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「婚活日記」32歳。ある女子会社員の場合



「婚活日記」

私は佐々木ありさ、32歳の平凡な事務系会社員。毎日忙しい仕事に追われながらも、ふとした瞬間に「結婚したいな」と思うことが増えてきた。友人たちは次々と結婚していき、気づけば私だけが独り身。そんな状況に焦りを感じ、ついに婚活を始めることにした。

最初に挑戦したのは、婚活パーティー。華やかな会場に足を踏み入れると、同じように結婚を望む男女がたくさんいた。緊張しながらも、自己紹介を繰り返し、何人かの男性と連絡先を交換した。しかし、どの出会いも特別なものには感じられなかった。

次に試したのは、マッチングアプリ。プロフィールを丁寧に作り込み、写真もプロに撮ってもらった。メッセージのやり取りは楽しかったが、実際に会ってみると、なかなかピンとくる人には出会えなかった。そんなことの繰り返し。。。。

そんなある日、会社の同僚である高橋ななさんが「婚活イベントに一緒に行かない?」と誘ってくれた。高橋さんは私と同じく独身で、婚活に積極的な人だった。彼女と一緒なら心強いと思い、参加することにした。

イベント当日、高橋さんと一緒に会場に向かうと、そこには様々な職業の男性たちが集まっていた。自己紹介タイムが始まり、私は緊張しながらも笑顔で話すことを心がけた。すると、一人の男性が私に興味を持ってくれた。彼の名前は藤井さん、同じく32歳の会社員だった。

藤井さんとは趣味や価値観が合い、話しているうちに自然と笑顔がこぼれた。連絡先を交換し、後日デートの約束をした。デート当日、藤井さんは私を素敵なレストランに連れて行ってくれた。美味しい料理を楽しみながら、私たちはお互いのことをもっと知ることができた。

しかし、婚活は順調に進むばかりではなかった。何度かデートを重ねるうちに、藤井さんとの関係がぎくしゃくし始めた。ラインの未読無視も続く。
どうやら彼は同時進行でお付き合いしている女性もいたらしく非常に傷がついたこともある。お互いの仕事の忙しさや価値観の違いが浮き彫りになり、結局、私たちは別れることになった。

その後、私は再び婚活に挑戦したが、思うようにいかない日々が続いた。毎晩、家に帰ると一人で泣きじゃくりながら「どうしてうまくいかないんだろう」と悩むこともあった。それでも、諦めずに続けることが大切だと自分に言い聞かせた。

そんなある日、再び高橋さんが性懲りもなく、「新しい婚活イベントがあるんだけど、一緒に行かない?」と誘ってくれた。私は気乗りせず、少し迷ったが、高橋さんの励ましもあり、参加することにした。

イベント当日、私は再び緊張しながらも笑顔で話すことを心がけた。すると、一人の男性が私に興味を持ってくれた。彼の名前は中村さん、同じく32歳の会社員だった。中村さんとは趣味や価値観が合い、話しているうちに自然と笑顔がこぼれた。連絡先を交換し、後日デートの約束をした。

デート当日、中村さんは私を素敵なレストランに連れて行ってくれた。美味しい料理を楽しみながら、私たちはお互いのことをもっと知ることができた。その後も何度かデートを重ね、私たちはお互いに惹かれ合っていった。そして、ある日中村さんが「ありささん、僕と結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?」と告白してくれた。私は驚きと嬉しさで胸がいっぱいになり、「はい、よろしくお願いします」と答えた。その晩、二人は自然と結ばれた。その後、彼の態度も変わらなかったことは嬉しかった。

こうして、私の婚活は成功を収めた。婚活は大変なことも多かったけれど、諦めずに続けて良かったと思う。これからも中村さんと一緒に、幸せな未来を築いていきたい。



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