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『遊星からの物体X』('82)

監督:ジョン・カーペンター
脚本:ビル・ランカスター


BS-TBS視聴

GW期間BSでは様々な懐かしの映画を放送している。ジャッキー・チェン特集もやっているし、そして懐かしいジョン・カーペンター監督作の『遊星からの物体X』も放送していた。
ジョン・カーペンター作品は、私はもう散々観てきました。DVDもほぼ全作品持ってますし、一時期凄くハマりました。
今回は、嬉しい吹替版で、映像もデジタルリマスター版のような感じで画像も綺麗でした。私が持ってる「思い出の復刻版」のDVDよりも画質も音質も格段に良かったです。

『THE THING』オープンニングタイトルが、いつ見てもワクワク心をくすぐります。

本作の『遊星からの物体X』は、ジョン・カーペンター監督の代表作の一つではありますが、実はリメイクでJC監督がリスペクトしていたハワード・ホークス製作で、ジョン・W・キャンベル小説「影が行く」をモチーフにした『遊星よりの物体X』(‘1951)原題「The Thing from Another World」のリメイクではありますが、オリジナル版のモノクロから本作はカラーで、むしろこちらのリメイク作の方がより原作に近い形でクリーチャーの描写が強烈なビジュアルで表現されています。CG頼みの今日とは違い、クリーチャーは美術スタッフが作ったパペットは芸術作品のようでしたが、前日譚の「ファースト・コンタクト」(2011)は面白い映画でしたがCGではなかなか味が出せなかったように思う。本作の『物体X』はその強烈過ぎる異形なクリーチャーが見所で忘れられないが、冒頭の場面。犬が走るシーンでノルウェー隊がヘリコプターで追跡しライフルで犬を射撃するシーンや、巨大な宇宙船を人が並列し、とり囲む場面も印象的。キャストではカート・ラッセル。肝心な場面で火炎放射しなくて苦戦してましたが、『ニューヨーク1997』に続き出演、ラストの疑心暗鬼のシーンを好演したキース・デイヴィッドも後の『ゼイリブ』('88)に出演した。
久々に観てなかなか楽しめ懐かしかった。
シリーズで過去作からリブート映画もあって、人気の高いSFホラー映画の金字塔であることは間違いないでしょう。


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