”夢をかなえるゾウ3”を読んで
人生迷うことはありませんか。ダイエットがうまくいかない、資格試験の勉強がはかどらない、大雑把に、夢がかなわない。苦悩することが多いと思います。そんな悩みのヒントとなる作品、”夢をかなえるゾウ3”を紹介します。きっと、これから生きる上で”幸せ”を探すヒントが見つけられると思います。
読んだきっかけ
読んだきっかけはKindleで無料であったことと評価が4以上と良かったことです。加えて、第一巻の夢をかなえる象が高校のときに課題図書になっていたにも関わらず読まなかったことの後悔ですかね。
主な登場人物
・”私”:アラサー手前の20代女性。素敵な彼氏作って、お金持ちになって、世界旅行することを夢みている。怪しげな占い師に騙されて高いガネーシャ像を買うところから物語が始まる。
・ガネーシャ:インドの神様。”私”が怪しげなガネーシャ像買ったことで現れた。”私”に人生の生き方や夢をかなえることについてアドバイスをしてくれる。
感想
夢をかなえる象という本は自己啓発本のようなものです。”このように生きたらいいのではないか”、”そういうマインドでいいんだよ”などの生き方を提示してくれます。このような自己啓発系には共感できない箇所が多々あります。なんかの番組に芸能人が大学の入学式に潜入して式辞をいうという企画がありました。どの芸人も”夢をかなえるにはどうするか”という話題を述べていました。”夢をかなえる”というのは結構抽象的な話題です。例えば、歌手でメジャーデビューするとか芸人になるといった大願であったり、堅実に技術者になるであったりします。その芸能人は芸人、タレントになるという指向性で夢をかなえる方法を熱弁してくれるわけです。しかし、多くの大学生はとりあえず企業に就職する、そこで技術者になるというのが将来の”夢”であるわけです。そこにギャップが生まれているわけです。全然共感が生まれないわけです。”夢をかなえる”というのは様々な方向性や形があるわけで、当然この本の題名にいい印象はありませんでした。抽象的かつ上から目線のいいようがかかれていると考えていました。
しかし、この本の中でそのような嫌悪感を感じることはありませんでした。その理由として挙げられるのは、物語がコメディであることです。登場人物の”ガネーシャ”がボケで、”私”がツッコミとなる会話が多いです。その中にさらっとガネーシャの格言が含まれており楽しんで読むことができました。また、ガネーシャの格言ですが現実的なものも多く容易に共感できることも多く、また今すぐにでも役立つような内容が多かったです。
”夢をかなえる”という点にも言及されています。主人公自身も物語の中で願いを叶える中、大きな挫折をしました。一回頑張ることをやめかけました。しかし、その努力の過程の中感じた喜びが原動力となって再び”夢をかなえる”ために動き出しました。そして、違う形で主人公の願いはかなうことになります。このように夢をかなえるために努力し、必ず成就するとは限りません。それをわかってしまったとき、悲しいことであるしそれが残酷な現実であったりします。しかし、夢をかなえる中で努力した喜びや達成感が原動力となり、その道の中で見つけた新たな夢をかなえることになるのです。夢を追って頑張ることは輝いて見えると思います。それは大きな夢であるほどです。努力し歩続けるってなんかかっこいいですよね。そんなことを改めて感じました。
格言集
私の心に残ったガネーシャの格言集を書いていこうと思います。
おわりに
夢をかなえる象シリーズは物語的に面白く、加えて参考になることも多いのでぜひ読んでみてください。また、読んでみた方がいれば感想等をここにかいてもらえると嬉しいです。