勉強しても給与は上がらない?
株式会社H&H代表の池畑です!
「勉強しても給与上がらないので、勉強しません!」
こんな言葉を聞いたことは一度や二度ではないはず…
勉強したら給与が上がる世の中なんで存在しないです。
特にプロフェッショナルの世界は尚更です。
プロ野球選手が「練習したので年俸上げてください!」なんて言ったら鼻で笑われます。
「100点くれるなら勉強します!」って中学生がいたら、「勉強しなくてよろしい!」と全員に言われるでしょう。
なので、「結果を保証してくれたら、やる!」そんな存在しない世界にいる人と時間を過ごすだけ無駄なので、「勉強しても給与は上がらないので、勉強しません!」という方とは、一定の距離を置くことを勧めます。
そもそも勉強はした方が良いか?
損か得かといった議論は置いておいて、勉強はした方が良いか、しない方が良いかと聞かれれば、多くは「勉強した方が良い」と答えます。
ちなみに私の中3の息子と小6の次男に聞いたところ、「そりゃ勉強した方が良いに決まっているでしょ」との回答をいただきました。
なので、「勉強した方が良い」というのは分かっている方が多いです。英語ができなくて困ることはないかもしれませんが、英語が出来ることで徳することはたくさんあります。数学もそう。学生時代にこんなものに意味がある家庭科でもボタンを留める裁縫技術は社会に出て助かっています。
パソコンが一般的になってきた2000年ごろはまだまだパソコンを使える人は少なかったですが、私は高校時代は商業科で、授業にパソコンの授業があり、ワードやエクセル、パワポなどに触れていたので、結構重宝されました(*^^)v
その時に「勉強していてよかった」と思いました。
勉強していて得した経験がある人は「勉強した方が良い」に自信を持って1票を投じるのではないでしょうか?
勉強しない理由は損だから
「勉強しても給与は上がらないので、勉強しません!」は「給与が上がるなら、勉強します!」と言っているようなものです。
何かしらのメリットが享受できるならやりますという発想。
「〇〇してくれるなら〇〇してあげる」
『メリット(得)が確実でないなら、自分の大切な時間を使うと損』という考え方です。
そもそも頑張って評価される世界は学生時代で終わりです。
社会に出たら「結果」が問われます。
てゆーか、学生時代も頑張っているだけでは評価されず、「結果」も非常に重要視されます。
社会に出たら、頑張っていてもいなくても「結果」を出せばよいのです。
でも結果を出すためには、頑張らなければ結果が出ないことの方が多いですし、頑張らないで結果を出しても偶然の場合が多く、再現性に欠けることが多いように思います。
何を頑張るって、その分野に関わる勉強が一番わかりやすいです。
結果を出すために必要な勉強を放棄した段階で未来は見えるわけです。
損得勘定は捨てよ
前回の記事でも書きましたが、セラピストの給与は低いかもしれません。
ここから自腹で勉強にお金を割くことに抵抗感を持つ人がいても不思議ではありません。しかも、年功序列型の賃金制度が大多数を占め、勉強してもしなくても給与が変わらない環境の中、勉強することに意味や意義を見出せないことも理解できます。
でも損得勘定で動いている人で豊かになっている人は多くありません。
当たり前ですが、損得勘定で動く人と一緒にいたいでしょうか?
「好きでいてくれるなら好きでいてあげる」
そんな人を心の底から信頼できますか?
人間失ってはいけないものの中に「信用」と「信頼」があります。
「信用」は過去の結果や行動から得られるものなので、損得勘定でも得られます。クレジットカードはcredit(信用)で成り立ちます。
ビジネスではよくあることです。
でも信頼はもっと重要。
信頼は「未来の行動や結果に対しての期待」です。
これは損得勘定の人には絶対得られません。
損得勘定を越えた人たちは「信頼」で関係を成り立たせます。
「家族」「友人」は良い例です。
損得勘定なしで、相手のために尽くせる人は「信頼」の塊です。
そして「信頼」のある人は本当に困ったときに多くの人が手を差し伸べてくれます。
「勉強しても給与上がらないので、勉強しません!」は損得勘定
勉強する=自分の時間とお金を使う=金銭など物質的なものが得られない=損
勉強する=自分の時間とお金を使う=人に役立てる=得
経済的報酬は目に見えますが、精神的報酬は目に見えません。
目に見えるものだけに固執している人は、損得勘定の人が多いように思います。
「先義後利」という言葉があります。
貢献することが先で利益は後という考え方です。
「損して得取れ」という言葉もあります。
一時的には損をするかもしれないが、将来の大きな利益になることをしようという考え方です。
どちらも利になるか得になるかの保証はありません。
でも先に利や得を考える人に繁栄はないことは歴史が物語っています。
まとめ
そもそも勉強して結果を出している人が評価されない仕組みがおかしいですが、今の報酬制度であれば、そうならざるを得ません。(うちは違いますが…。興味あったら話聞きに来てね!)
ここからが重要。
勉強するかしないかは自分次第です。
仕組みはコントロールできないけど、自分はコントロールできます。
勉強するかしないかは本人の自由ですが、勉強した方が分かって、いろんな理由をつけてやらないのは、カッコ悪いと思うのです。
目の前に困っている人がいたら、損得抜きで助けたい、役に立ちたい。
まずはその気持ちが持てるかどうかが重要だと思うのです。
助けるため、役立つためには知識や技術が必要です。
だから学ぶ、勉強する。
今、保証もないのに頑張って勉強している人は、諦めずにそのまま続けてください。
そんな姿を見てくれる人は絶対にいます。
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