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都道府県ごとのテレビ番組ランキングを調べてみた

TVS REGZA株式会社でデータ分析や営業を担当している犬塚と申します。

レグザでは、自社ブランドのテレビやレコーダーから視聴データを収集しており、地上波や録画再生など、さまざまな視聴データを見ることができます。
※レグザ視聴データサービスの詳細はこちら

このnoteでは、私自身が気になったことをレグザ視聴データを使って調査・分析し、結果をアウトプットとして残していきたいと思っています。
(その延長として、弊社サービスの魅力が伝わればうれしいです!)

今回は「居住エリア(都道府県)によって、よく見られるテレビ番組に違いがあるのか」を確認するため、9つの都道府県をピックアップし、番組ランキングTOP10を調べてみました。



はじめに:集計定義

今回使用しているデータの集計定義は、すべて共通で以下のとおりです。
(詳細まで記載すると情報量が多くなってしまうため、重要な情報のみ抜粋しています。)

・期間:2024/10/1~2024/10/31
・対象:当該地域で使用されているレグザのテレビ
・指標:ライブ率(リアルタイムで番組が見られていた合計時間の割合≒視聴率)

都道府県ごとにライブ率が高かった番組TOP10を調査し、ランキング形式で掲載しています。


①北海道(札幌)

まずは日本の最北端、北海道。今回は札幌に絞って集計しています。

ほとんどスポーツ・・・というか野球ですね。
日ハム戦のライブ率は圧倒的という感じです。

バラエティはイッテQのみ。
非常に注目されていた放送回でしたが、北海道(札幌)エリアに絞って見ると日ハム戦の方がより注目度が高いことがわかりました。


②宮城

続いて宮城。

バラエティが7番組ランクイン。
北海道と比較してもかなり違いが出ています。

「イッテQ」「オモウマい店」「有吉ゼミ」など様々なバラエティ番組がランクインしており、特定の番組のみ人気があるというわけではなさそうです。


③新潟

続いて新潟。

こちらもバラエティが多めです。
宮城県と同じくスポーツは少なく、バラエティ番組は「オモウマい店」がかなり人気のようです。

「バナナマンのせっかくグルメ」は新潟特集のようなので、番組の内容が視聴結果にしっかり反映されています。


④東京

それでは東京に移ります。

東京もスポーツが多め。
バラエティは3番組ランクインしていますが、番組は他県と傾向が少し異なっています。

「音のソノリティ」は「イッテQ」の後番組にあたるので、番組編成の影響でライブ率が高くなっていると想定。


⑤愛知

続いて愛知。

ランクインしているジャンル・番組名含め、概ね東京と似た傾向。
「イッテQ」のライブ率が2位を1.7%上回っており、圧倒的な人気です。


⑥大阪

続いて大阪。

バラエティとスポーツが半々。
バラエティに関しては、「やすとも・友近のキメツケ!」といった関西テレビの自社制作番組がランクインしている点が他エリアと異なっています。

「シノビーと、おさんぽ。」は3位の「クライマックスシリーズ」の後番組にあたるため、前述の「音のソノリティ」と同じく、番組編成の影響でライブ率が高くなっていると想定できます。


⑦愛媛

続いて四国へ移り、愛媛。

バラエティ・スポーツ・情報/ワイドショーと、様々なジャンルの番組がランクイン。傾向としては新潟と似ている印象です。

「大好き!まつやま」は「オモウマい店」の後番組にあたりますが、ここの流れが非常に良く、いずれも高いライブ率を獲得しているようです。


⑧福岡

続いて九州、福岡。

圧倒的にスポーツ。ソフトバンク戦は強いですね・・・
傾向の似ている北海道でも「イッテQ」は6位にランクインしていたので、より野球人気の高い地域ということが伺えます。


⑨沖縄

最後は最南端、沖縄。

スポーツがやや多め。
野球に関してはクライマックスシリーズや日本シリーズではなく、MLBのみランクインしています。

「世界のなんだコレ!?ミステリーSP」は沖縄特集なので、新潟パートで言及した「せっかくグルメ」と同じく、番組内容が視聴傾向にしっかり反映されています。
また、沖縄テレビの自社制作番組「アゲアゲめし」の人気の高さも伺えます。


まとめ

9つの都道府県の番組ランキングを調べてみましたが、傾向をまとめると以下のとおり。

  • 北海道(札幌)と福岡は、野球(特に地元チームの試合)への注目度が非常に高い

  • 宮城・新潟・愛媛は視聴傾向が似ている

  • 東京・名古屋の視聴傾向もやや似ている

  • 大阪・沖縄ではローカル局の自社制作番組も人気が高い

  • 沖縄ではMLBへの注目度が非常に高い

  • ライブ率の高い番組の後に放送される番組は、視聴の流れでライブ率が高くなる傾向がある

  • 番組内で特定のエリアを特集した場合、そのエリアのライブ率は高くなる傾向がある

  • 地域によって差はあるものの、やはり野球中継は強い


レグザ視聴データサービスについて

最後は宣伝になりますが、レグザ視聴データを活用すると上記のようなエリア別の視聴分析を行うことができます。
(都道府県に加え、市区町村ごとのデータを見ることも可能です。)

ご興味をお持ちいただけた際は、以下弊社サイトからお問い合わせいただけるとうれしいです・・・!

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