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【マンガ感想】『人類を滅亡させてはいけません』これは令和のかぐや姫か?。人類が涙腺を崩壊させられてしまう。


【はじめに】

 記事に目を留めて頂きありがとうございます。今回は『ヤングアニマルweb』に掲載されている『人類を滅亡させてはいけない』(完結済)全31話を完読した感想になります。

マンガやアニメに感想を書くに当たっての私の考え方などをこちらにまとめていますので一読頂けると嬉しいです。

【こんなおはなし】

 文章書くのが下手くそなので、あらすじヤングアニマルWebから引用しております。

「われのもくてきはちきゅーじんをまっさつすることだ!」

公園で出会った謎の幼女は、感情が爆発すると周囲の物を破壊する超能力を持っていた。

「まっさつ」もあながち間違いじゃなくこのままじゃ人類は滅亡!?

地球の未来を守るため!? 初体験の育児に悪戦苦闘!

独身男性×宇宙人幼女のドタバタ新米家族コメディ!

 なお、漫画掲載サイト(ヤングアニマルWeb)で前半の第7話まで無料、その他も待つと全話無料となっています。


【感想】

◆リアリティのある親子愛の物語

タイトルは地球侵略の話っぽいニュアンスですがフタを開けてみればそんな事はなく

 王女として5歳(くらい)まで育ったうさ耳の幼女と、地球人の独身男が仮の親子として日常を過ごしていく中で、強い絆を築いていく親子愛を主題にしたハートフルコメディです。

 地球侵略のため宇宙からやってきた『うさ耳幼女のリリン』は世間知らずわがまま幼女(この辺はもはやお約束)

主人公のオサムは、宇宙に帰るあてを失ったリリンを、地球侵略を考えない良い子に育ててみようといった軽い気持ちで物語は始まります。

そんな最初の設定はどうあれ、物語は『これ買って欲しい』『好き嫌い』『ごめんなさいをする』など、子育てをしていく中で当たり前に起きる事をふたりで乗り越えていく様な展開で進んでいきます。

 このあたりがほんと懐かしいというか、うちの子もこんな時代あったよなぁみたいな既視感と共に心に染み込んできます。

『これ買って欲しい』のくだりでは本当に可愛くて思わず微笑んでしまいました。

第2話より引用

◆親の思いと子どもの思い

 育児経験のないオサムですが、不格好ながらもお弁当作りも頑張り、りりんが遊園地の情報を友達から聞けば、デパートの屋上遊園地へ連れて行ったりもします。

 面倒な事は避けたいとか、出来るだけ楽に済ませたいとか考えてしまう時はあっても、出来ることを頑張っている。

 その思いとは裏腹に、幼稚園では『キャラ弁』を持ってくる友人に引け目を感じたり、テーマパークに行った友人の写真を見て、自分が行った遊園地が偽物と考えたりする。

 子どもだって空気を読んで我慢する事もあれば、見栄をはる時だってあるから、思いが爆発する時があったって仕方ない。

 家庭毎に時間的な制限はあるし、経済面も親の事情も色々ある反面、幼稚園児とはいえ、子供社会での格差ってのは結構非情なんだよなぁ。。。どっちもわかる。

 そんなリアルな出来事を通じて、お互いの気持ちを理解しながら本当の親子の様に絆を深めていく姿に、毎回の様に涙が滲み出てきました。

無料で見れる第7話はふたりの親子関係が深くなる回かなと思っていて、特に心を揺さぶられました。

第7話より引用

◆子どもはちゃんと見てる

 作中の大好きなシーンなんですけど、子どもって結構親を見てるんだよなぁってシーンがありまして

 ほんと、そんな親子の小さなあるあるを上手に可愛く描いてくれるんですよね。

 しっかり笑いを挟んでくれる。
 そんなところもこの作品の見所です。

第11話より引用

◆毎回の小さな楽しみ

 りりんの言動や行動が可愛く、我が子の成長を見るように楽しめるのがこの作品の良いところのひとつなんですが

 作品の面白さに一役かっているのが、リリンがオサムに着せられている家着(最初だけ外出時に着せられ、以降は家着として登場します。)

 マンガやアニメによくある文字が書かれたTシャツなんですが、序盤はその都度文字が違いますw。これがまた可愛い。

 そんな細かな部分へのこだわりって結構すきです。

第2話より引用

◆作品との相性って大事だなっては思った。

 実はこの作品、私が大好きなラブコメ『描くなるうえは』を連載している、高畑弓(原作)蒲夕二(作画)の両先生の作品でして

 ストーリーの優しさや程よいストレス、作画の綺麗さが本当に私好みなんです。

 そんな部分が評価にバフをかけてしまうのは人間として当たり前と言えば当たり前w。

 そのあたり、かなりうざくキモイ感想になっていますので、今更ながらご容赦願いますw

ちなみに少し前に感想を書いています。


【さいごに】

  現在、うちの子ども達はどちらも高校生、上のお姉ちゃんはこの春から大学生です。

 私も育児はしていたものの妻ほど一所懸命では無かったので、妻には申し訳ない気持ちがありつつ、こんな時期もあったなぁとか思いながらこの作品を読んでいました。(こんな感想を書くのに罪悪感を感じてしまうわけです。)

 全31話と短いながら、とても良い作品なので興味があれば無料分だけでも読んでいただけると嬉しいです。


 

 

 

 

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