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はじめまして、ヤヨイ化学工業株式会社です。

ヤヨイ化学工業は、富山県高岡市・射水市に製造工場を持ち、インテリア分野において壁紙施工用でんぷん系接着剤、床材施工用接着剤等の製造を行っています。人々の住環境に関連する製品を作ってきた私たちは、2023年に新規事業「YAYOI NŌKŌ PROJECT」の一環として農業を開始しました。このnoteでは、プロジェクトの取組みについて発信していきます。
はじめに、ヤヨイ化学工業がどんな製品を作っている会社なのか、私たちの事業についてご紹介します。

目次:
・ヤヨイ化学工業の事業とは?
・住宅に欠かすことのできない壁紙施工
・暮らしに寄り添う製品
・新規事業に取り組んでいます

ヤヨイ化学工業の事業とは?
ヤヨイ化学工業は昭和7年に創業し、昭和47年に会社を設立、この富山県で90余年を歩んできました。創業時は家内工業のような形で、でんぷん糊を用いた洗濯糊の製造を行うことからはじまりました。そして昭和40年代から50年代にかけて、世の中の住環境の変化とともに、住宅の内装施工に使用する壁紙用接着剤の製造に事業を転換していきます。

私たちの専門は、インテリアの内装施工に関係する製品です。壁紙施工用でんぷん系接着剤、床の施工に使用する合成系接着剤、下地を整えるパテや部材同士の隙間を埋めるコーキング剤を製造し、接着剤を糊付けするための機械なども幅広く取り扱っています。現在、ヤヨイ化学工業は富山県内に2か所の製造工場を持ち、関連企業であり製品の販売を担うヤヨイ化学販売株式会社は、東京を本社に、全国6か所に営業所を展開しています。

壁紙施工用でんぷん系接着剤だけでも、様々な種類があります

住宅に欠かすことのできない壁紙施工
私たちの事業は、住宅の壁紙の普及とともに成長してきました。もともと日本の住宅の多くは、塗り壁で作られていました。古い住宅の内壁が、土壁や漆喰で塗られているのをご存知の方も多いと思います。塗り壁は、「湿式工法」と呼ばれており、内壁に下地や中塗りを重ね、仕上げに漆喰や砂壁を塗る方法です。

しかし、社会の変化に伴い、高度経済成長期には団地と呼ばれる集合住宅をはじめとして住宅の需要が大幅に増えていきました。この需要に対応するために、内装の施工工期を短くする手法が取り入れられ、石膏ボードの表面に壁紙や布をでんぷん系接着剤で貼りつける、「乾式工法」が広がっていきます。

壁紙を貼る仕事を受け持ったのは、襖や障子などの建具・表具を専門とする職人たちでした。職人たちは紙と澱粉糊を取り扱う技術に長けていたため、壁紙を貼る仕事を担うことができたのです。でんぷん系接着剤の需要が増えるなかで、全国の施工事業者に製品を供給するため、私たちの工場では安定した高い品質で、大量に製造する技術を培っていきました。

創業時、昭和47年は西礪波郡福岡町(現在の高岡市福岡町)に本社工場がありました

暮らしに寄り添う製品
私たちの製品は、人々の暮らしを支える一部であることから、安全性に配慮した製品づくりを研究してきました。壁紙施工用でんぷん系接着剤では、ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)が発生しない接着剤を早くから商品化しており、石油系原料から作られる床材施工用接着剤においてもVOCの発生を低く抑える製品を製造しています。
 また、全国の施工事業者の皆様が、使いやすく施工しやすい製品の製造を心がけており、困ったことがあれば、まず私たちにお声がけいただけるような信頼関係とネットワークを構築してきました。壁紙施工用接着剤の分野では、非常に多くのお取引をいただいています。私たちの製品について詳しくお知りになりたい方は、ウェブサイトをご覧ください。

動画で知るヤヨイ化学製品
ヤヨイ化学のイチオシ製品について、動画でご紹介

新規事業に取り組んでいます
駆け足になりましたが、簡単に私たちの事業をご紹介しました。
そして、2023年より新規事業への取り組みを始めています。その分野は、製造業ではなく、農業です。なぜ農業なのか、その理由についてご紹介していきます。

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