国試予備校4社つまみ食い(勉強の記録と講義の感想)
メック、TECOM、medu4、Q-Assist を食い散らかして119回国試を受けた感想です。
時系列
オリエンテーションをつけるため、教材の遍歴を供覧します。
1年
medu4 あたらしい救中麻公
3年
medu4 究極マップ
4年(CBT前)
QB QB-CBT
QA Q-Assist CBT メジャー(清澤)
medu4 あたらしい基礎医学
QB QB国試
4年ポリクリ~5年
medu4 究極マップ
メック 内科臓器別(渡)
メック 産婦人科(榎本)
medu4 究極マップ
6年
メック サマライズ(孝志郎)
TECOM シナクス
medu4 あたらしい内科外科 腎、血液
medu4 あたらしい小児科
QB 内科専門医
直前期
medu4 テストゼミ(②、③、④)
medu4 回数別(117・116・115)
medu4 回数別口頭試問
メック 回数別(118)
メック 国試無双(渡・榎本)
メック ラストメッセージ(孝志郎)
メック 千本ノック
メック コクタマ
Q-Assist 直前Assist(盛永)
以上ご覧のとおり、主要4社をつまみ食いしています。なおAnkiやgoodnote等々は導入していません。
科目別概況
内科外科:4社つまみ食い
産婦人科:メック
小児科 :medu4。ほぼ捨て
マイナー:学校の授業+QB。講義動画はみてない
公衆衛生:medu4+QB。
必修対策:QBのみ
得意分野:感染症、精神科、公衆衛生
苦手分野:内科、産婦人科、小児科、皮膚科
とっ散らかった勉強の記録
だいぶADHD&ASD傾向が強いので、同じ講座ばかりやっていると飽きるし、理解できないと嫌になって投げ出します。そのため、その時々で必要そうなものをつまみ食いする作戦に出ました。
中学受験では、算数、社会科でぶっちぎり、理科は差がつかない程度に仕上げ、国語は捨てました。
大学受験では、予備校バラ買い&お茶を濁す作戦でごまかしました(英:塾A、数:学校のみ、物:塾B、化:独学、国:諦め、社:ノー勉)。
国試でもメリハリをつけた勉強は通用するだろうと予想し、「社会科は趣味で終わり」で行けるだろうと踏んでいました。そこで、やる気の出ないところだけを講義動画でインプットする作戦を試みました。
CBT対策
CBTの2週間前くらいだったでしょうか、すでにCBTを受け終わった他大学の聖人君子と話す機会があり、基礎医学はQAは過剰、medu4の穴埋めだけやればいいことがあるよと啓示を受けました。
メジャー科はQB CBTを2周してもなおわからないところだけ清澤をピンポイントで見ました。意外に今でも頭に残っています。
金に糸目はつけていませんが、情弱だったので、QAに3万円を吸われてしまいました。QAが嫌いになりました。
公衆衛生
medu4とQBだけ
1年生の春休みに(ダイヤモンドプリンセスで騒ぎになっていたあのころです)、趣味の勉強がてら、medu4の公衆衛生を取りました。おまけでついてきたので、救急、中毒、麻酔も一応消化しました。このときは真面目に穴埋めして問題も解いております。
このあと、公衆衛生はCBTの直前にQBを1周して、その後特別な対策はしていません。CBTの勉強で頭がおかしくなったので、現実逃避に1日100問公衆衛生を解いていました。
公衆衛生は読めば解ける常識問題か、誰も解けない問題しか出ませんから、
「自分が解けない公衆衛生の問題は悪問奇問の類だ」と放り捨てる覚悟にしました。それでも直前に受けた冬メックでは偏差値65出ていましたので、充分に賭けに勝ったと思います。
(どれくらい趣味かといいますと、労働安全衛生法まわりの小さな国家資格を持っています。)
マイナー&感染症内科
学校の授業+QBだけ
(マイナーだけなぜか頭にすっと入ってきた。)
私の学校では3年生の後半から登校が再開になりました。
2年の基礎医学+解剖、3年前期の循環器・呼吸器・消化器までがオンライン授業でしたので、まったく記憶がありません。
3年後期から、内分泌代謝、腎臓、膠原病、神経、産婦人科、小児科、マイナー科の臓器別授業がありました。このあたりから部室にこもって唯一の友人と勉強会をしていました。
(蛇足ですが、小泉純一郎の「YKKは友情と打算の二重構造」になぞらえて、「打算の関係」と呼んでいます。加藤紘一だか山崎拓だか知りませんが、彼のおかげで3回くらい留年の危機から救われました。)
CBTが終わって=QB Y 公衆衛生を撃破してから、一時期「趣味QB」の時期があり、U P科 → H 感染症 → X 放科 → W ウロ → V 皮膚 →T 整形 → S 耳鼻 → R 眼科 → N 医学総論 → M 麻酔 → L 救急 → K 中毒 とQBを後ろから進めました。1周目問題なるものを認知していなかったので、QB収載問題をとりあえず1周全部やっつけました。
その後は、究極マップ、各社後期講座でさらい、脳内がゴチャゴチャしてきたらピンポイントで確認する程度としました。
内科・産婦人科
内科:渡→QB→孝志郎→シナクス→hzm→hzmテストゼミ
産婦:榎本
マイナーをやっつけたあと、重い腰を上げて、内科・産婦人科のQBに取り組んだのですが、(マイナーは初見70%以上あったのに、)メジャーは50%、産婦人科に至っては30%で絶望しました。
疾患概念を理解できていないことに今更気づいたのです。
そこで、どれを受けるかいろいろ見てみた結果、メックが良さそうだと感じ、まずDr. 渡を受講、続いてDr. 榎本を受講しました。
私は紙じゃないと勉強できない派でしたので、印刷しました。
PDF編集ソフトで、問題部分をばっさりカットして(問題を解けないことが問題なのではなく、頭の中に知識が入っていないことが直近の課題なのです)、外病院の医局のレーザープリンターでゴリゴリ印刷しました。
内科・後期講座
後期講座は周りが取っていたからというだけで孝志郎を取りましたが、これは微妙でした。
「『年齢・性別、主訴』を見ろ! さすれば臨床問題は解ける!」という教えはとてもよかったのですが、それだけを何十時間かけて垂れ流しているように見えました。不満はないけど、満足もせず、それなり。
年末にかけて、なぜかトチ狂ってテコムのシナクスをポチってしまったので(安かったから)、人柱として受けてみました。これもムダ遣いだった気がします。
年明け、(年末年始バイトしてコロナ疑似症になったせいもありバイオリンを始めてしまったこともあり)、テコ4がズッコけて危機感を覚えました。
イップスになっていたので、「新問に頭を使う」こと、難問にキャリブレーションしていくため、hzmのテストゼミを真面目に受けました。③は的中していたと思います、確か。④は泣きながら解きました。むずすぎ。
後期講座については、hzmの④が一番本番によく作用しました。A、Fブロックは難化と評されているようですが、(解けた気はしませんでしたが)おかげで「hzmの④よりはマシ」と手応えを客観視できました。
途中で発作を起こしてQB内科専門医を買ってしまいました。
新問が欲しかったので課金してしまいました。学生アカウントだとクレカで買えないみたいです、コンビニ決済にしましょう。
国試の焼き直し+重箱の隅の選択肢といった趣で、模試の元ネタがよくわかる感じの問題集でした。
なお、当方の志望科は内科ではありません。
小児科
捨てました。
年末にhzmの総論を流し見して、頭に入ったところだけ詰め込みました。
講座の感想
すみません、おまたせしました。
究極マップ(☆☆☆☆☆)
「全人類買うべきだが、国試の役には立たない」
もはや通用しない、あるいは数年前から通用しないのか?という印象。
(元から丸暗記を嫌う設計のテキスト、ともTwitterで見たが……)
5年生まではありがたがっていたが、
直前に流し聞きすると、「こんなものをありがたがっているようでは落ちる」とはっきり感じる。行き帰りの電車で睡眠学習に流すくらいの代物。
hzmは普段から圧縮言語のきらいがあるが、こと究極マップに関してはキーワードのキの羅列なので、hzmのお経から反射でテキストの画を引っ張り出せるくらいじゃないとまずい。
時間がないなら、マイナー、公衆衛生、必修はこれだけで済ませるのはありだと思う。責任は取りません。
適切な使用法:
CBTまでは、学内試験の判定機として優秀だと思う。教授が出す意味わからん選択肢を究極マップにかけてみて、これにすら載っていたら文句を垂れずに覚えるべきである。
ポリクリの間なら、科が変わる直前に総ざらいするのに手頃。長くて40分。
6年後期には穴がないか確認する程度の意味合いしかないと思う。
あたらしいシリーズ(☆☆☆☆)
「公道最速」
pros:
hzmがずっと喋っている
国試をうっすら小バカにしている感じがよい
実は安い(全部入りで39800円 ←→ QAは3年継続で66000円)
cons:
ポンチ画がひどい
怠惰には向かない
あたらしいシリーズは穴埋めがあります。
穴だけが重要なのだと誤解していました。
そんなことはなく、穴すら覚えていないやつは諦めろという穴でした。
このテキスト、大事でない情報はありません。
hzmのポンチ画はひどいです。キュビスム。
なんで心血管動態のポンチ画を書いてるときに、大動脈が左心から下に生えるのか。いや、意味はわかりますよ、結局AoはLVから生えているということだけが重要なのであり、現実に即している必要はないのですけども。それにしても。
こういうところが納得できるならmedu4、リアル志向のイラストならメック、ポップなイラスト or 現実の写真が好きならQAだと思います。
解剖はアンチの姿勢ですが、病態生理はわかりやすい画を書くと思います。
(hzmに絵心がないのか、学生に絵心がなくてもかける画にしているのか?)
問題の解き方は雑です。悪く言えば雑、よく言えば試験RTAテクです。
「hzmとKSRは不仲」説がありますが、それも納得できます。
hzmは感度・特異度高い箇所に線を引きますが、KSRは前から丁寧によむ、感度低いところもあえて読むというスタイル。hzmは年齢・性別、主訴は(すでに読んでいる前提なのか)線を引きませんが、KSRは最初1行に半分以上の時間を割く。どちらが優劣ではなく、どちらも参考にすべきです。
試験ハックが上手なので、公衆衛生、必修のメタ認知問題の解説は一級品です。「作問者は厚労省なのだ」という視点、「9割の学生が解けるように狙って作られている」という視点はhzmだけじゃないでしょうか?
仮に模試で時間が足りないタイプなら、hzmの解き方を見るととても勉強になると思います。世の中にこんな解き方をするやつがいるのかと思うでしょう。私は試験RTA勢なので、hzmの解き方はスンナリ腑に落ちますが、逆にKSRの見落とさない読み方も学んでよかったと思います。
ひとつ大事なポイントとして、hzmはおそらく神経が苦手。明らかに手を抜いています。
Qアシ(☆☆)
「シェア1位だけど、そんなにいいか?」
真面目な女子が好きそうな印象。
テキストがゴチャゴチャしていて、非常に読みづらい。盛永はテキストを読み上げているだけ。「10分の動画がいっぱい」という設計上、ページ遷移が多い。そもそもこんなテキストで勉強できる人間なら、ハナから病みえ一発で理解できているはずで、余計なお世話です。
この会社は動画はバカが受けるものという前提を理解していません。
そしてボッタクリ。
少なくとも私は4年から5年で更新しませんでした。それだけです。
テコム シナクス(☆)
「どうしても取りたいなら、5年の夏休み以前に受けるべきもの」
人柱になりましたが、内容が薄すぎた。
「10分の1で終わる」←あたりまえです。内容薄いんだから。
1周したあとに、科目別演習として受けるにはいいかもしれません。が、これを6年の10月にやったのは失敗でした。問題が簡単すぎます。3倍速視聴したのでいいんですけど。
臨床問題の基本問題→薄っぺらい解説→臨床の確認問題の流れなので、一般問題の知識が不足します。
大学受験でいうなら、「標準問題精講」くらいの薄さかと。
メック臓器別(☆☆☆☆)
「さすが浪人生向けの塾」
まずバカ相手の商売なので、「おててうごかしまちょーね~~~」が基礎にあるあたり、怠惰が受けるのにはとてもよい。板書派には最高。
テキストの空白が広々している。
Dr. 渡も(hzm同様)国試をゲームだと思っているフシがあり、なおかつ失敗談を喋るので、人間みがあってよろしい。3社の中では一番講義が丁寧だと思います。あと声がいい。
産婦人科のDr. 榎本は、なんもわかってない中高一貫男子校のバカチンでもこれだけは覚えていけよ!!がはっきりしている。ある意味病棟実習の産科にいそう。産婦人科に苦手意識があり、理屈ねぇじゃんと思っていたので、とても相性がよかった。
たぶんhzmとは真逆の路線。
小児科の水上は取ってませんが、盛永系ですね。お口に召しませんので不買。
公衆衛生は若いにいちゃんとおっちゃんの二段階構成ですが、おっちゃんの講義はかなーーりハイレベルというかオタッキーというか。
要るのかなこれ。
サマライズ(☆☆☆)
「おじさんの漫談」
古い問題を引っ張り出してくれるので、抜けを補える。
内科のよく出る問題ばかり繰り返し演習できる。
過去問にフィットしてきた頃合いに、自作の新問に触れて知識を補える。
致命的な欠点として、声が小さい。そして平板で眠い。イコライザいじって低音を強くしたほうがいいかも。
1コマが長く、コマ数も無駄に多く、喋りがノロい。倍速で聞かないとつらい。一番やる気なかったときは4倍速ですっ飛ばしていた(嫌われそう)。
鼻にかける自慢話がいちいちウザい。小バカにしながら聞くくらいがちょうどよい。
サマライズ収録問題をQBの問題セットにまとめる→QBで演習→引っかかったとこだけおじさんの漫談を聞くのが正解だと思う。この使い方に気づくまで1月10日までかかった。
受けなくても受かると思う。これやってる時間で基幹テキストの完成度上げればいい話です。
QA 直前Assist(☆☆☆☆☆)
ラスメよりも究極マップよりもこっちがよさそう。
予想編、おさらい、必修手技確認としてよいと思う。適度な分量で、テキストも珍しく読みやすい。
欠点は担当講師が盛永であること、「最後の4コマ」という超直前期総まとめが究極マップのカス劣化版であることくらい。
メック ラスメ(☆☆☆)
直前期の問題セット編が優秀だが、基本的には知っている内容半分、そんなんあったかな半分みたいな。みんな買ってる(た)から買わなきゃいけないくらいのノリ。お守りですね。
メック 千本ノック(☆☆☆☆)
馬鹿にしていたけど、直前期に一番役に立った講座かも。一般問題が苦手すぎるので、過去問くらい全部踏んでからいこうと腹をくくる動機になった。
medu4 テストゼミ(☆☆☆☆☆)
やっぱり私はhzm信者でした。最初にやった教材も、そして最後にやった教材も、hzmでした。
②は最初に受けても、最後に受けてもほどよい緊張感で臨めると思います。
③は実際に合否を分けそうなラインです。頭を使っていなくてサビついているとさっぱり解けなくなります。
調子に乗っているときに、チャレンジ模試がてら④をやるとよかったです。ぶちのめされます。
前日の夜は、hzmの②でイップスを解消し、はじめてhzmのテストゼミシリーズで満点を出せたところで、満足してやめました。
QB必要論争
hzmのいうところの「市販の問題集」。
QBいるのかいらないのか問題が毎年でますが、
結論として「QBは代用できるので買わなくても合格はできるが、QBに準ずる何か=いずれかの問題集はやる必要があり、QBの特徴は代用が効かない」と主張します。
問題集を何かしらで解く必要があることについては、説明なしに異論ないと思います。代用の候補となるのは、medu4(アプリ内の演習)、メック(メックネット)、テコム(モントレ)です。しかし、いずれにせよ、QBのよいところが損なわれています。
問題セットの共有機能、QB-QA-病みえの連携機能、くそ長文の解説、専門医のオ〇ニー解説、演習数の比較機能、80回・90回台の古文書、「1周目問題」のソート、など、いずれも他社では及びません。
また、メインコンテンツとしてボッタくってるだけあって、苦情の対応は比較的丁寧と考えられます。過去に合計10件ほど指摘・苦情を申し立てましたが、編集会議にかけて相談したうえで、返事がついてQBが訂正された経験があります。
QBは問題集に金を払っているのではなく、便利機能に課金しているととらえるべきです。そのうえで、QBが必要か判断するとよいと思います。私はQBを買って(QBをメインで勉強して)よかったとつくづく思います。
補遺:「誤っているものを選べ」が下手なQA
国試の出題方法は5パターンあります;
計算問題、「正しいものを1つ選べ」、「2つ」、「3つ」、「誤っているものを1つ」。
このうち、だいたいの受験者のテクニカルエラーの原因となる形式が、「誤っているものを選べ」にほかなりません。
「正しいものを選べ」では、正しい文章=正解にマルをつけて、そのまま塗ればよろしい。ところが、「誤っているものを選べ」では、誤っている文=正答と正しいことを言っている文章=誤答があります。これのどちらにマルをつけますか?というピットフォールに気づかず、マークミス、思考エラーの原因となりがちです。
私は、「正しいものを選べ」ではマルバツで、「誤っているものを選べ」ではT/Fで処理するようにして、頭の回路を完全に切り替えるようにしています。
hzmは「誤っているものを選べ」では、いちいちどうなっているのか日本語で書いています。↑/↓を全部書いて、それから考えて、選ぶ選択肢にマルをつけるわけです。
wtrもKSRも同様に、文章が正しいかどうか判定するフェーズを経てから、選ぶ選択肢にマルをつけています。
ところが、QA・QBだけ真逆で、QBのマルバツは文章が正しいかどうかを意味しています(=バツが正解選択肢)。
清澤も盛永も、適切なもの=誤答にマルをつけ、不適切なもの=正答にバツをつけています。
解けてるんだからいいじゃん、って、それがピットフォールです。基幹テキストで演習している間、QBの上で解いている分には間違わないから、よけいに悪質です。
国試本番はマークシートなので、マークシートに塗った回答と、意図していた回答が合っているか突き合わせます。あたりまえですね。
このときに、「この問題は誤っているものを選べ、よってバツをつけたものを塗っているか確認する」という余計な思考を挟む必要があり、解く時間が遅くなり、マークミスが発生し、見直しによるエラーを生む土壌になります。
とはいえ、こんなものは個人の勝手なので、それで間違わないという優秀な方は別にこれで構わないのですが、問題はこの両者が一緒になったときです。
弊学は旧弊ゆえ定期試験の解答解説が公開されておらず、学生が割り振りして自作しています。このときに、hzm・KSRタイプと、清澤タイプが一緒になるととんでもない文書の出来上がり。
以上です。