見出し画像

[M] 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

雑事

こんばんちわ。今日もお疲れ様です。
じぶんが小学の頃からプラモデル等で触れることが多かった「ガンダム作品」。しかし、肝心のアニメの評価ってよく判ってなくて、一連の作品の背景にある政治腐敗的な話や事件や事故、あるいは戦争状態のなかで葛藤する主人公らの姿が、どうもイマイチ共感できなくて、しかもスカッとすることもない。
シリーズが続く今も、エンタメとしての個人的評価は割と低め、なんですよ。^^; なんで巷の期待や評価が高いんだろうなぁ。

北海道限定ポスター

一度映画化が発表されてから約20年。改めての第2作「~Destiny」の続編がヒットと聞いて、見に行きました。
あ、一応テレビシリーズ全作観た人です。
そのうえで、SEEDの世界設定は(プラント・地球ユーラシア連合・オーブとどうも「世界規模ぽくない」所は除き)割と好きだし、冒頭から大体強奪される新型機動兵器、かつての友が互いの国家の威信をかけて幾度も対決する流れは嫌いじゃない。

ただ、福田(己津央)監督の意図というか前科(笑)として、思いついた要素を際限なく盛り込むあまり、整理しきれなくなって全体がとっ散らかり、ばっさり鉈を振るったら結果「わかりずらい」という傾向が高かった気がしていました。
あと、過去作品のオマージュや裸成分がやや高い。。。

その癖を、「~FREEDOM」でも遺憾なく発揮されていました。(笑)

ZGMF-MM07 ズゴック

今回の「やりたい放題」オマージュシリーズとして、ギャンとズゴックが登場。ズゴックは新型のふりをしたダミーの外装として・・・という設定は事前に発表されているのですが、中盤から登場後、MSとしての稼働ではなく、どちらかというと兵器然としたMA寄りとして運用(しかも宇宙でも)されていたのが、オプション付けるとかなーり無骨感あるデザインと共に新鮮でした。
ギャンは、敵方が鎧風のナイト然としたメカなのもあって、インパクト食われてしまったかな。どっちも元々好きだったMSなんですけどね。

いつの間に来たんだクサナギ

メカな話としては、三隻同盟以来ご無沙汰だったクサナギが、終盤「こんなこともあろうかと」然として登場し活躍したりと、数シーンながらかつての仲間やらメカやらが大集合して加担する演出。

盛り上がりは良かったんだけど、全般的にとっ散らかり感があって、敵方は総じて残念だったり、一番クローズアップしたいはずの「キラ x ラクス」組が若干もたり感があったり、離脱したり寝返っり忙しいギャル系エースパイロット新キャラのアグネスちゃんは、結局オンナの戦いに持ち込みたかっただけの「もったいないキャラ」だったり、そもそもの物語の「起」にあたる「フリーダム強奪事件」が映像化されていないのは、1本の作品として不味いよなぁと後から知って思いました。道理でちんぷんかんぷん。

まぁ、映像としてはきれいでしたけど。

総論

2時間半とという長い尺で、前日談も入れられないほど様々な要素(殆どは戦闘・破壊シーン)を盛り込みすぎたあまり、結局「おまえらいい夫婦になってなー」で終わらせたエンタメ映画でした。ぉぃ
結局、続編としても「戦争を終わらせる」根本の問題には至っていないし、前作のディスティニープランではない方法で「憎しみ」を緩和する方法は「愛し合う」といいたいのか違うのか、完結編とも謡ってはいないのはそのあたりが理由なのか、ちょっともやる所がありましたね。
よって、☆4で。

激しい破壊シーンが多め(しかも、歴戦の強襲艦アークエンジェルがあっさりと最後を迎えてしまう)なところは注意かな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?