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気の合う人合わない人

 昔から井戸端会議が嫌いでした。何人か集まるとそこにいない人の噂話に花が咲き、また人が変わると今までいた人の噂話。そんなにヒソヒソ思っているのなら直接言えばいいのに・・・と思っていました。

 自分なりの信念も力もある人が、自分の正しさで人を裁くことで、関係性がうまくいかない状況を目の当たりにしました。気が合わないのです。正しさを正論に求めていくので、気が合わないことをさて置き、自分の我を通し続けるので、周りはその空気を読み取って困惑してしまいます。少しピリピリとした空気感になっていたたまれなくもあります。

 私にとってはこういう正しさでパワハラのようにくる人が苦手です。昔は極力関わらないようにしていましたが、最近では、滅多にこういう人と自分が遭遇しなくなりました。それでもたまに出没します。そんな時は、私とは気が合わないのだということを理解して、少し距離を取りながらも、避けることもなく平然と接します。そしてその人の良いところを見るようにして関われる部分に関わります。そうすることで私はどんな人がいても避ける必要はないし、私らしさを保つことができるようになりました。

 気が合う人は波長が合うから、なんとなく気心知れてお互いを気遣いながらうまく関係性を保つことができます。全てそんな人ばかりになったなら、気を病むこともないのですが、人間関係性はなかなかそうとも言えません。

 波長の違いを自分が感じて、自分の波長を保つためにできることをする。そしてできるだけ、自分にとって居心地のよい波長の中で過ごすことが大切なのだと思うのです。

 気が合わない人の渦の中に入ってしまったら、まずはそれに気が付いて、エンドレスで襲ってくる渦から抜けることですね。

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