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心の状態が解る

ドラマやドキュメントを見ている時、ある行動や、言葉の使い方を見ている時に、今の自分の状態が解るのです。

 先日ネットフレツクスでサバイブ・ザ・ワイルド、シーズン2を見ました。総勢16人のサバイバルゲーム、酷寒のアラスカでの生き残りゲームです。4チームに分かれて生き残ったチームは100万ドルが貰えるのです。女性5人、男性11人です。


 ヘリコプターからパラシュートに括りつけられた荷物が届きます。荷物を開けたらメッセージと斧が4つ入ってました。箱の近くにいた者が斧を手にしました。斧を持つものがチームを選べるのです。リーダと決まったわけではないのですが、残った者たちに質問をして答えが気に入った者から先に選んでいきます。1チーム4人が決まりました。それぞれが場所を選び、始まりました。


アラスカの環境は温度がマイナスにもなる過酷な場所です。火起こしや水の確保、食料の調達、得て不得手があります。そしてチームの中での人間関係、思いやりがある者、自分だけ良ければいい者、勝つためには相手の物を盗む者、極限になればなるほど、人間性がもろにでます。低体温症になり自分は頑張りたいけど身体が言うことをきかず、やむを得ずリタイアする者、同じく低体温症になり、仲間から邪魔だと言われ、なくなくリタイアする者。チームの者が次々とリタイアして一人になり、他のチームに頼み込み入れてもらった者。折角いれてもらったのに仲間を裏切り他のチームに入れてとお願いするも断られまたチームに戻った者。裏切った者を許してあげた4人の仲間たち。


 私はどうするか考えたのです。私は許さないでした。汚い行動をしたり、相手を困らせたりした人を私は許したくないのです。まして恩を受けたのに自分さえよければいい裏切者を私は許さないのです。大嫌いなんです。


 彼たちが紆余曲折はあつたとしても許してあげられる心の大きさに感動しました。私はまだまだです。今生でできるだろうか。私は今生では無理なような気がします。思い出しただけで腹がたつてしまうのです。


 息子に聞きました。(ネットフレツクスでドキュメントを見た)。一連の物語を息子に話をし、(あんたは許すの?)と。息子は許すと躊躇なくいいました。

 (へぇ~、何で許すん?)と私。

 (おかん、考えてみ、裏切るのは良くないけど、その人だって何か出来るかもしれない、俺はそっちの方がいいから)と。(おかんの気持ちは解る、感情論で言えばそうだけど、仕事として考えたら割り切れる)と言いました。そして私が解るように、自分の職場の話をしてくれました。


 私は息子に言われて遠い昔を思い出しました。浮気をされた主人を何回も許したことを。


 もしかしたら私も許す心があるんだと。


 息子からたくさん教えてもらいました。私はまだまだです。修行しなければ。


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