ボードゲームのための中級ドイツ語②
皆さんこんにちは。レグルスです。
所属しているサークルがゲームマーケット2021秋に参加するのでバタバタしていました。
また時間が空いてしまいましたが、続きからやっていこうと思います。
※ちなみに1ヶ月間公開を忘れていたのでもうゲムマは終わってます……
前回はこちら
【die Spielvorbereitung】=ゲームの準備
※一般的には見出しに冠詞(Der, Die, Das)はつきませんが一応つけておきます。
【Alle Karten werden gleichmäßig an die Spieler ausgeteilt】
「全ての/カードは 均一に プレイヤー達に 配られる」
【werden~ausgeteilt】の【werden】と動詞の過去分詞(大体tで終わる)で受け身になります。
【Wenn dabei ein oder zwei Spieler eine Karte mehr bekommen, macht das nichts.】
「もし そこで 1人か2人のプレイヤーが 1枚のカードを 多く 手に入れても、気にするな」
【Das macht nichts】は「大したことは無い、気にしなくて良い」という言い回し。単語を一対一で対応させると〈it makes nothing〉となりますが、英語ではこのような言い回しは無さそうです。
【Jeder Spieler mischt seine Karten und legt sie danach als persönlichen Nachziehstapel verdeckt vor sich ab.】
「各プレイヤーは 自身のカードを混ぜる そして それを置く 自身の山札として 裏向きに」
ドイツ語読解でみんながぶち当たる壁、【Trennbarverb】=「分離動詞」の実例です。カード編にも書いた【ablegen】という動詞が【ab】と【legen】に分かれ、3人称単数の形になっています。
動詞(に類する物)が複数あるときに、最も後ろのものが文の2番目に来ます。これに慣れていないと辞書で調べても全然意味が違うということがあります……。
しかも今回は【und】=〈and〉によって2つの文が繋がっており、主語が省略されていて「動詞は2番目」というルールも分かりにくいです。
【Jeder Spieler】
〈every player/each player〉
「各プレイヤー」
「それぞれ/みんな」という両方の意味を持っていますが、実質的には同じ物を指しています。〈every〉もそうですが、【Jeder】の後に来る名詞は必ず単数形になります。ルールブックを読んでいるとたくさん出てくるので覚えてしまいましょう。
[いぇーだー]と読みます。[じぇ]では無いのでご注意を。
【Die obersten drei Karten werden auf die Hand genommen.】
「最も上の3枚は 手札へ 取られる」=「上から3枚取る」
またしても【werden】と動詞の過去分詞で受け身になります。
過去分詞は大体tで終わると書きましたが、実は「geがついてenで終わる」パターンも結構あります。
【nehmen】→【genommen】〈take〉「取る」
日常会話の範囲では出会うたびに覚えてしまった方が早いと思います。
【 Der jüngste Spieler beginnt.】
「最も若いプレイヤーが 始める」
[であ ゆんぐすて しゅぴーらー べぎんと] と発音します。
【jung】=〈Young〉=「若い」
結構英語に似ていますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
全然ゲームが始まらない……。
たったこれだけの量でも最初は読解に苦労します。比較的簡単な内容でも外国語として読むのは大変。チマチマ頑張りましょう。また気が向いたら続編を書こうと思います。
執筆:レグルス
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所属団体:アニマルウィップ
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