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[実践編]あなたの市場価値は"肩書き"で決まる?圧倒的成果を生むバックグラウンド戦略

「40代からでも遅くない。計画的なスキル習得で実現するキャリアの飛躍」

はじめに

こんにちは!ニルスです。

前回の記事「あなたの市場価値は"肩書き"で決まる?圧倒的成果を生むバックグラウンド戦略」では、市場価値を高めるためのバックグラウンドの重要性についてお話ししました。今回は、私自身がどのように計画的にスキルを身につけ、40代でキャリアを大きく変えることができたのか、具体的な実践例をお伝えします。

決断から行動へ

このままでいいのだろうか―。30代後半、塾講師として働いていた私は、そんな不安を抱えていました。生徒たちに「夢を追いかけることの大切さ」を説く一方で、自分自身の将来に確信が持てない。その矛盾に気づいたとき、私は大きな決断をしました。

副業としてeBay販売をはじめました。開始して1ヶ月で本業の2倍以上の収入を出すことができ、この経験は、大きな自信となりました。しかし、ニッチな商品を扱う個人販売には限界があることも感じていました。そこで、より大きなキャリアの可能性を求めて、Web業界への転身を決意したのです。

計画的なスキル習得の軌跡

私が最初に注目したのは、Web制作のスキルでした。この当時のeBayでの出品では商品詳細ページの品質がコンバージョンレート、いわゆる購入率の向上に寄与しており、専門的な知識を持った方が制作した商品詳細ページはその当時の私から見ても、明確に差別化できていました。そのため最初にECにて売上を効率的に上げるためにはWeb制作のスキルを上げることがまず1番はじめにやらなければならないと思いました。HTML/CSSの基礎を独学ではじめ、その後WordPressを使ったサイト構築を学習しました。この過程で、技術の基礎を理解することの重要性を実感しました。またWordPressの学習中にログインや検索機能などを実装するにはフロントエンド(HTML/CSSによるweb制作)だけでは不十分でバックエンドやデータベースに関する知識も必要である、ということも学びました。

次のステップとして、Web制作の現場でスキルを磨くため、派遣社員として大手自動車会社の子会社に入社。ここでWeb制作の実務経験を積みながら、次のステップとしてWebディレクションのスキルを習得していきました。サイトの設計から運用まで、プロジェクト全体を見渡せる視点を養うことができました。その当時、私はすでに40歳になっており、PHPやSQLなどのコードを学習するのは効率的ではないと判断していました。その代わりにWebディレクションを通じて、自分はコードは書けないけれども、そのコードによって実際に何を実現できるのか、そのための工数はどれぐらいかを学習することができ、サイト構築の全体像だけではなく、チームで制作・開発するにあたっての進捗・品質管理も学ぶことができました。
正直Webディレクターになるまではいわゆるディレクションの業務を軽視していたのですが、実際に自分が行うことにより、全ての業務を1人で行うのであればディレクション能力はいらないかも知れないが、それには限界があり、ECという業界で成功を収めるためには独力だけでは難しく、チームプレイ、いわゆるディレクションの重要性を学べたのは今の私にとっても大きな財産となっています。

その後、リユースショップでEC担当として、データ分析のスキルを本格的に磨く機会を得ました。売上向上施策の立案から実行まで、数字に基づいた意思決定の重要性を学びました。ここで初めてチームとしてECの売上を上げる、というミッションを持って業務をすることができました。初めてのチャレンジで期待と緊張を同時に感じましたが、実際に過去実績と比較したときに大きな売上を達成することができ、今まで学んでいたことが間違っていなかったことが確信できました。

その後、Amazon Japanに転職することになります。これまでの私のnote記事でも触れましたが、その当時の私の年収は400万ほどであり、ECでの成功は夢見ていたもののいきなりここまでステップアップできるものとは思っていませんでした。かつリユースショップでの成功は私に自信を導いたものの、EC市場という客観的な人材市場の視点では私自身を見つめることをしていなかったため、Amazon Japanのチャレンジは2~3のステップを飛び越えてチャレンジするイメージを当初持っていました。かつこれは私から直接応募したものではなく、転職エージェントからのコンタクトにより実現したものです。エージェントからニルスさんだったら大丈夫との声をいただいたのと、同時に何社か面接する予定もたったためダメもとで面接をしたのですが、結果として他社の方は不採用でAmazon Japanは採用という、私自身予想していない結果となりました。

Amazon Japanでの経験では、大規模ECサイトの運営ノウハウを習得。最初のリテール部署ではWebプロディーサーとして私の属していた部署全体の顧客流入増加を担当し、その後広告部署に異動し、マーケティングファネル全体を俯瞰する力を養いました。

現在は外資系メーカーのEC部門責任者として、これまで積み上げてきたスキルを存分に活かしています。EC CRMやAIによる業務効率化など、最新のトレンドも積極的に取り入れながら、チーム全体の成果を最大化することに注力しています。

■ 第三章:キャリア戦略の成功要因

私の経験から、キャリアアップの最大の秘訣は「計画的なスキル習得」にあると確信しています。

まずWeb制作の基礎を固め、次にディレクションスキルを身につけ、そしてデータ分析力を磨く。この段階的なスキル習得により、それぞれの分野での実践的な経験を積み重ねることができました。

派遣社員からスタートしても、明確な計画を持ってスキルを積み上げていけば、キャリアゴールは必ず達成できます。重要なのは、「今の立場でどのようなスキルを身につけるべきか」を常に意識し、次のステップを見据えた行動を取ることです。

年齢は決してハンデではありません。今まで培った人生経験をもとに計画的にスキルを習得し、着実に実績を積み重ねていくことで、強みに変えることができるのです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。今後もがんばっていきますのでスキ・コメント・フォローなど頂けますとめためた嬉しいです。フォローは100%返します。今後とも有益な情報発信していきますので応援よろしくお願いします。


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