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2024年(鬼宿の年)を振り返る

昨年末に知人から聞いた話が、これほどまでに的中するとは、新年が始まるまで、とても信じられなかった。

◆  鬼宿の年

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2024年は「鬼宿(きしゅく)の年」。鬼は「人ならぬもの」を表していることもあり、想定外の力が働き、現実離れした思考が大きく世の中を動かす年になります。

干支は「甲辰(きのえたつ)」。「甲」は<木の陽の気>で、植物が殻を破って芽を出した様子を表す文字とされています。さらに、十干の巡りの最初の気で2024年は一転、新たなスタートの年になります。

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確かに、想定外の力が大きく働いた。あえて三つに絞ってみる。

① 相次ぐ天変地異

特に能登地区は大変な一年が元日と共に始まってしまった。頑張れ!

線状降水帯などという言葉は昔聞いたことがなかった。今や、日本中どこでも起こり得る。

「明日は我が身」なので、常に非常時を考えなければならず、平時とは言えなくなったのが悲しい。

② 恐るべき温暖化

春と秋がなくなってしまう予感がする。春は3月末から5月半ばまでで、それから酷暑の夏が10月初めまで続く。

秋の雰囲気は11月であっという間に終わり、月が変わると慌しく冬支度をせねばならず、かといって春が早く来ることもない。

この期に及んで、ようやく温暖化を否定するものはいなくなった。

③ 紛争は第二段階へ

10月には、北朝鮮兵がウクライナ侵攻の最前線に送り込まれ、11月にようやくイスラエルとレバノンが一時停戦したのも束の間で、12月になって韓国の非常戒厳騒動に、アサド政権の崩壊が続き激動の年が暮れようとしているが、トランプ再登場までさらに激化の恐れが残っている。

◆  選挙の年

①  アメリカ 

数センチの奇跡となった銃撃未遂事件は結果的に、トランプ圧勝の引き金になったようである。

毀誉褒貶(きよほうへん)が激しい人物であるにも関わらず、圧勝したのは「何かやってくれるに違いない」との期待が米国民にあるからだ。

経営の専門家が、全世界を経済の渦に巻き込み、一人一人を株主化しようとしていると危惧しているのは考えすぎだろうか?

②  日本 

SNSに影響されたのか、若者の投票行動に変化が見られた。その象徴が都知事選挙での石丸氏の2位であり、兵庫県知事選の大逆転劇である。予測が難しくなっていているのは、フェイクニュースの拡散と無縁ではない。

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