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#3:ヨーグルトの効果
どうしてヨーグルトは体にいいといわれるのでしょうか。
ヨーグルトが体にいいことを唱えたのは、ロシアの生物学者、メチ二コフです。ブルガリア地方に住む多くの長寿者が、いずれもヨーグルトを常食していることに着目し、これを詳しく研究・発表したのです。腸内にはおよそ500種類、100兆個もの細菌が存在していて、互いに自分達の領土を広げようと常に戦っています。俗に、私達の体にいい菌を「善玉菌」、悪い菌を「悪玉菌」といっています。善玉菌の代表格がビフィズス菌や乳酸菌で、悪玉菌の代表のウェルシュ菌等の増殖を抑える作用があり、それによって発ガンの抑制や疲労・免疫力のアップを促します。
ヨーグルトには、この善玉菌である乳酸菌が多く含まれているのですが、(ビフィズス菌は、「ビフィズス・ヨーグルト」と名称されるもののみ含まれる)しかしながら、これらは胃酸や胆汁にとても弱く、腸にたどり着く前にほとんどが死んでしまうのです(ただし、この死んだ菌体も便通改善効果はあるので便秘の人には有効です)。
ですから、ヨーグルトの賢い食べ方は、たった一度きりではなく、先のブルガリアの長寿者達のように毎日食べることが大切なのです。毎日平均200グラムから500グラム食べるのが理想とされていますが、量が多いので毎食に分けたりしたり、料理に使うなどして上手に体に摂取していきましょう。
中野坂上治療院
古賀 直樹
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