[無料]ケース面接の対策方法・ケース面接対策本
こんにちは、れい(@rei0_case)と申します。
私は主にコンサルをメインで就活をしていて、最終的に複数の戦コンから内定を頂けました。
今後はTwitter・noteを通じてコンサル就活の手助けになる情報を発信していきたいと考えています!
本noteでは私が考えるケース面接の勉強方法について紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです!
ケース面接対策の基本
ファーストアウトプット/ディスカッションにおいて、選考で通過できるレベルの回答を作れるには何をすればいいのでしょうか?
結論として、インプットとアウトプットを交互に繰り返すことです。これは王道かなと思うんですけど、これが最短でケース面接に強くなる方法だと思います。
具体的なインプット源とアウトプット方法では
インプット源
・書籍
・note
アウトプット方法
・模擬ケース面接(壁打ち)
・長時間(30-60分)かけて回答作成
・個人ジョブ
がオススメです!
インプットとアウトプットの比率は、初期(対策開始から1ヶ月くらい)は「インプット:アウトプット=5:5」で土台作りをして、その後は「インプット:アウトプット=3:7」が良いと思います。
続いて推奨のインプット源とアウトプット方法について解説します。
書籍に関しては、実際に私が読んで学びが多かったものだけ紹介します!
推奨インプット源
ケース面接対策を始めてから最優先でインプットするべきなのは①思考に関する本②ケース面接のお作法を学べる本です。
①思考に関する本
ロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル
マッキンゼー出身の著者がロジカルシンキングに関してまとめた有名な一冊です。MECEとSo What?/Why So?という「論理的に思考を整理する技術」と並列型と解説型というを「基本的な論理パターン」を練習問題を通して学べます!
戦コンを目指すなら、演繹法・帰納法、MECE、So What?とWhy So?の関係性、ピラミッドストラクチャーあたりは他人にスラスラ説明できるほど理解すべきです。
イシューから初めよ
「バリュー」を「問いのイシュー度」×「解の質」に分解して、圧倒的な生産性を出すためには問題に取りかかる前に「イシュー度が高い問題を見つけるべき」というのがメインメッセージ。
個人的に、答えを出すべき問い(論点)を考える能力はジョブで非常に重要だと感じました。
戦コンで働いている私の先輩は社会人になった今でも、この本をたまに読み返しているそうです!
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
問題解決の基本事項について学べる本です。
コンサルタントの問題解決の進め方と必要な能力が書いてあります。
事例を添えて解説しているので、理解しやすい点も良いです。
個人的に、ケース面接のお作法が分かってきた段階で読んでみるのが良いと思います。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
売上向上施策を考えるのとマーケティング戦略の立案は非常に似ています。
特に5章のマーケティング・フレームワークが有益で、私はこのフレームワークをケース面接用に改良したものをベースとして問題を解いていました。
元々経営危機に陥っていたUSJを立て直したエピソードとともに「マーケティング思考」について学べる本で、単純に読み物としても面白いです!
企業参謀
企業の経営戦略を事例とともに学べる一冊。
例は少し古いモノもあるが、本質的な部分は出版当時も今も変わらないです。
ジョブ前に読むのがオススメです。この本のテーマである戦略的思考を学んでおくとジョブに生きると思います。
②ケース面接のお作法を学べる本
「現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」
フェルミ推定の基本的な立式パターンを学ぶことができて、例題で演習することができます。
初心者向けの一冊です。
これからコンサル対策を始める人がフェルミ推定を勉強したいなら、この本がベストだと思います。
フェルミ推定の技術・フェルミ推定から始まる問題解決
フェルミ推定で一番オススメの本です!内容は中~上級者向けですが、Tier2以上の戦コンを目指すなら必読です。
値よりも「いかに筋の良いことを言うか」が重要なフェルミ推定において、BCG出身の筆者の「思考回路」を学ぶことができます。
特に「現実の投影」と「ビジネスモデルの反映」が有益で、お題特有の観点を入れるために身に付けたい技術です。
例題を通じて、これら二つの技術を学ぶことができます。
※フェルミの立式は供給側でしていることが多く、実際のケース面接に立式をそのまま転用できない。これは本の筆者が「制限時間のあるケース面接で質の高いアウトプットを出せるか」ではなく「いかにセクシーな解き方ができるか」に主眼を置いているためである。
「過去問で鍛える地頭力」
アクセンチュア戦略部門の筆者が実際にケース面接の過去問を解いた模範解答例が丁寧に紹介された本です。
元戦略コンサルタントの方の「思考回路」を学べるのはこの本ぐらいだと思います。
ただし、網羅的に分析している感があって実際のケース面接に「思考回路」の転用を試みると時間が足りなくなります。
初心者がケース面接対策の土台を作るためにお作法を学ぶ本だと思います。
Jobbox
実際のケース面接の雰囲気と内定者の回答をみられるYoutubeチャンネルです。
初心者の方はぜひ一回見てみてください。
ただ動画ごとにアウトプットの質に差があるのも事実なので、全てを鵜呑みにするのではなく批判的な姿勢で見ることも大切です。
③ビジネス知識・マクロトレンド(余裕があれば)
ビジネスモデルの教科書
厳選された31のビジネスモデルが実例と図解を用いて解説されています!
コカ・コーラのような身近な企業を例にしていて分かりすいだけでなく、「ビジネスモデルの本質」「有効に機能する条件」「リスク」のような細かい部分まで記載されていることが推しポイントです。
コンサル就活において、この一冊を読み込めばビジネスモデルのインプットは十分だと思います!
BCGが読む経営の論点
自動車のEV化やカーボンニュートラルなどBCGが考える10つの重要なトレンドに関して学べます。
また、中長期の将来を予測するときにBCGが用いるシナリオプランニングという技法にも馴染めます。
以上が私が色んな本を読んだ中で、絶対に読むべきとオススメする本です。実際に私は上記で紹介した本を全部3回以上読んでいます。
コンサル就活向けの本はたくさんあるのですが、あえて紹介する本数は少なくしました。
これは多読するよりも、良書を血肉化するまで繰り返し読む方が能力が上達すると考えているからです。
毎日ES書いて、Webテストの勉強をして、面接を受けていると意外と本を読む時間がないと思います。(実際に私がそうでした😭)
なので、いろんな本に手をだして結局すべての本を血肉化できないなら、あらかじめ少数の本に絞って繰り返し読むべきです。
noteについて
内定者のケース面接tipsを得るために、noteを購入することは個人的にアリだと思います。
私自身もフェルミ推定・ビジネスケース対策に関するnoteを執筆しているので、興味がある方はご覧下さい!
また、以下に私が読んで学びがあった無料noteを紹介しようと思います。
ケース面接に対する向き合い方を学べます。(ただし、初心者のうち、型に沿って勉強することも大事だと思います。)
戦略コンサルタントという仕事に対する理解を深められます。
「副業の是非」等の選択型ケースで比較する際にに、メリット・デメリットは使わない方が良いよっていう話。
ただし比較軸を洗い出すために、メリデメを考えるのはあり。
アウトプット方法
①壁打ち
ケース面接対策のアウトプットで最も主流なのが壁打ち(模擬ケース面接)だと思います。
壁打ちで最も重要なことが「誰とやるか」です。
戦コン内定者との壁打ち
これは個人的な(n=1の)意見ですが、戦コン(Tier2以上)を目指すなら内定者との壁打ちは必須かなと考えています。
実際に、私自身も回数は同期の方が多かったものの、Twitterで内定者メンターを探して週1回は内定者との壁打ちをしていました。
内定者との模擬ケース面接をする利点は以下の2つです。
・本番の面接に近い質疑応答を体験できる
・ケース面接における良問と筋の良い回答を知っている
内定者の方は実際の面接を体験しているので、回答の「どの部分に、どのような質問をするか」が大体分かります。
その体験に基づいてディスカッションできるので、本番に近い練習が積めます。
また、ケース面接における良問と内定者が作成した回答を有しています。
この内定者が作成した回答は良質なインプット源になります。
私は内定者の回答を教えてもらって、「この回答を再現するには、どういう頭の使い方をすればいいのかな?」と考えていました。
一方で、欠点は戦コン内定者・元社員を探すのが難しく、模擬ケース面接をしたいなら有料サービスを利用する必要があります。
MBB内定者との壁打ち1回の相場は有料コミュなら8000円程度、Twitterで探すと少し安いはずです。一部の選コミュに入れれば無料でメンターがつきます。
同期との壁打ち
ここまで内定者との壁打ちについて紹介してきました。しかし、同期との壁打ちでしか得られない利点もあると思います。
特に「面接官役」を経験することが重要です。
理由は以下の二つです。
①論点思考を鍛えられる
②他人の発表を客観的に見られる
面接官として問いを考えることで
「そもそも、どのような論点に答えればクライアントの問題解決に繋がるか?」
という論点思考的な頭の使い方を鍛えられます。
この問いを立てる力はジョブで重要ですし、この力を見るためにカーニーの春選考では学生が面接官役をやったそうです。
二つ目に、人の発表を客観的に見ることで自分の回答やデリバリーの改善点に気付く有効なきっかけになります。
実際に、私も同期との模擬ケース面接を通じて色んな方の良い点を吸収して、自身のケースの解き方を進化させてきました。
また、面接官役をやると就活生の中で「デリバリーの上手さ」「面接中の振る舞い」などケースの回答以外の面で差があることに気付くと思います。
これは私個人の考えですが、最近ケース面接の対策水準が上がっており、戦コン就活生の間にケース力の差はあまり無いと感じます。
一方で、デリバリーやノンバーバルの部分に力を入れて練習している人は少なく、ここは差が付きやすいポイントになっていると思います。
-------------------------------------------------------------------------------------※余談ですが、大谷翔平選手は二刀流だからこそ得られる着目点があったそうです。
二刀流だからこそ、打者目線で嫌な球を投手として投げ、投手目線で嫌なバッティングを打者としてできます。
実際に、2022年には、打席での気づきをもとに、スライダーをより曲げるため投げる時の肘の角度を変更したそうです。
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②長時間(30-60分)かけて解く
特にケース面接対策を始めたばかりの方に有効な勉強方法です。
そもそも、長時間かけてできないなら短時間でもできないので、初心者の頃はこっちの方がいいかもしれません。
構造化する能力と論理的思考力を伸ばすのに役立ちます。
私が時間をかけて問題を解くときに意識したポイントは以下の三つです。
・whyの深掘りを繰り返す
・gogle documentの箇条書きを利用して構造化する
・自分の回答を批判的に見る
ケース面接において、whyの深掘りは最重要です。
なぜなら、whyの深掘りをすると表層的な要因から、本質的要因にたどりつけるからです。
ビジネス現場でも、トヨタ自動車の「テーマにWhyを5回繰り返して問題の本質に迫るアプローチ」は有名ですね。
個人的にケース問題を解き始めたばかりの人はwhyの深掘りをする意識が薄い気がします。
次に、私はgogle documentの箇条書きを利用して思考したことをイシューツリー/ロジックツリーを作って整理していました。
構造化の練習をすると、
①思考の幅が広がり、様々な論点を検討できる
②構造化してデリバリーすることに慣れる
というメリットがあります。
これは網羅構造問題でも鍛えられます。
最後に、自分の回答を批判的に見てブラッシュアップしていました。
ディスカッションにおける仮説修正力を鍛えるのに役立つと思います。
特に解いた数日後に見ると効果的です。
③個人ジョブ
これは上級者向けですが、非常にオススメです。
ジョブ対策だけでなく、ケース面接対策にも生きます。ケース力の成長の鈍化を感じる人は取り組んでみてください。
仮説構築→論点設計(イシューツリーの作成)→仮説検証(ファクトを探す)
を一人で繰り返しましょう。
私は1回5-6時間ぐらいかけて個人ジョブをしていました。メンターの方や友人に見せてFBをもらえたらなお良いです。
集団ジョブだと苦手な部分を班員に頼れるのですが、一人だと全て自分で完結しないといけないです。
・論理的思考力
・論点思考力
・仮説思考力
の三つ全部が鍛えられます。
ただし、発表用のパワポスライドは作らなくいいと思います。
内定までにケース問題を何問解けばいいのか?
私と私の友人たちが戦コン内定までに解いたケース問題数は平均130題でした。
また、Reverseの調査によると
こんな感じの分布でした。(こちらの記事より引用)
もちろん、勉強の質や元の素養も内定までに必要な勉強量に影響するので読者の方が何問解けばいいか断言することは難しいですが一つの参考になると思います。
さいごに
総合コンサル・戦略コンサル内定獲得必要なために地頭力より重要なものは情報(ケース問題の解き方、選考情報など)です!
早期で内定獲得するような就活生は選抜コミュニティや友人・知人を通じて先輩の内定者にノウハウを共有してもらっています。
このような情報格差を変えたいと思い、フェルミ推定・ビジネスケース(売上向上・成長戦略)の解法に関してまとめたnoteを執筆しました!
情報の希少性を担保するため有料にしていますが、その分X(旧Twitter)や無料noteでは書けないほどの情報の量と質を詰め込んだので、是非ご覧下さい!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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