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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
監督/脚本 : ロバート・ゼメキス
脚本 : ボブ・ゲイル
摩天楼が選ぶ名作映画、今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』もう名作過ぎて手に負えません。
先日、地上波で吹替の新録版が放送されていました。1〜3までノーカットで時代を越えても、こうして放送されるのはこの映画が名作である事に他ならないのでしょう。
この映画には、かなり思い入れがあります。何回も観ましたね、100回以上は見たと思います、毎日見てましたので…。
なので、好きな映画一本だけ選べと言われましたら僕は迷わずコレを選びます。
私が最初にこの映画を観たのは、小学校4年生くらいの頃だったと思います。
兄がビデオを借りて来て、それを観たのですが、当時この手のSF映画は小学生には理解しづらいと言うので、丁寧にうちの兄が説明してくれながら見た記憶があります。
ところが、映画が始まると説明なんて要らないほど観賞者に優しく、とても分かり易い映画でした。なぜかと言えば、本作はドク(クリストファー・ロイド)が解説者の役割を果たしていたので、要所要所で説明してくれる映画に仕上がっていました。最初から最後まで無駄な描写がなくて、ほぼ全ての会話や出来事に意味があって、それを一つ一つ解決されていく感じの映画でした。
あらすじ
高校生で主人公のマーティは、友人でもある科学者ドクが発明したタイムマシン(デロリアン)での実験中、トラブルにより過去にタイムスリップしてしまう。そこでマーティは高校時代の両親と出会うが、2人の馴れ初めを邪魔してしまう。マーティは元の未来へ戻るため、過去のドクに助けを求めるが、両親が結ばれなければマーティは消えてしまうと宣告されてしまう…。ドクはマーティを未来へ帰すために奮闘し、マーティは両親の関係を修復しなければならず…。マーティとドクはこの作業をそれぞれ同時進行していく…。
とまあ、かなり複雑なストーリーなんですが、それを感じさせないのが本作の魅力。伏線の回収が見事にされていく様子、最後はスッキリに解決させてしまうのが素晴らしい。
これだけ詰め込み過ぎると面白くなくなってしまうのですが、それを払拭して名作になったように思います。エンタメ映画の金字塔のような作品という位置づけか…、SF映画というよりはむしろファミリードラマの活劇、エンタメ作に感じます。一度この映画の脚本を自分なりに模写した事がありますが、ファミリーの話しだなと気付きました。
そして、この映画はPart2、3は当時リアルタイムで観たのですが、このPart1だけは劇場観賞していませんでしたが、10年ほど前にリバイバル上映の『午前十時の映画祭』で観賞する事が出来ました。
エンディングが終わるまで誰も席を立たずに、館内の明かりが点くと「今観ても面白いね」という声が聞こえてきたのが印象に残ってます。
サントラCDも全て揃え、ビデオも販売されたものを買いました。2は廉価版を買い、3は当時発売された本ビデオの中古品がレンタルビデオ店でお安く売っていたので買いましたね。当時映画ビデオの商品は高くて、一万3〜4000円くらいしたと思います、今の値段だと2万円以上くらいかもしれませんので、映画の本ビデオ商品を買う人はまずいなかった。
↓は
1〜3の想い出の復刻版と言うシリーズのDVDです。
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2枚組で、通常版のマーティは山寺宏一さんで、ドクは青野武さん吹き替えです。今回の新録の吹き替えでは山寺さんがドクを演じていました。
テレビ版のDVDは4:3の画面で、吹替用字幕でモノラル音声ですが、登場人物のマーティ(マイケル・J・フォックス)などの当時の洋画劇場のような質感とテロップまで再現しているというものです。
この映画は知り尽くしており、頭の中で映画が再生できるほどですが、うんちくは語りたくありません、、、ただ言える事は「名作は、いつまでも名作であり続ける」という事ですかね…。
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