BOOKOFFから買った映画のDVD
私は時々にブックオフに行きます。
本や漫画を物色するのはもちろんなのですが、好きな棚があります。それは500円↓売ってる映画のDVDコーナーです。
映画なんてNetflixとかで観ればいいじゃないか、なんですが…私はこの棚のコーナーが大好きです。ブックオフに来ると真っ先このコーナーへ直行するくらいです。このコーナーの醍醐味は思わぬ掘り出し物というか、安価で手に入るDVDがとても気に入ってます。
ネットやレンタルするのとはまた違った魅力があるというか、昭和生まれの感覚で…何かこう、店に行って掘り出しを見つけ出す感覚やそれを買って作品を所有するみたいな感覚がいいんですよ。ネットとかで観たりとかだと何か味気ない。その方が手軽でいいんですが、映画に対する愛着も違ってきます。この先どんなに便利な世の中になっても、店に行って探して見つける、というあの感覚はポチるだけのネットの世界では味わえない独特のアドベンチャーがそこにはあります。
ここ数ヶ月で何本か買ったのでご紹介します。
1.『WANTED-ウォンテッド』
監督:ティムール・ヘクマンヘトフ
脚本:マイケルブラント&デレク·ハース/クリスモーガン
フラタニティという暗殺集団の組織に冴えない青年サラリーマンウェスリーが、暗殺者として育成され、内部分裂の陰謀に巻き込まれていくサスペンスアクション映画。好きな作品です。この映画に登場するアンジェリーナ・ジョリーが好きで、ドラッグストアーで暗殺者同士の撃ち合いのシーンなんか最高です。そしてこの映画で最もいいと思ったのが、銃弾を曲げる描写。あのシーンがとてもクールでカッコいい場面、あれがあったからこの映画が好きになった。アクション映像にも拘ったビジュアル感覚も見所です。
2.『ミスティック・リバー』
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
キャストがとにかく凄い豪華なメンバーが集結してます。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーンなどの個性派揃いで演技合戦が繰り広げられます。クリント・イーストウッド作品らしい心の闇の部分も描写され、悲劇と疑惑、友人の過去と復讐に燃える主人公の父親。その父役のショーン・ペンがちょい悪オヤジを好演し、鬼気迫る演技がいいです。娘が殺害されて親戚の親っさんから冷静になるよう諭される場面があるんですが、それに反発するところなんかスッゴイいい。
3.『トゥモロー・ワールド』
監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
脚本:ティモシー・J・セクストン
子供が誕生しない近未来を描いた作品。
作品は全体的に暗く、ドキュメンタリータッチな作風でありながら、絶望的な未来世界観が伝わってくる巧みな演出力。戦火の市街地を世界でだった一人の妊娠した女性を守り抜く主人公たちの姿をワンカットで見せるシーンは圧巻。自らの使命を果たそうとするハイライトは見事だなと頷くような結末は実に鮮やか、まさに英雄そのもの。
4『パニック・ルーム』
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:デヴィッド・コーフ
デヴィッド・フィンチャーとジョディ・フォスターの懐かしの映画。
パニック・ルームって、災害時や有事の際の避難所として利用されるのだが、日本だと趣味以外に作る人はいないと思う。そんな現代の防空壕が家に設置されたら、をテーマに見せるのだが、パニックルームが犯罪者から狙われるというのが実に現代的。しかし主人公ジョディ・フォスター親子たちは、その避難所ルームではガスを充満させられ火を付けられるわ、娘の持病が悪化してしまうで散々な目に遭ってしまう。さらに元夫に助けを呼ぶもほとんど役に立たたず、結局デヴィッド・フォスターが一人奮闘しなければならない映画。
5.『フォーン・ブース』
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ラリー・コーエン
スマホではなく、携帯電話が普及し電話ボックスの利用が末期を迎える時代を描いた映画。この誰も使わなくなる公衆電話の最期にひと騒動起こしてやろうという言わば、公衆電話のレクイエムなのであろう。面白いテーマである。主人公は野心家の若手実業家で、
かなり生意気な男。しかしそんな主人公が公衆電話を利用し、電話に出てしまった事から犯罪に巻き込まれてしまう、シチュエーション・スリラー。計算された犯人の計画と脚本は見事。電話一本のやりとで81分に込められた製作者の熱意と想いが感じられる。この電話一本の映画と言えばその後『リミット』や『オン・ザ・ハイウェイ、その夜86分』などの作品が印象的でしたが、本作はその先駆けのような気がする。
6.『KING KONG-キングコング』
監督・脚本:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン·ウォルシュ/フィリッパ·ボウエン
ピーター・ジャクソン版。『ロード・オブ・ザ・リング』の監督が何度もリメイクされた大猿映画に挑戦。どうしてもCG多様しなければ作るのは難しいのがこの大猿映画。恐竜パークの力も借りてラストもオリジナルをトレースした形になってしまうも、序盤のストーリーがとても良い。映画監督役のジャック・ブラックがヒロイン役のナオミ・ワッツをストリップ劇場でガラス越しに映るヒロインを見てスカウトするシーンは実にドラマチック。崖っぷち者同士が手を組んで大仕事に挑もうと共に危険な島に旅立つあの序盤のシーンはとてもお気に入りです。
そして押井守作品の『イノセンス』『立喰師列伝』
この2本なんですが実は未見なんです⤵️⤵️
鑑賞したらいつかレビューしたいと思います。
以上、ブックオフから買ってきた映画のDVDでした。
しかしながら、いつも買ったのはいいが観ないのが通例です。(2本以外過去に見たので)↑以上のDVDもまだ見ておりません。困ったもんだ。結局のところコレクション感覚なんです。