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人材業界のFacebook &Instagramの広告12社50種類以上集めて各社の訴求軸を考察してみました。※2021年2月時点

弊社で人材業界のクライアントの支援実績が増えてきたこともあり、Facebook &Instagram広告のクリエイティブ考察をまとめてみました。

プロモーション設計において自社のターゲットに対してどう訴求するかは重要なポイントだと思います。弊社ではクリエイティブの振り返りをする上で重要なのは事前にユーザーインサイトの考察からカテゴリ分け訴求軸の決定をした上で勝ちパターンを見つけるためのPDCAサイクルをどれだけ高速で回せるかだと考えています。なので今回の記事を通して少しでもマーケティングに関わる方にみていただけたらと思います。
※今回ピックアップさせていただいた会社様はあくまで一例に過ぎませんが、各社さん違いがありブランドやターゲット毎の見せ方などご参考にいただければ幸いです。

1.総合系企業

株式会社リクルート
広告の種類とフォーマットが多い。訴求軸がペルソナ毎に細かく設定されている。転職前後のイメージが想像しやすい。

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パーソルホールディングス株式会社
求職者側へのプロモーションではなく人事向けのセミナーやホワイトペーパーダウンロードの広告が中心のクリエイティブが多い。静止画フォーマットと動画フォーマットの両方を活用されている。

人材系企業のnote_企業毎のCR.002

株式会社パソナ
縦型フォーマットの活用、動画広告をうまく活用されており、ペルソナごとの訴求軸も複数パターン用意しペルソナに合わせた訴求を実施。

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2.求人媒体系企業


株式会社マイナビ
特定の求人募集やカルーセルフォーマットの活用で複数求人を訴求している。自社アプリへのインストール目的の広告も並走して実施。

人材系企業のnote_企業毎のCR.004

株式会社ネオキャリア
シンプルなイラスト広告とセミナープロモーションを軸とされている。
基本的には人事向けの訴求となっている。

人材系企業のnote_企業毎のCR.005

エン・ジャパン株式会社
カルーセルフォーマットをうまく活用され各求人のクリエイティブを活用。

人材系企業のnote_企業毎のCR.006

3.専門職(業界特化)系企業


株式会社POL(LabBase)
一つのクリエイティブに複数訴求軸を入れていたりカラフルで特徴的。
ペルソナのインサイトを言葉で表現し共感を生むような訴求を実施。

人材系企業のnote_企業毎のCR.007

株式会社ウィルグループ
外国籍の方への求人広告。訴求文言がシンプルなのが特徴。
専門求人ということもあり、コスチュームなどで職種がイメージしやすい。

人材系企業のnote_企業毎のCR.008

株式会社ハウテレビジョン(外資就活)
外資系のイメージを想起させるようなクリエイティブとなっている。
日本語、英語の両方のクリエイティブでの訴求で端的に求人を表現しているのも特徴。

人材系企業のnote_企業毎のCR.009

3.HRtech系


株式会社SmartHR
テキストクリエイティブの絵文字活用や芸能人活用、またフォントも企業のブランドをイメージさせるような訴求となっている。

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株式会社サイダス
カルーセルフォーマットの活用で機能面をイメージできるよう訴求されている。キャッチコピーも疑問詞や言い切りを使い分けされている。

人材系企業のnote_企業毎のCR.012

株式会社Donuts
サービス自体の訴求ではなくツール活用後のノウハウを公開するセミナーの訴求を実施。

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4.まとめ


今回各社さんのクリエイティブを集めさせていただき①広告フォーマット、②プロモーションの目的、③訴求軸の観点でまとめさせていただきました。

①広告フォーマット
動画より静止画の方が圧倒的に多い印象で、動画を活用しているケースは縦型動画が多く、Instagramのストーリー動画を活用されているケースが多い印象です。インフィード広告に加えてカルーセル広告の出稿も目立っており、セミナー系の静止画は横長フォーマットを活用されている。

②プロモーションの目的
次に各社のプロモーションの目的を整理しました。主には3種類に分けられます。

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2C向けでサイトへの登録を促す広告が多い中、2B向けの人事のリード獲得のみ実施されているケースもあり各社さんの動きがよく理解できます。B2Bにおいてはホワイトペーパー施策やセミナー集客を実施されている会社さんが多い印象です。下記の訴求軸でも触れていますが、2C向けの場合、潜在層ユーザーへの訴求と顕在層ユーザーへの訴求の違いが見え、各企業が集客したいペルソナが見えてくるように思います。

③訴求軸

訴求軸は下記の7パターンに分けられると考えています。

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フォントの活用方法やユーザーへのメリットをどう言語化しているかを客観的にみるとより違いが把握できます。同じ訴求軸でも構成を変えたり、静止画だけではなく動画でも訴求したり、カルーセルフォーマットなどで求人種類を多く見せたりと各社で自社の強み、差別化を図りながら”当たるクリエイティブ”を見つけるためのPDCAを回しているのではないかと感じます。実際のプロモーションの目標、目的、広告の結果を見ているわけではないので当然良い悪いの評価はできませんが、自社のクリエイティブを見直す機会としてとても参考になりました。

弊社が実際にクリエイティブを作成する際には下記のようなシートを活用しPDCAをまわしていきます。※画像は一例

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よくある課題として「クリエイティブの振り返りがうまくできない」「分析に工数がかかり実施できていない」があり、その原因として一番大きいのは振り返りをする時の軸が決めれていないケースが多く、それをお客様と一緒に議論しながら作り上げることでサービスの提供価値を最大限にいかしながら効果のでるプロモーションが実施できると考えています。

振り返りを行う上で弊社ではメディア別の特徴を抑えた上で①カテゴリ②訴求軸③検証期間④結果を見ます。これらを最初に決めておくことで何がよく何がわるいの"評価が可能"なので効率的なクリエイティブ精査と広告配信で結果に結びつけられます。

今回は人材業界のクリエイティブをまとめてみましたが、今後は別の業界もまとめてみたいと思います。

ぜひ広告運用に課題を持っている企業様はお気軽に分析から改善施策、新規施策のご相談いただければ幸いです。

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【企業情報】

会社名:Re.Hatch株式会社
事業内容:データ領域・マーケティングトータルサポート
HP:https://re-hatch.jp/
ビジョン:世の中のモデルを再定義することによって意思決定を豊かに

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