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忘れっぽいな/忘れ者の日記2

    ひそかに、誰にも言わずに立てていた今年の目標があったのだけれど、1回もやらずに1ヶ月と14日が経ってしまった。やはり、目標は誰かに宣言するに限る。そういうわけなので、今日からできるだけ日記をつけて生きたい。昨年末、その年の振り返りを書こうとしたら、まったく、なにも思い出せなかったことが今でも口惜しいのに。ホントウは、車載カメラみたいに見たものぜんぶ記録しておきたいのだ。それだけ記録とかに執着しているのに、記憶力がダチョウ並みにしかなくて、日々の忙しさに追われると、日常に走ったヒビの深みに落ち込んで、身動きが取れなくなってしまう。

    すべて投げ出してしまいたいと思うことが週に10回以上はある。今年に入ってからは増えていく一方だ。先日、大学入試の会場運営のお手伝いに駆り出されたのだけれど、雨が降りしきる中、駅前で案内板を持つという仕事内容で、ホントウにどうにかなりそうだったんだ。わたしが人間ではない叫び声を上げながら、虎になってしまったら、労災は下りるんだろうか、などと考え時間を潰していた。

   1週間後にはゼミの発表が控えてるのに、今日を投げ出して、午後からずっと散歩していた。散歩するときはいつも音楽聴きながらズンドコ歩くのだけれど、今日はそんな気分ではなかった。ずっと考え事をしていたように思うのだけれど、何を考えていたのかすっかり忘れてしまった。そういうところなのだよ。

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