蒲田の道産子🐴
『とと蔵ねむろ』蒲田駅前店🐟
蒲田はカフェよりもガッツリ系のお店が多い🙂
「北海道料理」
…このワードに弱い🌪️
北海道と謳っていても、これで北海道料理というのか…と思うお店は多い🤫そして内容のわりには金額が高めだったりする💦
「青森の郷土料理」「宮城の郷土料理」…というお店もよく見かけるが、青森風、宮城風というだけの、なんちゃって郷土料理のお店も多い🥲
地酒は取り揃えられても、郷土料理を再現する難しさを感じる🤔
旅気分を味わうのと本当の旅は全然違う…🙄
蒲田駅から少し歩いてみたが、居酒屋、ラーメン、寿司、羽付き餃子が軒を連ねる中、結局その北海道料理が気になって逆戻りした🚪
ジンギスカンや海鮮料理のメニューが目の前にずらりと並ぶ。
パラパラとメニューをめくっていくと、このお店は本格的かも🌋と思った一品が⚡️
「室蘭やきとり」
…て何❓と、今まで何人にも言われた。
北海道はとても広いので一概には言えないが、北海道人がやきとりと言われて真っ先に思い浮かぶのは、鳥のあらゆる部位ではない。
「豚肉」だ🐖
豚肉🐖✖️タマネギ🧅
秘伝のたれと洋からしで旨みを引き立てる⤴️
北海道で生産が安定しているタマネギは長ネギより安く手に入り、豚肉との相性も抜群🤝
おでんやとんかつの洋からしを付けたことが始まりという説があり、室蘭のやきとり屋さんは洋からしが当たり前のように付いてくる😙
昭和8年、室蘭の輪西の屋台から始まった室蘭やきとり🏮鉄の街で働く労働者を支え続けてきた屋台や居酒屋には欠かせない一品🫶
人口に対してのやきとり屋の数の割合は、実は日本一といわれている🥇
大学進学を機に、仙台で一人暮らしをした。
定期テストが終わった日、友人とチェーン居酒屋で飲み会をした🍻
私はその日、どうしてもやきとりの気分だった😶
なぜなら高校生の時、テストが終わった日に父がやきとり屋さんに連れて行ってくれたことがあったからだ。私にとっては忘れられないイベントだった🫠
何を話したか?…は全く覚えていないけれど、その店の雰囲気と室蘭やきとりを食べたことは、しっかり覚えている🧠
大学生の飲み会なので、やきとりを積極的に注文する子はいなかった。唐揚げ派が多かった。
「やきとり頼んでいい?食べきれなかったら私が責任取るから」
私は勇気を出して言った。
お待ちかねのやきとり10本セットが登場❣️
ん❓❓
「豚はないのかな?」と言ったら、皆に笑われた。
「あるわけないじゃん!だって焼き鳥だよ?」
…そうか🤯
初めて、やきとり=豚肉ではないことを知った🫨
大人になった今は、鳥の美味しさが分かるし部位も楽しめる✨
でも、当時は軽いカルチャーショックを受けた💔
それまで室蘭やきとり以外のやきとりを食べたことのなかった大学生の私には、中途半端に冷えたチェーン居酒屋のやきとりは少々拷問だった💦
気が利く女子と見せかけて、皆の小皿にさりげなく取り分けしたが、皆の箸は進んでいなかった😓
率先して頼んだのだから、自分が食べるべきだ。
酎ハイで流し込むようにして責任を取った😵💫
そんな可愛い思い出のあるやきとり💕
室蘭やきとり1本といももちだけではお腹が空くので、ザンギを追加注文した。
🤯⁉️
…超ビッグなザンギが4つも🫢
「えっ…」思わず漏れた声に、店員さんが不思議そうな顔をした。
室蘭やきとりも超肉厚ジューシーでいももちも後からずっしりくるので、ザンギ2個目からお腹がはち切れそうだった💥
ザンギは濃いめの味付けなので一杯飲みたかったが、休肝日なので我慢した。夜の部で再訪したい❤️🔥
蒲田で室蘭やきとりが食べられるとは思わなかった🥹
東京に住んでいる人達皆が、生まれも育ちも東京というわけではない。
進学、就職、結婚を機に上京…100人100通りの人生がある。
ジンギスカンや海鮮丼ではなく、たった一本の室蘭やきとりでテンションが爆上がりする道産子も、きっと都内にいるはずだ…🌋