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1人ひとりの行動が…🙂🙃

🎭俳優座劇場🎭
六本木駅前とは思えない、趣のある建物。
昭和29年設立、昭和55年改築⏳

9/12-9/15
『夜の来訪者』

1945年ロンドンでの初演以来、世界中で上演されてきた社会派ミステリーの傑作🥹
俳優座劇場で16年間、全国各地で281ステージの上演を重ね、2022年に新キャストで再構築された作品✨
俳優座劇場で観られるのは今回で最後‼️
そして俳優座劇場が2025年4月末で閉館してしまう🥲
…ということで最終日の今日、行ってきた💨

演劇に限らず、可能ならば最終公演を観たい派だ。
勿論、どの回も演者さんは全力でパフォーマンスしていることは分かっている✨
でも、人間だもの…🫠
公演最終日は、これが最後!という想いもセットで伝わってくる気がする。強い想いは、必ず誰かの心と記憶に残る🌪️…と信じている。

〜夜の来訪者〜
混沌とする世界情勢の中、1人ひとりの生き方と社会との関わりを鋭く問いかけた作品⚡️
娘の婚約者を迎えた一家団欒の夜、見知らぬ男が訪れる。
男は1人の女の死を告げ、順番に質問を重ねる。
父親、娘、婚約者、母親、息子…男は衝撃の事実を突きつける。
女はなぜ死んだのか…。
残された家族の本当のドラマはそこから始まる。

虚栄心や見栄で人を見下したり、たまたま機嫌が悪く八つ当たりをしてしまったり、快楽に溺れてしまったり…という、誰もが内に秘めている心。
自分の取った行動が思ってもみなかった悲惨な結末を招くことの恐ろしさ…。
悲劇だけではなく、変わる勇気をもつことの大切さを気づかせてくれる物語❤️‍🔥

演劇は舞台が終わるとバラシ(撤収)となるため、見逃した舞台は二度と観られない。
何公演かあるとしても、数日で終わってしまうことがほとんどだ。

知り合いで演劇をやっている子がいる。
最近観たのは2日間の小さな舞台で、私は初日に観た。
感想をその子に言うと「2日目は全然違ったものになったんですよ」と、ちょっと不満気だった😳
全然違ったもの…というのは、おそらく役者さん同士で感じることで、ちょっとしたミスに気がつくお客さんは、その道の人でない限りそうそういないだろう🤔

役者さんはいくらその役になりきっているとはいえ、人間。
その日のコンディションだってあるだろう。
それもまた演劇の面白さなのかもしれない💕

大きな舞台と小さな舞台、それぞれ全然違った面白さがある🙌
大きな会場だと、よほどいい席を取らないと役者さんの顔が見えなかったりする。スポーツ観戦も同じだ。
人気のものであればあるほど、席はあっという間に埋まってしまう。

世田谷パブリックシアターで現在公演中の堤真一さん出演の舞台を観たい!と張り切っていたのだが、バタバタしていてすっかり忘れていた🤯
そういえば💦と慌ててチケットを取ろうとしたが、顔の見やすい席は完売💔

小さな舞台は、後ろの席でも役者さんの表情がハッキリ見える🙂
例えば、北池袋の50人ほどしか入らない小劇場。
🎭北池袋新生館シアター🎭

この日は開場時間の少し前に着いてしまった。周りに時間を潰す場所がないので、立って待っていた。
暗幕の裏から、ラストの発声練習が聞こえた。
ギリギリまで発声練習をしている、という裏側を知れて胸が熱くなった🔥

小劇場は、秘密の隠れ家という感じだろうか🤫
その日は40人ほどお客さんが入り、皆が役者さんのご家族やお友達というわけでもなかった。
中には、小学生の娘2人を連れて来ているお父さんもいた。将来の夢は役者さんかな?🤭
一人で観に来ていた人が8割だった。ダイヤの原石を見つけ、これからファンとして追っていくのだろうか💎
皆、何を思いながら来たんだろう…🫠

今日観た「夜の来訪者」🎭
一人ひとりの行いが、誰かの人生を大きく変えることもある。
人の喜びや悲しみ、幸福や不幸は、家族だけで成り立っているわけではない🧑‍🧑‍🧒

演劇に限らずファン第1号になってくれた人は、おそらくパフォーマーさんにとって一生忘れられない存在だ。
ファンがいるということは、頑張る原動力になり、その後の人生を左右することもある🌋
もしかしたら、あの北池袋新生館のパイプ椅子に座っていた40人の中で新たなファンが誕生し、役者さんのその後の人生を大きく変えるのかもしれない…🫶

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