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こだわってるのは、一つのものに最低2つの役割を持たせること。
トマトの植え付けは、土の取替から
スッキリと晴れているわけでもないけど、
曇りというには明るい土曜日。
週なかに買っておいたトマトの苗つけを始めます。
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今回はりフォレスターの箱ではなくて、
夏には白ニガウリを植え、
そのまま秋冬の間青菜を楽しませてくれた
一回り小さな木製プランターに
赤と黄色の2種類のみにトマトを植え付けます。
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まずは感謝を込めて収穫して、
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鉢の中の土を入れ替えます。
もともとフェルトの布袋をかましているので
フェルトの袋を引き抜くだけで、土は気持ちいいくらいスポッと抜けます。
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リフォレスターの性能がわかった時点で、
我がベランダの植物の入れ物には
すべてフェルトの内袋に土をいれる方法をとっています。
理由はそもそもフェルトの内袋には
土を外に漏らしにくくする以外に
微生物の呼吸を穏やかに助けるためと、
寒暖差から土を守るため。
そして、土の中の保湿と排湿を一定に保つ役割を
期待していました。
100円均とはいえ、フェルトの袋は優秀で、
想像の上を行く働きをし続けてくれています。
そして、土の植え替えに関しても、
フェルトの袋は土をいちいち掘り返す必要がなく、
まだ根が残ったままの土も
簡単にリフォレスターに移動させることができます。
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トマトには昨年末から経過を記録してきた
リフォレスター3号器の土を使用します。
古い土を抜いた木箱にフェルトの袋をセットして、
土を入れ替えるだけなので、
めちゃくちゃ作業がラクです。
昨年まではリフォレスターの箱のままトマトを植えていました。
なぜならそのほうが労力に無駄がないからです。
リフォレスターの土育中は容器として、
野菜栽培中はプランターとして使えるというのも
コンポストにはないリフォレスターならではの仕組みです。
今年は場所を移動させる構想があるので、
リフォレスターの箱は豆類などに使います。
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植え付けた土は写真の通り、培養土よりも植物片が少ない
土っぽい土なのがわかると思います。
実際は、園芸残土を使っているので、
鉢底用軽石や多肉用に買っていた100均のテラコッタボールも
入っています。
リフォレスターで使う土は、
「捨てられずに困っていた園芸残土でも」
野菜が育つ土に育てる事なので、基本的にハードルは高めで、
わざと環境も万全ではない状態で実験を重ねています。
それでもこの仕上がり!
なにせ、もとは植物が育たないデスベランダでしたし、
環境自体は以前と全く変わらず植物にはきびしい
好ましくない環境です。日照も半分だしね。
それでも、こんな良い土に育てられる!
ほんと、真剣にリフォレスターの良さをわかってほしいなぁ。
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さらに、抜き取った古い土は、
空になった3号器に移動させます。
土自体は袋を逆さにするだけで移動できるので
スコップを使う必要がなく、これもらくちん。
おもしろいのは、
かなり根張りしていたニガウリの根が
ちゃんと分解されていてなくなっていること。
これも微生物ならではの気持ちの良い土環境です。
なので、葉物野菜の根は全部そのままリフォレストします。
養分以外の理由で米ぬかを使う
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古い土をリフォレストする際に、
土の中の微生物の状態を確認したくなると思いますが、
リフォレスターではそれもできます。
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使うのは米ぬか。
米ぬかは肥料目的もなくはないけれど、
リフォレスターでは微生物の生存確認の目的で使います。
そして確認するのは鶏糞由来の微生物ではなく、
カルスNC−Rに含まれる農業用微生物の中でも
もみ殻が大好きという最強の微生物です。
詳しくは企業秘密らしいですが、
素人的にはその微生物の動きさえわかっていれば問題なし。
私がリフォレスターに入れる微生物の中で一番見込んでいるのも
この「もみがら大好き微生物」なのですから。
そしてこの「もみがら大好き微生物」は、
とにかく見た目でわかりやすい。
そして、わかりやすいだけじゃなく、
その特性である程度土の殺菌もしてくれるというスグレモノなんです。
「もみがら大好き微生物」は、おそらくは麹菌か、その親戚と思われます。
なので、大好きなもみ殻でなくても、
米ぬかだけで「わぁーっ!」っとハイテンションになり
白くてふわふわの菌糸を爆発的に伸ばします。
それだけではなく、まるで音楽フェス会場さながら
水蒸気が出るほど熱を発し、
その効果である程度のキノコ菌や虫(基本はいないけど)
をある程度殺菌してくれる効果もあります。
「もみがら大好き微生物」はホント優秀!
米ぬかを入れて1週間経ってもこの麹っぽい菌糸が繁殖しない場合は
「もみがら大好き微生物」がいないということなので
カルス−NCRを新たに買い足す必要があります。
逆に1週間以内に古い土の表面が真っ白いふわふわに覆われていたなら
「もみがら大好き微生物」は死滅することなく、
再度増殖したということなので
後ほど鶏糞ペレットを追加し、
野菜くずや卵の殻を投入して大丈夫です。
さて、古い土の微生物はどれくらい残っているかな?