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ハンチバック/市川沙央


 を読みました。賞を受賞された時に読みた〜い!と思ってたけど、それから暫く忘れていて、いつの間にかKindle Unlimitedに入っていたのでダウンロードしました。
 最初から脱線しますが、読み始めたら、まず主人公が超お金持ちである説明から入ったので相続税の本が読みたくなりました笑
私自身が貧しいので、羨ましいなと思い…
相続の勉強しておかないと将来困るもんね…。さっき、うまく相続破棄できてなくて借金だけ相続した例をTwitterで見て怖〜ってなったのもあって…

 ハンチバックの人の文章は多分私と相性が悪くて、すっごく読みづらい。でも知らない世界のことだからすごく読みづらくても興味があるから読み進められる。
(私にとっては)どうでもいい描写が多い。難しい言葉でバターの描写するとか。どうでもいい描写の中にたまにものすごい一文が挟まってる感じ。オーディブル版があるみたいなので、オーディブルのほうが多分ノリがわかるかもしれない。テレビで紹介してたとき、1ページくらい読み上げられたのを聞いてすごくいい、全部読んでみたいなと思ったので。
 
 短いので、本当にすぐ読み終わった。すごい話だった。批判できない。
 作者の方がテレビに出ているのを見たのだけど、この方がこの文体を意識して主人公のキャラクターとして書いているのか、文体は本人のものなのかがすごく気になる。意識して文体ごとキャラクターを作っているなら、本当にすごい。でも、作者が他の本にあてた書評を見たら、本人の文体の可能性の方が高そう。障害があるってこういうことなんだな、ってとても悲しい気持ちになる。私も手帳を持っているので、自分も覚えがある心の動きもあり、読んでてのたうちまわりたくなった。健康なひとが妬ましいとかね。読んでいて嫌悪感を催すようなことも主人公は夢想するんだけど、それを気持ち悪いと感じることはとても私の自分勝手だなと思って、私って何か言える立場にないなと思う。

 市川沙央さんて名前、とてもかっこいい。


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