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革命☔️
革命…と聞いて何が思い浮かびますか❓🫠
ショパンの革命のエチュードが頭の中を流れた人は少なくないはず…🎹
革命とは…🔍
権利体制や組織構造の抜本的な社会改革、あるいは技術革新などが比較的短期間で行われること。
『革命の家』🎭
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シアターサンモール✨
主演は高橋メアリージュンさん👸
美しすぎる…🥹
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豪華なお花がずらり💐
ホールに辿り着くまでのお花の香りも観劇の醍醐味だ🥳
今回は、劇団「PU-PU-JUICE」の30周年記念公演🌺
社会の問題に切り込む作品をつくり続けてきた山本浩貴さんが作・演出を手掛けた、新作舞台💎
ドキュメンタリー監督である佐久間優は、世の中に突然現れて暴力的な事件を数々起こしている集団「革命の家」に取材に行く。
革命の家とは、被害者遺族で構成された集団で、事件を起こした加害者を次々と自らの手で制裁している💥
「暴力の連鎖」がテーマだ⛓️
革命の家では、皆それぞれ悲しい過去を背負いながら生きている。
中でも最も苛烈な性格のメンバー、琴月アキラ(高橋メアリージュン)💣
佐久間は彼女が心の中で抱えている葛藤に気付き、ドキュメンタリー映画の主役として撮影していくことを決意する📹
アキラは27年前に両親と弟を殺されているが、その加害者は当時未成年。少年法で守られていて刑が軽かった。
この問題は本当に根深い…。
法が救ってくれるとは限らない。時には凶器になる場合がある。
事件直後から何も教えてもらえず、常に悲しみ、怒り、虚しさで溢れ自分をコントロールできないアキラ。
そんな時、被害者支援をしている革命の家のリーダー石井と出会い、いつか犯人に復讐することを目指しながら、日々他のメンバー達の復讐にも協力していた。
「不条理に反抗する」という思想の元、暴力を肯定する革命の家。
・暴力の前で沈黙をしない
・不条理の前で沈黙をしない
・暴力に対して暴力で反抗する
決して肯定はできない思想だが、自分がもし同じ立場ならどうするだろうか?…経験したことのないことは語れないが、彼らを否定はできない。
どんなに他人が綺麗事や一般論を並べて止めても、彼らの中で終わりになんてできるはずがない。
事件で大切な人を突然奪われ、人生が180度変わり社会のドン底に叩き落とされ、時が「あの日」で止まっている🕰️
アキラも同じだ。
「あめあめふれふれかあさんがー☔️…」
幼い頃、駅まで傘を持って迎えに来てくれた母親を想いながら口ずさむ歌…🥲
メンバーに時折見せるさりげない優しさも垣間見れて余計切ない。
誰だって真っ直ぐ生きたいに決まっている。
ピュアな自分、怒りや悲しみで染まった自分、復讐したい自分…高橋メアリージュンさんの大迫力の演技にずっと鳥肌が立っていた🌋
「3ヶ月もすれば誰も覚えちゃいない!」という被害者遺族の悲痛な叫び⚡️
世の中ではもう話題に上がらなくても、被害者・被害者遺族、加害者・加害者家族の人生はずっと続いていく🌪️
今は、ネットを開けば膨大な量の情報が簡単に入ってくるという便利な時代である反面、一つ一つの事柄に対する関心が希薄になってはいないだろうか…?
佐久間が大学時代に学んだジャーナリズム精神。
「目の前で1人の子供が殺されそうになったらどうするか?カメラを投げて子供を助けるか?子供が殺される、というありのままを世界中に発信して未来の数多くの子供を救うか?」
佐久間は当時「子供を助けることを優先する」と答えたが、ジャーナリズムの在り方とは後者だと教わったそうだ。
そんな佐久間と接していく中で、アキラも本来のピュアさを徐々に取り戻していく。
暴力の連鎖を描いた作品だが、「暴力では奪えないものがある」「人の尊厳や美しい思い出まで憎しみの色に染めることはできない」という、強いメッセージ性のある結末だった。
両親と弟を殺した加害者とついにご対面。アキラは果たしてどんな行動を取るのか⁉️
アキラが佐久間に残したビデオメッセージ、最後に佐久間が残した映像とは…⁉️
涙なしでは観られない…。
終演後
「切なくなるシーンが沢山あったとは思いますが、切なくなるということは大切な人がいるということ、大切な人との思い出があるということ。」
と、高橋メアリージュンさん🎤
その言葉に救われた。
そうか…こんなに切なくなるということは恵まれている証拠なんだ❤️🔥
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