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連載「意味の流れとしての世界」

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「意味の流れとしての世界」0~6 拙いところもありますが、自分の中でかなり重要な内容を繋げて書いた記事たちになります。 時間論、モノ論、生成論、人間関係論、精神と物質の関係 …
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2022年6月の記事一覧

① "記憶( 個人の物語 )"が語られ、"記録"され、物語が織り合わさる。

2022/01/14 〇シンプルで面白い物語には"自然"な展開しかしない。自然な一手は、自然な物語を描くところから。 〇意味の流れ(ピュアな思いの接合)は、人をチームにし、未来を創る原動力となる。目指す未来像の一致、感覚の『共鳴』とも呼べる。 こうしたことを元に考えを深めていった。 今までは、この社会を根本から作り替えるような「巨大システムの調整」というトピックに興味があっていろいろと思索していたけど、最近は「無数の物語の、文脈の糸を織り合わせる」が自分の探求するテー

②"奥行き"の世界

前の記事 人がどう現実を認識しているか?が、現実を形づくる。おそらく、逆も然り。 人が内面的に抱いている、さまざまな前提・そこに至る過程・そこに至る物語により、外面世界(物理的に目に見える世界)が著しく秩序化されていることを考えると、外面世界には、目に見えない"奥行き"として"客観的な"内面が存在する、と捉えられる気がした。(人の内面が、これほどまでにこの世界を構築しているとは!) 人々が現実をどう認識しているか?(前提・過程・物語)は、現実世界に実際に現れる物理的な作

⑥奥行きのあるものづくり

ものづくりの際に、森羅万象やこの世の神秘も包含した概念としての「自然」、これを代表しているものが、「素材」 。 素材の断片一つ一つの多様な表情、その「個別性」はこの世界の ゆらぎ に依るところが大きい。 この「個別性」は、種々に異なる現実の微細な違いのことを指す。その微細な現実に「素材」の「自然」がある。     素材を活かすという発想により、丈夫で長持ち、壊れにくく、なおかつ肌触りなどの”質”も良く、その結果として美しい、というような洗練された "機能性" が生じ