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映画日記〜リバース・エッジ〜

映画に行った。noteを書く。珍しい?「リバーズ・エッジ/岡崎京子」人生初。ヘルタースケルターの作者。有名。聞いたことある人が多い。印象はヘルタースケルターはグロい。何よりも現実的な程、極彩色。本作はモノクロより欠けたセピア。無色な印象。

映画を見終える。どっと倦怠感、渇欲、強烈な吐き気に襲われる。大人は「一服する」と言う言葉に集約。他人事。大人は刻々と迫る。18歳。私は卒業済のJK。JKに浸れるのも何日か。葬式の喪服代わり。高校生は特別。特別は文部科学省が定めたつまらない監獄。本当は生きるだけなら殊更に無に等しい。絶望、衝撃、思慕、独占。心と体は別物。脊髄が歪んでいると疑う。幾ら自傷したって生は実感不可能。無邪気な皮膚越しの私を重ねる。谷間に滲んだ汗。学校サボって大型ショッピングモールの裏に屯った事付。全部私のこと。何だか屋上から見えた海岸。電灯の方がずっと本物。よくある地獄。私のトラウマ、好奇心。全部子宮の重さ。大して変わらない。深い。何も無いを縫い付けられた。何も無い街、何でも無い御伽噺、何にもなれない私。不感症、離人症。恋人の進学先。形づいたもの。表される度に人でなし。私は安寧に引き寄せられ、埋もれ、窒息死。幸せ。幸せって何?

映写幕の彼女ら。何処となく共感。何にも縛られず自由に生きる。性枠に囚われず愛を貫く。愛を諦めたくない。気持ちいいものは気持ちいい。悪を唱える世間体。人類は滅ぼしてはならない。人類以外、誰も人類を絶やしてはならないなんて明言してない?人類は人類としか会話不可能。今の所。未成年喫煙は禁じられている。法で決められている。法はせめてその国に於いては絶対。明記された理由は「健康上悪影響を及ぼす」自己責任。共存のため規律は守る。守らなきゃ人類滅亡。映画を見る前に原作を買う。見終わったらファンブック「Edge of Rivers Edge」20人以上の有名人、著名人がこの作品を通して考えたこと、表現したいものを吐露する本を購入。読了済。原作は映画本編の緩やかでじっとりと蝕む展開より、映画の途中で挟まる取材の方が原作の雰囲気に近い。原作は厳かで幼気なく、カラリと乾いている。厭に染み込む印象。作者の絵柄はあっさりで鋭く心を刺す。刺すよりはまち針を針山に刺すような痛み。私は痛みを知っている。知らないふり。生きることを許さない。生きる。本作は昼夜の世界の交錯。微睡み、狭間で端っこ。「はみ出し者」と言われる少年少女が主役。脇役でモブ。矯正された青春はいらない。昼間の校舎は人だらけの伽藍堂。密度の歪んだ暗闇。何処までも暗い青。炎がよく映える。絶頂、峰巒、灘らかな海。見えない欲望。川辺なら届く。私の育った村の小川の舗装された橋。川底を探す。私は特別な子になれない。再確認。惨劇は突然には起きない。運命を享受、10数年間。運命だって妥協?ハリボテの引き戸。あなたがいる教室も引き戸。恋の駆け引き。よく分からない。特別をモノのように整理整頓する女。大嫌い。前ならえはいつも先頭。やり方は知らない。物語には必ず独白があり、エンドロールも必ず用意。平坦な戦場。終わり、始まりがない訳ない。着々、ジワジワと括られた世界。外も内もない。死後の世は信じるか否かの話。終わる。表裏がない平坦な戦場で戦う相手を知らずに生きる。1つの鱗片になる。私の全ては回想。同じよう誰か、あなたも実話。SNSは私のZINE。あなたの目に映る私。写実的御伽噺。正しい。本作もしっかり独白、エンドロールが於かれている。石油化学工場から立ち上る害悪な灰色、茶ばんだ背高泡立草、酷くくすんだ川。河口に行く程臭い。加工だらけの自撮り。イタいギャグじゃない。起承転結、波瀾万丈。面白い。如何してもそう在らなきゃいけない。出だし、〆。同じ言葉で構成。街の色めきは常に一定に帯びる。街は没落しない。私だって全てをなし崩しにする必要は無い。田島カンナの死体。いい。ネクロ、ポリテオ、ぺド。何でもいい。殺されなかった。私は生きる。生き続ける。変わらないもの、変えられないもの、変えたくないもの。ある?取捨選択は知恵。特権。改札前のキス。あなただけ。いい。淵と縁。合わさることはない。1つに繋がっている。少年少女は何時かは男女になる。最後は抜け殻。もぬけの殻。蝉の五月蝿い季節。記憶にこびりつく。本作は季節が流れていない。与えられた条件「平成初期の物語」。私は「平成終わりの佳話」平成初期はバブル崩壊、公害問題、9.11、ノストラダムスの大予言。死を発起。私の生前の話。大人は悲惨。嘆く。ちっぽけな暗黒世界。今は底抜けの無意識。震災、津波。人が死に続ける。パワーワードは援交少女から家出少女。偉いぶった大人が決めたいけないこと。掻い潜るように逃げた先。個人情報は厳格化。Twitterのへッダーは卒業式の学年集合写真のあなたの笑顔。スクショ済。欲しい。何でも手に入る。無秩序の中では幸せはもたつく。平成終わりを生きる。セカオワってバンドが売れる。世紀末さんが描くもの。SNSで無料で読める。転載されていない漫画しか買わない。安価で賢い。インスタ映えには矢鱈お金をかける。安っぽい友情、安っぽい可愛い、安っぽい愛。頭の悪い私でも、終わってると身に染みる。分かる。「平成初期の物語」90年代は焦燥の予感。新10年代は諦観の懐疑。こんなはずじゃなかった。駄目、もっと。叫ぶ。褒める人はいる。叫んだ後の処理は誰にもできない。自販機のゴミ箱のポリ袋を突っ込む。私は自分らしい生き方に囚われる。主体性、個性がなくちゃいけない。急に言われる。手本通りに解かなきゃ赤ペン先生は丸をくれない。いい。子じゃない子はいらない。バブルがパチンと弾け飛ぶ。停滞は終わらない。平成終われ。オリンピック。救われる?安直、本当。百均で1人暮らし用品揃える。安い女、本当。平成はタッチパネルで生きる証拠を残せる時代。だだ広いネットの海。放られている。如何して苦しく溺れてる。自分に酔いしれる。スマホでさえ水没しなくなった。平成は何かを壊し続けていないと駄目。自暴自棄に妊娠したルミ、恋人がいても他人と性交する太郎、ハーブでドロップアウト。した観音崎。何処かで見た。何処までもよく知っている。そう。何時の時代も歯車のダイアルは性交。至極生物学的に当たり前。平成は本能、理性の追いかけっこ。読むのもダルい法、校則が足され続けている。逃げ場を失う。かくれんぼができない。本当に年号が変わる。如何なる。濾過した感情。単純。言葉が詰まって窒息死。

会いたい時に直ぐに会えるご時世。SNS1つでも繋がっていれば何時でも生存確認が可能。通話も可能。あなたに会える。SNSしか知らない。ブロしたら終わる世界。私の分岐点。公衆電話から恋文が送れるのは知らない。ノーブランドの財布にはテレカは入ってない。便利そうで窮屈。世の中に揉みしだかれる。ボロ負け。ブラホックが上手く外せない。夢に出てきたあなた。私は生きる?

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