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自作のハグルについて

皆さん初めまして。レグルスと申します。

歴6年目くらいのボードゲーマーで、YouTubeに動画を投稿などしていました(最近更新していない……)

最近はアニマルウィップという団体でゲームマーケットに出展するのがメインになりつつあります。ゲムマ2021春に【ギリ、義理チョコ】というゲームで初出展。

私は謎解き、ボードゲーム制作の他にも、ハグルやクイズを作ることもあります。

その中で、今日はハグルについて書こうと思います。
とあるボードゲーム会でハグルというものの主催をし、その反省を残したいからです。

そもそもハグルとは

キャント・ストップやアクワイアで有名な〈シド・サクソン〉が考案したルールのみのゲームです。基本的に封筒とルールの断片が配られ、制限を受けながらほかの参加者と情報交換などを行います。
(役職の無いマーダーミステリーだと思っていただければわかりやすいかもしれません)

協力して手がかりを集めつつ、たまに情報を隠して出し抜くようなところが面白いと思っています。ゲームマスターの力量によって。また、参加者の雰囲気によっても変わってしまう一期一会のゲームです。個人的にはマーダーミステリーとも違って好きなのですが、知名度が無く、製作者も少ないという悲しさがあります。

先日、ボードゲーム会の主催の方にお時間を頂き、7名の方に自作のハグルを遊んでもらいました。私はネタを知っているゲームマスターなので、もちろん自分は参加しません。

筆談チラシハグルと銘打ち、封筒無し、「会話禁止」のゲームを作ってみました。なんとも微妙だったので反省を今後に活かそうと思います。


ゲームの組み立て。
ハグルの世界にも感染症対策が必要だというテーマで「会話禁止」としました。

チラシ
筆談用の紙
メモ用紙
ヒントカード(トランプ+スリーブに情報が入っている)

各自に配られるヒントカードはバラバラで、情報交換をしないと得点が得られないような仕組みにしました。
人から得た情報を見せないように筆談用の紙とメモ用の紙を分けましたが、遊びにくそうだった……。

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写真撮影を可能とし、10分後にチラシを提出してもらうことにしました。春のゲムマで余ってしまったチラシを捨てたくなかったためにギミックとして利用してみました。それ自体は悪く無かったと思っています。
当日は7名の参加者に10分後にチラシを提出してもらいました。

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この画像は事前に作った正答


実際に遊んでもらった感想。

会話禁止が思ったより厳しく、時間が足りないようでした。12分に延長して終了。得点計算を行いました。
エクセルで事前に表を作っていたのですが、採点要素が多すぎて10分ほど時間がかかってしまったのは反省ポイント。

一番の反省は、「普通のハグルよりも積極的な情報交換を勧めるべきだったこと」です。
ハグルにはマーダーミステリーの役職が無いものというようなイメージがあり、それは事実だと思います。しかし、筆談チラシハグル(今回のゲーム)に関して言えば相談や交渉がしにくく、むしろ全部開示して回ったほうが良かったようです。

また、ヒントカードの表面のトランプには意味があるということを最初に伝えたほうがスムーズだったかもしれません。


黒はクローバー
赤はハート
緑は青い背景のトランプにスペード

と分けてあったのですが、そこに気づいてもらえなかった分でのタイムロスが多かったと感じました。また、しれっとドイツで買ったお土産のトランプを使ったので J→B Q→D K→K にも気がつく必要がありました。

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↑表 ↓裏

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謎解きでもボードゲームでもクイズでも、制作者は難易度を低く見積もりがちです。嫌というほど反省してきたのにまだまだ甘かったようなのでこれを忘れてはいけないと感じました。


執筆:レグルス

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