見出し画像

何もしない幸せ…🔋

都内には名曲喫茶がいくつかある🙂
最も歴史があるのは、渋谷区道玄坂の「名曲喫茶 ライオン」☕️
昭和元年創業のクラシックレコード喫茶だ🎵

約2mの大型スピーカー🔈
低音部をより響かせ、コンサートホールさながらの音響を実現している🥹
クラシカルな外装、内装、スピーカーに向けた椅子の配置…全てが完璧👌
渋谷とは思えない…都内の喧騒を離れて「無」になりたい時にぴったりだ😇
毎月道玄坂のクリニックに通院しているが、ふらっと寄りたくなる時がある。

昔、道玄坂に「セピアの庭で」という純喫茶があった。
上京したてで疲れていた私の唯一の癒しの場所だった🧶
道玄坂の喧騒とは別世界で、窓側の席に座りボーっとしたり本を読む時間が大好きだった。
東京暮らしにも徐々に慣れてきた頃、「久しぶりに行きたいな」と寄ってみたら閉店になっていた💔
いつもその場所に当然のようにあったものがなくなることに、軽くショックを受けた🥀

「名曲喫茶 ライオン」は、写メ、私語一切禁止‼️パソコンもカタカタ音を立てないように‼️電話対応いたしません‼️という厳しいルールがある🚫
でも、そんなお店があってもいい…🫠

今回は、「そこまではちょっと…💦」という人にピッタリの名曲喫茶☕️
荻窪駅から徒歩3分🚶‍♀️

青空にレトロな文字が映えている🫶
ふと、幼い頃に行ったデパートの屋上遊園地を思い出した👧

着物姿の二代目ママさんが1人で切り盛りされているようだ✨
カフェと比べたら厳粛な雰囲気だが、大きな声でなければお喋りできる🙌
名曲をBGMに、本を読み耽るのもよし📚
通話以外ならとりあえずOK🙆‍♀️

圧倒的な数のレコードがカウンターにずらり💎
グレゴリオ聖歌から現代音楽まで幅広いジャンルが置いてある🥳
ママさんセレクトの音楽が流れているが、もしお気に入りがあれば、1注文につき1曲リクエストできる仕組みのようだ😇

昭和36年創業、「名曲喫茶ミニヨン」🎹

小さなお店の「ミニ」✖️トマ作曲のオペラの主人公「ミニョン」をかけて名付けられたそうだ🐣

初代ママのたった100枚ほどのレコードコレクションからスタートしたお店🌪️
移転してからは喫茶裏スペースを、音楽マニア向けの私語禁止鑑賞室として使っていたそうだ💎
いつの間にかレコードは5000枚越えに😳
2001年に初代ママは91歳で引退され、リニューアルオープンしたのが今のミニヨン👑

喫茶、コンサート、ギャラリーの三本柱で営業されているようだ🌟
自主企画の室内楽コンサート、持ち寄り企画のコンサート、音楽教室の発表会など…🎻

本日の手作りクッキーはごま🍪

テーブルに貼られた付箋が伝票だ。

いいじゃないか、この感じ。こういうのを求めていたんだよ。
(五郎さん風)

堅苦しい名曲喫茶というよりは、初心者でも入りやすいオープンな雰囲気の名曲喫茶だ🔰
お喋りはOKなのだが、名曲喫茶に慣れていないであろう隣に座っていたおじさま2人の笑い声が、どんどん大きくなっていった🫨
ご高齢のママさんはクリームソーダを作ったり片付けをしたり忙しそうだ💨

うーん、今いいところなんだけどな…🌀
と思った時、奥に座っていた学生さんらしき女の子が1人でおじさま達の席に来た。
「皆音楽を楽しみに来ているので、もう少し声を抑えてもらっていいですか?」と🙏

「ごめんなさい!静かにします!」
おじさま達は即静かになった(ちょっと可愛い)💘
「なんだか申し訳ないことしたね。コーヒーも飲んだしそろそろ出るか。」

物怖じせず注意できる女の子も、ちゃんと反省するおじさま達もどちらも自然体で素敵だった🥹
常連客と新規客が半々くらいだったが、都内でこういう雰囲気のお店は貴重だ✨

本を読む人、書き物をしている人、音楽について語り合う人…🫠
ゆっくりとした時間が流れている⏳

私は、ただ目を瞑って音楽に聴き入っていた。
何もしないことも時には必要だ🔋

曲のリクエストというのもちょっと気になったが、意外と誰もしていなかった😶
流れてくる音楽を無条件に受け入れることの幸せをひたすら噛み締めていた❤️‍🔥

いいなと思ったら応援しよう!