![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162888395/rectangle_large_type_2_e62f73bf194a0bd2dc415f6d4cf3bd80.png?width=1200)
大学院入試「専門科目」(日本史)について|私なりの対策法
大学院入試(修士課程)では、英語と専門科目の試験が行われることが一般的です。
今回は専門科目試験への対策について、私なりのやり方と経験をお伝えしたいと思います。
▼英語科目についてはこちら
本noteの構成ですが、
前半は“研究室選び”のための一般論について。
後半は、私の行なった専門科目対策についてです。
私の専門科目は日本史でしたが、各分野への応用が可能だと思います。
ゼミ(研究室)選び
指導教員はどんな人か
大学院に進学する場合、自分が研究したいと思っていることが実行できそうか、慎重に検討する必要があります。
どんな先生が籍を置いていて、どんな科目が設置されているのか?
もしあなたが研究者としてアカデミックポストを得ることを真剣に目指して大学院に進学するのなら、ゼミのOB・OGに著名な人がいるかどうか調べてみるのも有効です。
すでに学者としてポジションを得ている先輩が複数いるなら、その先生は人材の指導が上手であるということ。
さらに言うなら、有能な人材については、大学院卒業後も面倒を見ることをいとわない先生である可能性が高いということです。
今日日のコンプライアンスでは、大学教員の一存で人事を決めることはできません。
就職の口利きをしてくれるという意味ではなく、学会に紹介してくれたり、論文執筆の機会を提供してくれたり、紹介状を書いてくれたり…というお世話のこと。
残念ながら、自分の研究以外には本当に興味がない先生というのも、一部にはいらっしゃいます。
そういう先生は学生もゼミも放牧のような状態になり、就職や昇格も個人の力になります。
優れた研究者は、必ずしも優れた教育者・ビジネスマンではない
ということです。
大学院で師事する場合、先生の教育者としての能力も大切。さらに、ビジネスマンとしての能力も高ければ理想です。
頑張ってついて行きましょう。
先生はおいくつですか?
もう一つ重要なことは、先生の年齢です。
先生の退官が間近な場合、新規のゼミ生の受け入れを行わないことがあります。
自分が修士課程を終えるまでは間に合うはずだと思っていても、後に博士課程に進学する意志が出てきたとき、受け入れてもらえません。
さらに、自分より後輩の学年が入ってこない可能性も高いので、ゼミも縮小していくでしょう。
充実した大学院での研究と指導を望む場合、先生のキャリアについても注意しておいて損はありません。
さらに言うなら、新規のゼミ生受け入れ停止〜新任の先生のゼミ開設までの期間については、院試についてもイレギュラーです。
過去問から傾向を知っても、どの先生が問題を作るか、どんな問題を作るかが不透明で、対策しにくいというのが正直なところ。
ここから先は
¥ 200
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?