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「ゼロベース思考」を読んで世間をみる

こんにちは、こんばんは、おはようございます

2015年に出版され、多くの方が読まれたであろう「ゼロベース思考」が、
ずっと本棚の肥やしとかし、息を潜めておりました

この度、積読から脱した「ゼロベース思考」を読みながら、現在の社会を俯瞰してみてみました

※皆それぞれ考えて下した決断に関して物申したい訳ではありません
※それぞれがそれぞれの判断によって人生を歩んでください

◇道徳のコンパスが判断を狂わせる

成長とともに、やっていいことと悪いことの分別が身につきます
その道徳的指針は、時に問題の本質を曇らせるそうです

世間を見てみましょう

今年から環境森林税が住民税に加算されるようになりました
そうですよね、今やサステナブル、SDGsと
環境保護は当たり前の時代になっています

再生可能エネルギーで、未来の子どもたちに豊かな自然を残しましょう

聞こえはいいですね、まさに道徳的なスローガンです

では、情報を整理しましょう

(目的)
未来の子どもたちに豊かな自然を残す
(手段)
再生可能エネルギー(何とは言いませんよこの際)
(検証)
太陽のエネルギーを電気に変える機械を置くために森林伐採
その結果の土砂崩れ、水の枯渇(井戸や田んぼなど)
土の汚染、再生可能エネルギーを生み出す機械の再生不可能

どうでしょうか?

問題は、2つ
・エネルギー問題
・環境破壊

こちらの2つの問題を解決するために、サスティナブルやSDGsなるものが出てきたんですよね

実際に取り組んでいることって、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるように見えませんか?

◇道徳のコンパスが曇らせるもの

問題の本質を曇らせていることがわかるかと思います

「再生可能エネルギーの確保」を問題の本質にしているため、
本来の目的である「未来の子どもたちに豊かな自然を残す」から外れた方向へ突き進んでしまうんです

これもまた、シンプルに「ゼロベース」で思考を巡らせられないからこそ、
起きている現象だと感じています

ゼロベースで考えると、一部の人だけが受けられる恩恵や個人的事情などが取り払われ、道筋は一本まっすぐになります

道徳のすべてが不要であるわけではありません
道徳的思考は、人間社会では必須です

しかし、こと「問題の本質」を捉えるときは、”事実”の収集に努め、状況を把握する必要があります
むしろそれ以外をするから、シンプルな問題もややこしくなるんです

税金もそうですよね、
複雑でややこしいから、導入は即決できても、廃止はなかなかできない

なぜなら、問題が複雑に絡み合っているから


◇まとめ:「問題の本質」を捉えるときは、道徳的指針は傍に置く

道徳のコンパスが判断を狂わせる理由を簡潔に綴ってきました

一個人の問題も、道徳的指針や個人的な事情(利益など)が絡むと、物事うまくいきません

集団となるとなおさら
変化することが怖くなってしまったり、システムの理解ができなかったり、
「問題の本質はそこじゃない!」と言いたくなる場面に出くわします

そういうときは、解決したい問題の本質のみにフォーカスを当てていきましょう

そうすれば、自ずと何をすればいいのかが見えてきますし、迷いも消えます

ああ、わたしが言い訳が嫌いな理由はこれです
それは個人的な意見であり、問題の本質ではない
見るべきところがちがうから、嫌なんだなあ


できる、できない以前に、
「曇りなき眼」で真実(事実が好ましい)を見極め、決めていきましょう


夏のホワイトノイズを聴きながら

もっともらしいことを綴りました

ここまで読んでいただき、ありがとうございます


世間は夏休み
どうか皆さま、体調崩されないよう、ご自愛ください


どりー

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