忌部を阿波(徳島)から見るのと大和(奈良)から見るのと比べてみる ❪その2❫
先日第1段を投稿した後、色んな事教えて貰ったり、気が付いたことが色々ありました。自分なりの今の結論は、
・外(大和)から見た阿波忌部は、ある脇役。
・内(阿波)から見れば主人公。
両方とも間違ったことを言っていないんだと感じてます。
誰を主人公にしているかだけのことですね。
内から見た忌部=詳しく見た忌部について見ていると、阿波では超有名職人集団、
結局、中世になって阿波忌部は、中央忌部の力で全国版になったような気がします。
それまでは、阿波では、農業、養蚕、建築、などの分野で素晴らしい技術を残した、一流の職人集団だったようです。
私は、なぜ阿波にそういう集団が生まれたのかを、知りたいと思い、行き着いたのが「オオゲツヒメ」、阿波の国神でした。
ここで、実際に確実に存在した阿波忌部から何をかを擬人化した神様オオゲツヒメへとお話しは移ります。オオゲツヒメって古事記にも出てくる非常にメジャーな神様です。女神様です。
日本書紀では、保食神(ウケモチノカミ)他と名前を変えます、またツクヨミに殺されてしまいます。イザナギ、イザナミから生み出された農業神、五穀を生み出したとされる神様。食べ物の基本ですね。日本書紀でも古事記と同じ感じですね。
古事記では、スサノオに殺されてしまいます。それは、台風や地震など天災で田畑がつぶれる様子。または、人間により刈り取られる様子。そこからまた、再生されて五穀が出きる。まさに、毎年の農業の様子です。これって人間の基本、初心、です。
その様子が、阿波の国神であるオオゲツヒメに擬人化されているのです。
なぜ阿波の国神がこんなに大事なオオゲツヒメなんですか?