行うこともできます。
看護スキルは、利用者が安全で効果的なケアを受けられるようにするために重要な要素なので、この評価を通して、看護師がパフォーマンスを向上させるために追加トレーニングやサポートを必要とする領域を特定するの活用することがおすすめです。
タイムマネジメントと文書化
タイムマネジメントとドキュメンテーションは訪問看護だからこその評価項目ではないでしょうか。訪問看護師は、異なる場所で複数の利用者にケアを提供する必要がございます。すべての利用者が必要なケアをタイムリーに受けられるようにするためには、効果的なタイムマネジメントが重要です。
また、ケアの継続性を維持し、他の看護師でも利用者に対して適切なケアを届けられるように、ドキュメンテーションが重要です。訪問看護は日々顔を合わせないステーションも多いので、言語化のスキルが強く求められています。
時間管理能力と記録能力を評価するために、1日あたりの訪問件数を評価項目にいれる所も多いです。売上というステーションの目標だけではなく、個人のスキル測定にも活用しています。ドキュメント作成力は、作成したドキュメントの数やそのドキュメントが使われた数を計測し、質を測定しているステーションもございました。
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