昭和、平成、令和、時代は我々を追い抜いていく(デジタルカンブリア爆発)
長い昭和が終わり、その後30年に渡る平成も終了。コロナを経験して気がつけば令和も6年へと突入。過ぎてしまえば本当に時の流れは速い。
時代の変化は我々をどんどん追い抜いていく。
1945年、昭和20年に日本は人類史上初の核攻撃を、二度にわたって受け戦争に負ける。当時の人々はこのことをどのように消化したのだろう。
しかし、悲惨極まる敗戦から日本は怒涛の復活を遂げるのである。
戦後50年も経たない1980年代終わりには日本経済は世界を席巻し、一人当たりのGDPは世界第二位までのぼり詰める。
日本の急速な発展ぶりは世界中からエコノミックアニマルと揶揄されるほどであった。しかし、1990年代に入るとバブルは崩壊し、その後長期にわたり日本経済は停滞している。
この間に世の中にはコンピュータが台頭してくる。デジタルの歴史はたいへん興味深いものだが、これはまたの機会にしよう。
電子計算機と呼ばれた近代のモンスターはみるみる小型化し、性能の進化は矢の如し、パソコンを経て、スマートフォンと言うリーサルウェポンに到達する。このデジタルカンブリア爆発の中でインターネットという世界を繋ぐ情報路が張り巡らされた。これらにより争いの手段、経済のシステム、情報伝達、医療・製造・流通販売・教育などあらゆる業界における管理運営の仕組みは再構築されることとなる。それどころか、万民の生活スタイルが一変してしまったと言えなくもない。多くの人は日常に忙殺されこの変化をゆっくり感じる間もないのだが、実はこの変化、人類史上特筆すべき出来事ではないだろうか。また、現在のデジタル社会基盤の上で動いている昭和からの慣習や当時制定された法律などはしっかり機能しているのであろうか。
時代が先に行ってしまい、現状はそれに追いついていない状況だ。
時代の変化を肌で感じ、いち早く対応できた者が勝者となり次の時代を造るのだ。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 1月5日(金)】