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センチミリメンタルさんの「結言」に出会えてよかった


センチミリメンタルさんの「結言」

こちらは「映画 ギヴン 海へ 」の主題歌の曲なのですが、初めて聴いた時、私はずっと泣いていました。

大切な幼馴染親友との思い出を思い出して。

元々「ギヴン 」という作品が好きだった彼女は
映画化された事にとても喜んでいました。
1作目が観れなかった為、2作目は絶対に観に行くと言っていましたが、観に行く事ができず
彼女は亡くなりました。

彼女が観に行きたかった「ギヴン 海へ」を
私が観に行き、ストーリーも好きだったけれど
主題歌、劇中歌で彼女を思い出し泣きじゃくっていました。

自分が一番辛くてきついはずなのに、
私の事をいつも気にかけてくれて、話を聞いてくれた彼女。
私がどれだけ救われただろう。

「私にとって、親友でもあり幼馴染でもあるけど、もう手の掛かる妹で家族だよ」と笑いながら言ってた彼女の存在が私には支えでもあり、大きかったから、彼女がいなくなった時の私は周りから見ても心配されるくらい全部どうでも良くなっていました。

そんな私を見透かしてか、彼女の母親から
「自分がいなくなったら渡して欲しいと頼まれてたのよ」
と渡されたノート。

そのノートには彼女の一日の出来事だったり、
色々なイラストが沢山書かれてあったり、
「題名 喜怒哀楽」と書いてあるのには笑ってしまいました。彼女らしいなと。
ノートには、本当沢山のイラストに日記だったり
沢山の事が書かれてあるなと思った瞬間、
「ここから写真!!」と書かれていて、
突然私との写真が沢山貼ってあり、その下には
題名が沢山書かれていました。

幼稚園の一枚→「負けず嫌い号泣姉妹」
小学校の一枚→「もちもち姉妹(太り過ぎ)」
中学校の一枚→「部活熱血姉妹(負けず嫌い)」
高校の一枚→「大人になったね姉妹」

ネーミングセンスと思いながら笑っていました。
他にも沢山の写真と題名が書いてあり、
見開き最後のページには、一緒に食べたカレーの写真と成人式の写真が出てきて、そこは題名ではなくて彼女からの手紙付きでした。

「病気になってもいつもと変わらずに接してくれて嬉しかった。泣いていた時、辛い時、何も言わずに背中をさすってくれたり抱きしめてくれてありがとう。その優しさに救われてた。
私がいなくなっても、ちゃんと食べて、沢山寝て、いつもの笑顔で一日を大切に過ごしてね。」

手紙を書くのが苦手だった彼女から私への
最後の手紙。見開き最後のページをめくった時
彼女から本当に最後の一言が書かれていました。

「私と出会ってくれてありがとう。」


「結言」の歌詞を書いた温詞さんは、
この曲について色んな思いで書いている事が
YouTubeのコメントで書かれていました。
その中で、私はこの言葉にまた涙がでました。

あなたが守りたいと思う愛にこの歌を重ねてもらえたのであれば、それが正解です。
その想いが伝わってくれたら嬉しいです。
どうか、この歌に出会ってくれたあなたにずっと覚えていてもらえますように。
そして、すべての愛がこの歌の中で結ばれ続けますように。

また、こうも書いてありました。

この歌は "誰かと誰かのための曲"というものではなく、愛に触れた"すべての人のための歌"です。

彼女が観たかったという「ギヴン 」の映画。
彼女が教えてくれなかったら、「結言」に出会う事がなかったと思います。
「結言」の歌詞が、彼女が私に伝えたかった事で
彼女なりの私への愛をこの「結言」と共に残してくれたのかなと思っています。

私は彼女の事をずっと忘れないし、
この曲を聴くたびに彼女を思い出しては、
また泣くのだろうけど、その姿をどこかで彼女が見て、馬鹿だなといつもの笑顔で笑ってくれたら私は幸せです。

センチミリメンタルさんの「結言」に出会えて
本当に良かったです。ありがとうございました。


また、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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