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子宮内膜症からのチョコレート嚢腫。そしてミレーナへ。
30代かな。子宮頸がん検診の時、「子宮内膜症がありますね」と言われた事がありました。でも、これといって症状はないし、気にも止めてませんでした。
生理痛はひどくはないし、生理中の出血量も普通程度。ごく普通に過ごしていました。
40代になり、体力的に仕事がきつくなって、「少しゆっくりしよう」と仕事を辞めて専業主婦になりました。「さあこれからビデオとか漫画でも借りてゆっくり自分時間を過ごそう!」と思った矢先・・・。
1.突然の下腹部痛
生理中に、突然の下腹部痛に襲われました。もう、立ってもいられず、寝転びお腹を抱え込むような、意識が遠のくような・・・。のたうち回るとはこのことか・・・。初めての経験でした。数分で痛みは落ち着いたので、不安はありましたが、そのあとは普通に過ごしました。
ただ、何かあると嫌だし、時間もあるし、年齢も年齢だし、生理が終わって婦人科に受診しました。
2.婦人科受診
エコー中、先生が看護婦さんに小声で何か言ってるのです。「これやばいね。どうかね。そうだよね。」などなど。かすかに聞こえるんですよ。なに話してるの?気になってドキドキが止まりません。
診察室に戻ると、画像を見ながら先生が「ん~大きい病院でMRIを撮ったほうがよさそうですよ。卵巣がんの可能性があります」と。
「ガーン・・・。」
頭の中が真っ白になりました。
左右の卵巣が6センチ程度まで大きくなっていて、卵巣の中に黒く影のように何か写っているのです。それが癌の可能性があると。
県内の総合病院の予約を取りましたが、予約が取れたのは3週間後でした。
家に帰ってから、ネットで卵巣がんについて調べては泣いて、家族のことを考えては泣いて。旦那に話して泣いて。子供達には分からないように泣き続けていました。
精神的なものか、夜間も腹痛に見舞われ眠れませんでした。
不安が増大して、翌日に予約していた総合病院に電話してみました。
すると、「予約外で診察できますよ」と言っていただけて、急いで紹介状を持って受診しました。
3.総合病院受診
先生は救急をみながら新患を見てくれているようで、待ち時間は結構ありました。でも見てもらえることはありがたいと思いながら待っていました。順番がきて、呼ばれました。緊張しながら部屋に入ると男の先生でしたが、優しそうな先生にホッとしました。
紹介状を見ながら問診があり、エコーしてみましょうと。緊張しながらエコーを行うと、その先生は「これは癌じゃないと思うな~。念のため、血液検査とMRIを撮りましょう。ちょうど今日空きがあるから」と。運のいいことにMRIにキャンセルが出たようなのです。なんか、体中の力が抜けたような、安心と不安と入り混じった感情でMRIに臨みました。
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