う○物語#2
前回からの続きです。
まだの方は先にそちらをお読みください
う○物語#1
◆突破口?
「は?お前は不動産屋なのに何言ってるか?売りたいんだろ?」
イラ・・・うっせ。
「はい。不動産屋だからこそ法的にちゃんと事を進めようと思ってですね・・・この土地の売却にはいくつかクリアしないといけない問題があってですね」
「あん?なんね問題って?」
いや、なんでお前に話すの?
ていうかお前はどこの誰でなんの権限があんだよwww
「はい、まずそちらの建物の入居者さんに退去をお願いしないといけないです。あと、建物の所有者が複数名の共有となっているので、土地を売却するためにはこの共有者と連絡を取らないといけないんですね。でもこの共有者さんと連絡を取る術が今のところなくて」
「うん?共有者って誰ね?」
だから何でお前に話さないといけないんだっつの!
あ、待てよ?
もしかしてこのおっさん。仲が悪い兄弟のどちらかか?
いや、大野さんのお父さんよりも10歳以上は下って言ってたしな。。。
まあいっか。
どのみちこのおっさんと話さなければ意思疎通の取れない90のおばあちゃんと話をしないといけないんだし。。。
「共有者は土地の所有者である大野さん。あとそのご兄弟の●●さんと△△さんのお二人です。ご存知ありませんか?」
「あ~あの二人なら知っているよ。連絡も取れる。何?あいつらに何をさせたらいいって?」
え?知り合い?
まじで?
信頼度は3%くらいに上がったか?
ここから先は
4,078字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!