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はじまりは🏮から…

サウナ記事をたまに書いている私だが、実を言うとサ活歴はそんなに長くない🤫
去年の11月まで、私はサウナの魅力をさほど知らなかった🧖
サ活ブームであることは知っていたけれど、サウナの醍醐味である水風呂の冷たさにビビって入れなかった💦

去年11月末、修善寺温泉を訪れた🍁竹林と紅葉と温泉に癒されたかった🙂

その頃の私は、複雑な思いで日々を過ごしていた。
その2ヶ月前、毎日本気で練習してきたダンスを辞めた。大好きなメンバーとも別れ、生活環境が180度変わった。
それまで見えていた景色が全く見えなくなった。
必死で前を向こうとしたが、毎晩のように出てくるレッスンや舞台の夢…精神的に参っていた。

引越しもして、心機一転❣️
練習がなくなったことで時間のゆとりと同時に、心のゆとりもできるのでは…⤴️さて何をしよう🎵

…そんな簡単なものではなかった⤵️
練習に割いていた時間は自由になったものの、これから一体何を見て歩いて行けばいいのか…❓光のようなものが見えなくなった。

頭が破裂しそう💥
自然と温泉と食で少しは気持ちが穏やかになるかな??
思いつきで当日予約で宿を取り、新幹線に飛び乗った🚄

修善寺温泉の紅葉を見たい!と、毎年言っていた。
15年越しにようやく叶った🙌

「いつか行こうと言っていたらそのいつかは永遠に来ない」と、その時ハッキリ思った。

例えば、LINEでのやり取りで「機会があればご飯行こう」と言われても、私の心には響かない。機会というのは、自分で作るものだ。
「今月だったら○日が空いていて、来月なら○日なら空いているよ!」と提案してくれる人を大切にしたい❤️‍🔥

土地勘ゼロのくせに新幹線や電車でぼんやり考え事をしていたので、旅館近辺の情報はゼロだった。
メインの竹林の小径や紅葉は見たけれど、おそらくまだあるのでは?と思い、フロントで聞いた。
「近くにおすすめスポットはありますか?」
「一番近くですと、修善寺虹の郷の紅葉がライトアップされて綺麗ですよ。でも近いと言っても徒歩では遠すぎますし、タクシーになりますね。タクシーでもちょっとかかりますが…」
「タクシー呼んで頂けますか?」
すぐにタクシーで向かった🚕

「ここは1日楽しめるんだよ」と運転手さん。
「そんなに大きい公園なんですか?紅葉のライトアップが綺麗だと宿で聞いたので」
「いやいや!紅葉だけじゃないんだよ。イルミネーションが結構凄いんだよ!園内には電車も走っているんだよ」
えぇ…🤯

紅葉ゾーン🍁

イルミネーションゾーン🎄

入り口からカップルだらけだったので、さすがにイルミネーションは入らなかった😅
運転手さんは、私が1人で電車に乗ってイルミネーションを見ると思ったのだろうか❓🫨

街を歩いている時に見かけるイルミネーションならまだしも、イギリス村、カナダ村と書いてあったので、おそらくここは超本格的なイルミネーションだ🫢

紅葉ゾーンだけを楽しんだ…🫠

その時はnoteをやっている今の自分を1ミリも想像していなかったので、虹の郷はこれしか写メがない🙄
たった3枚の微妙な写メは、当時の心境を表しているのかもしれない。
もっと素敵な紅葉ゾーンが沢山あったはずだ🍁

帰りのタクシーで運転手さんに聞いた。
「この辺でおすすめのお店はありますか?」
徹底した無計画ぶりだ😗
その運転手さんがよく行くという居酒屋の前で停めてもらった🏮

渋い店内に入ると、カウンターで6人組のおじさま達が盛り上がっていた。
1人なのでどの席でも構わなかったのだが、店員さんが気を利かせてくれたのだろう。
小上がりの広い席に通してくれた✨

とりあえずそのお店の看板商品と地酒を注文した。
御手洗いに行って席に戻ろうとした時、その6人組の1人が声をかけてきた。
「おねーちゃん!観光?そんなところに1人でいないでここに来て皆で一緒に飲もうよ!」と。

内心、え、ほっといてくれ…静かに1人で飲みたいんだよ、と思った。
笑顔で「いえいえ!皆さんのお話の邪魔をしたくないので大丈夫です」と答えた。
その仲間が「お前やめろって。怪しい奴に見えるぞ💦」と止めていたが、「なんでだよ、別に変なこと言ってないだろ!ご飯は1人より皆で食べた方が美味いだろ!」と大真面目に言っていた。

料理と日本酒を堪能しながらボーッとしていたら、さきほど声をかけてきたおじさまが日本酒の瓶を持ちながら小上がりの席に来て、超ニコニコしながらいきなり私の目の前に座った😳
かなりびっくりしたが、断られても仲間に止められても、もう一度笑顔で酒瓶を持ってくるあたり、おそらく悪い人ではないんだろうな…と、なんだか可笑しくなった。

酔っている時にわりと人間の本性は現れるので、ある意味変な警戒心は解かれた。
「観光?今日はどこ回ったの?温泉好きなの?」など、世間話から始まって話が弾んだ。
「明日はどこに行く予定なの?」と聞かれた。「うーん…竹林と紅葉と虹の郷も見たし、バス移動も面倒なので、ご飯食べてチェックアウトしたら帰ります」と言うと、おじさまはしばらく黙り込んだ。

「明日俺休みなんだよね。美味しいお寿司屋さんやお蕎麦屋さんもあるし、もっと見るところがあるから案内させてほしい。自分が一番気に入っている日帰り入浴があるんだけど、予定が特にないんだったらチェックアウト後に迎えに行くから、景色のいい場所→昼ご飯→日帰り入浴はどう?」と😳

「いえいえ、初対面なのにそこまでしていただく理由が全くないので、結構です💦今日の夕飯でじゅうぶん楽しかったです!」と言った。

すると、「盃交わしたんだからもう初対面じゃないじゃん。理由がなきゃ何かをやっちゃいけない、ということはないでしょ。人を傷つけること以外は、こうでなければ!みたいなことって別にないと思うよ?それに、そうそう思いつきで、当日予約で宿を取って、遠くから修善寺まで1人で来ないでしょ?おっちゃん達ばかりしかいない入りにくい居酒屋に1人で入ってきたんだから…せっかくなら思う存分満喫して、いつか振り返った時に、なんか変なおっさんがいたなー、ぐらいのノリの楽しい思い出に変えちゃおうよ!」
と、真剣な眼差しで言われた。
そんなに寂しく悲しそうな人に見えたのだろうか…🫢

まぁ、たしかに…🤔妙に説得力があった。
「じゃあお願いしようかな…。明日旅館の前で待っていたのに結局来ませんでした!とか、絶対なしですよ!笑!」
「嘘ついてどーするんだよ!笑!寝る前にルート考えておくわ!」
という流れになった。

翌朝10時、本当に約束通り迎えきた🚗
伊豆パノラマパークスタート。

結構長い時間足湯していた♨️
高所恐怖症だけれど、童心に返ったようで楽しかったロープウェイ🚡

ロープウェイなんていつぶりだろう…?
最後に乗ったのは箱根のロープウェイだったかな?

私の希望で、お昼はお蕎麦屋さんに行った。そして、ホテルサンバレー伊豆長岡の日帰り入浴へ♨️
そこで私はサウナの魅力を知ることとなる。

「サウナはともかく、ビビりだから水風呂に入る勇気がない」と言うと、「せっかくだから旅行の思い出に初挑戦してみなよ!」と。
たっぷりめに時間を取って、2時間後にまた待ち合わせにした。

最初はいつものように温泉だけを堪能していた。
うーん…2時間も取ったのに、結局サウナ入りませんでした、水風呂にも挑戦しませんでした、というのはがっかりさせてしまうのでは…🌀
やってやろうじゃないの‼️

人生初、水風呂に肩まで浸かった🌋
あれ…❓思ったより冷たくない…❓ていうか、気持ちいい‼️気持ち良すぎる🥳
何をあんなに恐れていたのだろう😯

気持ち良すぎてサウナ休憩だけではなく、温泉のインターバルとして積極的に水風呂に入った🤭
そこの水風呂がわりと初心者向けの水温、ということもあったかもしれない。
その日初めて、ととのうという感覚を知った😇

もしかしたら、今までサウナの入り方が正しくなかったから水風呂が冷たすぎると感じていたのかも…❓そこからサウナについて勉強するようになった🧖

待ち合わせの時間ギリギリまで温泉とサウナを堪能して休憩所に行ったら、おじさまは完全に寝ていた😴
あえて2時間も取ってくれたのかもしれない…。
「お!びっくりした!楽しめた?」
「いやー!水風呂って最高ですね!」
「だろ?よかったー!」

もっと近くまで送るよ?と言われたが、本当に大丈夫です✨楽しい思い出をありがとうございました🙇‍♀️と言い、そこから近い駅で降ろしてもらった。

バイバイする時に言われた。
「ところでさ、なんていう駅に帰るの?」
「秘密です🤫こういうのは最後まで秘密にするから綺麗な思い出なんです🫶」
「教えてくれねーんかい!笑!そういうオチ?!俺は散々自分のこと話したのに😂でもまぁ…たしかにそうかもしれないな。」
「そうですよ!会う気があって、元気に生きてさえいれば会えますよ!」
「それもそうだな!」

しっかり握手をし、これ以上ない爽やかな別れ方をした👋
元気にしているかな?🫠

たまたま入った居酒屋からスタートしたサ活🧖
時には感情のまま行動することも、悪いことばかりではないかもしれない…❣️






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