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給料に悩んでいる20代の理学療法士は全員読んでください
多くの媒体で、理学療法士の給与向上について「スキルを上げることが必要だ」や「認定療法士の資格を取っても給与に反映されない」といった意見を目にすることがあります。
本記事では、そうした意見に対して、給与を上げるにはまず正しい環境を整えることが重要だという点について解説します。
キャリリハでは将来に年収600万円を目指すを目標に、一般企業転職など多様なキャリア戦略を併走してサポートする、リハ職特化のキャリアコーチングを実施しています。
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スキルだけでは不十分な現実
「スキルを身につけたり、資格を取れば給与が上がる」と思っている理学療法士は多いですが、これは10–20%程度正しいものの、実際には80%程度間違っています。その理由は、給与の大部分が「業界」と「会社」によって決まるからです。
例えば、コンビニのアルバイトでレジ業務の技術をどれだけ磨いても、業界の給与体系が限られているため、大幅な収入アップは望めません。同じように、理学療法士が保険診療業界で働く限り、スキルを磨いても収入には限界があります。
理学療法士業界の給与構造
理学療法士が病院やクリニックで働く場合、リハビリの収益は保険適用内で決まっています。一人の理学療法士が月に生み出せる売上は80–90万円程度、年間では1,000万円前後が限界です。これでは、個人のスキルを高めても業界の収益構造が変わらない限り、大幅な給与アップは難しいのが現実です。
もちろん、認定資格を取得することで職場での評価が上がり手当が支給される場合もありますが、これも業界全体の給与天井を超えることはありません。
以上のように、スキルや資格は最後のピースであり、給与を上げたいのであれば、まず「業界」と「会社」を選ぶことが最も重要です。環境を変えることで、努力が適切に評価される土壌を得ることができます。
理学療法士が業界平均以上の年収を目指す方法
ここでは、理学療法士が業界平均以上の年収を目指すための具体的な方法を3つご紹介します。
保険診療内で最大化を目指す方法
管理職を目指す
理学療法士としての実務経験を積みながら、主任や課長、部長といった管理職ポジションを目指すことは現実的な方法です。最近では、ビジネススキルを学ぶためにグルービスなどのビジネススクールに通うリハ職の方も増えています。
こうした学びを通じて、組織運営力や意思決定能力を身につけることで、管理職としての役割を果たせる人材になり、年収アップが期待できます。
認定資格+職場内評価を活用
認定理学療法士を取得し、それを職場内で活用することで手当を得る方法もあります。特に、管理職と組み合わせることで、さらなる収益性が期待できます。
業界を変えて年収を上げる方法
一般企業への転職
理学療法士が一般企業へ転職することで、保険診療に依存しない収益構造の中で働くことができます。
具体的には、ヘルステック企業や医療機器メーカー、人材領域、コンサルティング業界などがあります。最初の数年間は給与が下がる可能性もありますが、資本主義市場で経験を積むことで将来的に大幅な年収アップを目指せます。
保険外への転職
自費リハビリや自由診療の分野に進むことで、1回あたりの単価を自由に設定できるため、収益の上限を引き上げることが可能です。特に、スポーツリハビリや富裕層向けのサービスでは、高い収益性が期待できます。
訪問看護への転職
訪問リハビリは施設維持費が少なく、利益が人件費に充てられやすいため、比較的高い収益性があります。ただし、保険診療の一部であるため、年収の上限には限りがあることを理解しておきましょう。
僕が理学療法士3年目だったらどうするか
もし僕が理学療法士としてキャリアを考える立場だったら、以下のように行動します。
一般企業への転職を目指す
業界を変えることで、収益構造に上限のない環境へ移行します。ただし、一般企業への転職は、最初の数年は給与が下がる可能性があるため、早期に決断し、経験を積むことを重視します。未経験分野への転職には年齢が影響することもあるため、若いうちに挑戦することが重要です。
整形外科クリニックで院長の右腕を目指す
保険診療内で働き続ける場合は、院長の右腕ポジションを狙います。このポジションで、経営や採用、マーケティング、組織構築に関する知識をフル活用し、希少性の高い人材となります。
院長が抱える経営や業務の負担を軽減できる存在になれば、年収600万円以上、さらには1,000万円以上も目指せると考えます。
キャリアの選択が未来を決める
理学療法士として将来的に年収600万円以上を目指したい方は、まず自身が属する「業界」と「会社」を見直し、適切な環境を選ぶことが重要です。スキルアップや資格取得も重要ですが、それを活かせる環境に身を置かなければ、その努力は最大限評価されません。
この記事を参考に、ぜひ自分のキャリアについて改めて考えてみてください。
キャリリハでは、リハ職特化のキャリアコーチングを実施しています。将来のキャリアや待遇に不安を感じている方、一般企業への転職や年収アップを目指したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。