長野県の美味しいクラフトビール5選
長野県は美しい自然に囲まれた地域であり、その清らかな水や豊かな自然が育む素材を活かしたクラフトビールが数多く生産されています。
長野県のクラフトビールの中でも特におすすめの5つをご紹介いたします。
長野県におけるクラフトビールは、観光地やホテルがブルワリーに関与しているのが特徴です。観光地やホテルと結びつくことで、ホップに加えて地元のりんごやお米が原料として利用でき、オリジナリティのあるクラフトビールを楽しめるのです。
そんな長野県には2021年時点で、ブルワリーが19カ所あります。全国で見ても5位と、多くのブルワリーが存在する長野県は、2018年だけ見ても新しく4カ所のブルワリーが誕生。クラフトビールの賑わいを見せている地域です。
長野県松本市では2019年10月に、世界五大ビール審査会の一つである「International Beer Cup 2019」が開催されました。
開催理由は長野県においてビールのイベントが数多く開かれていることや、クラフトビールに関係のある企業が多くあったことにあるようです。
長野県でクラフトビールが盛んになった理由は、2点挙げられます。
1.長野はビール造りに適した環境
数多くの山に囲まれた長野県は自然だけでなく水にも恵まれており、雪解け水や伏流水といった豊富な水資源があることがビール造りに適しています。
2.長野県はホップの栽培にもぴったり
長野県の冷涼な気候は、ビール醸造に欠かせないホップの栽培に適しています。大正時代に「信州早生」という国産ホップの種が誕生し、その後も長野県で栽培が続けられ、昭和初期までは国内のホップ生産の大部分が長野県で行われていました。国産ホップは一時期輸入ホップに押されて衰退しましたが、最近ではクラフトビールの人気によって再び長野県内でホップの生産が始まっています。
中野市の「長野麦酒」
長野県の中野市にある長野麦酒は、地元の新鮮な水を使用したクラフトビールで知られています。特に人気なのが、洗練された味わいとホップの香りが楽しめる「ポーター」や、さわやかな苦みとフルーティーな香りが特徴の「IPA」です。
松本市の「サンダーブルー醸造所」
松本市に拠点を置くサンダーブルー醸造所は、地元産の材料にこだわり、独自の製法でビールを醸造しています。その中でもおすすめは、熟成感のある「バレルエイジドビール」や、鮮やかな色合いとフルーティーな香りが楽しめる「フルーツビール」です。
飯田市の「北アルプスビール」
飯田市に拠点を構える北アルプスビールは、長野県の自然を感じさせるパッケージデザインと、地元産の食材を使用したビールが人気です。特にリピーターが多いのが、スッキリした口当たりとほのかな香りが楽しめる「ピルスナー」や、深いコクと香りが楽しめる「スタウト」です。
上田市の「浮羽ビール」
上田市にある浮羽ビールは、清流信濃川の伏流水を使用したクラフトビールで人気を集めています。地元の食材との相性がよく、特におすすめは、さっぱりとした味わいが魅力の「白ビール」や、芳醇な香りとまろやかな口当たりが楽しめる「エール」です。
諏訪市の「諏訪麦酒」
長野県諏訪市に拠点を構える諏訪麦酒は、地元の水と麦を使用してクラフトビールを醸造しています。諏訪湖周辺の風景をイメージしたパッケージと、洗練された味わいが特徴です。特におすすめは、さわやかなフルーティーさとホップの苦みがバランス良く調和した「ペールエール」や、香ばしい香りとコクが楽しめる「アンバーエール」です。
これらの長野県のクラフトビールは、それぞれの醸造所のこだわりが詰まった味わい深いビールばかりです。
ぜひ、長野県ならではの美味しいクラフトビールを楽しんでみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?