見出し画像

旦那さんとの出会い

去年の今頃、結婚指輪が手元に届き、役所に婚姻届を提出した。

正直、結婚する気あるのか?と内心思っていた。
なぜなら同棲を5年以上しているが、そんな素振りがなかったから。

実はバツイチの旦那さん。
この事実を知ったのは、旦那さんと付き合い始めてから半年ほど経ってからである。
一度、離婚してるから失敗したくないのか、かなり慎重になってたのか、
奥手だったのか・・・。


旦那さんとの出会いは職場。
当時、深夜の短時間勤務をしていた自分の職場に旦那さんが異動してきた。理由は深夜から早朝まで勤務できる方が1人退職するから。
旦那さん曰く、4度目の異動だそう。
人員が少ない所へ、あちこち異動させられていたらしい。

一緒に仕事する回数も増えて、旦那さんと色んな話しをして楽しく勤務していた。
この頃からだろうか。
自分の中で「付き合うなら、この人」だと思うようになっていた。


忘れもしない2016年9月29日の夜。
この日は非番。

自宅でパウンドケーキを作っていた。
上手く作れたから家族に振舞おうと思ったが、ふと旦那さんの顔が思い浮かび、勤務後に自宅付近の公民館へ来ていただけないかLINEで連絡。
旦那さんの勤務が終わってから数分後、返信があり来て頂けることに。
パウンドケーキを軽く包み、呼び出しておいて待たせてはいけないから、
外で旦那さんを待つ。

車通りが少ない道。
遠くから車のライトが見える度、「来たかな?来たかな?」とワクワクしてたのを覚えている。
冷たい風に吹かれ、空を見上げる。
近くに街灯があり、一等星くらいしか見えない。

公民館の駐車場に1台の車が入ってきた。
エンジンを切り、旦那さんが下車する。
目的のパウンドケーキを渡して「また職場で」と挨拶して別れるつもりだったのだが、この日は話題が尽きず1時間以上、外で話してたように思う。
お互いに寒さに耐えきれなくなり、旦那さんへ言われて車中へ。
そこでも1時間以上、趣味の話だったり、職場の話だったり。

話題が尽きた頃、唐突に自分の手を握った旦那さん。
何か伝えようとしてるようだが、言葉にならない様子。
じっと待つ自分。
出てきた言葉に自分、3秒後に笑ってしまう。

「俺と結婚してくださいっ!!」

え?付き合うんじゃないの?
飛躍しすぎじゃない?
旦那さん、勇気を振り絞ったのか顔が真っ赤。
自分、ひとしきり笑った後。

「結婚は早いのでお付き合いから始めましょう」

こうして旦那さんの一世一代(?)の告白は成功。
お互い職場には隠しておこうと決めたが、社員さんにはバレバレだったようで、後日、旦那さんに質問攻めされたらしい。

顔に出やすいから仕方ない。


長文になってしまったので1周年目の結婚記念日の話はまた後日・・・。


いいなと思ったら応援しよう!