ネオリベの支配する国民民主党の躍進と、優性思想に染まる日本の若者たち
この度の衆議院総選挙で国民民主党が躍進した。若者の人気が高いそうだが、私は維新の党と並んで、この国民民主党を一切信用していない。
国民民主党の玉木代表は、障害児福祉の所得制限撤廃について何度か触れています。障害児福祉の所得制限と言うのは、おおむね所得が890万円を超えると、福祉の自己負担額が突如8倍に膨れ上がるという問題です。
これよりもっと低い所得の時点で重度障害児のための特別児童手当等が所得制限でかかっており、二重・三重の所得制限を受け、政府から虐められている状態です。
玉木のこういった言動に対し、彼を救世主かのようにあがめる人が出てきています。
しかし同時に玉木代表はこう言っています。
「社会保障の保険料を下げるために、我々は「高齢者医療」特に終末期医療の見直しにも踏み込みました。「尊厳死の法制化」も含めて、こういったことも含め医療給付を抑え、若い人の社会保険料給付を抑えることが、実は消費を活性化して次の好循環と賃金上昇を生み出すと思っています。」
これが玉木の本音です。人間は誰しも老います。成人になってからの人生のほうがずっと長い。要約すれば「子供の時だけ助けますが大人になったら知りません、終末期になったら尊厳死しなさい」と言っているに等しい。
直球の優性思想だ。
重度障害者は言葉で訴えることができません。そもそも尊厳死は、財政のために行うことではありません。如何に聞こえの良い言葉を使おうと、財政と尊厳死をつなげる言説を平然と行う彼の言動は信じてはいけない。障害者を社会の迷惑分子として処分しようとするその考え方では、まさしく確定死刑囚 植松聖と同じ考え方だ。
命を金勘定で決める人間の言う「バスに乗り遅れるな」の先には、高齢者や障害者の殺戮が待っている。ナチスのT4作戦のように。私はこの男を絶対に信用しない。知らないなら、今知って欲しい。そして、この発言を知った上でもなお彼と国民民主党に票を投じる人たちを、心から軽蔑する。