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多肉の植え替え。混ぜるぜリフォレスターの土!

夏の多肉狩りは予算3,000円。

三鷹市にある駅からはちょっと距離のある園芸店”新晴園”で
予算3,000円で購入したのは8株10種の多肉たち。

本命は糸サボテンのリプサリス ハティオラ サルコニオイデス(猿恋葦)
ミルクブッシュに似ているけど、青珊瑚にも似ているユーフォルビア
樹形に育てたい雅楽の舞
そっくり返った曲線とロゼッタが可愛いエケベリア 白鳥
ぷっくりとした葉を縁取る赤紫のラインが可愛い、コチドレン だるま福娘
セネシオかアエオニウムかちょっとわからない子と
あとはもっさり増える系のセダムのドラゴンズブラッド、パリダム、
そして名前のわからないツンツンしたやつと
ユーフォルビアのおまけでくっついてきたグラプトペタルムのオーロラ姫?

これらを加えつつ、土の状態の確認と植え替えをします。

猿恋葦。このカットがたまらなく可愛い!
でも、これって蕾なの?枝なの?
期待の新入り!ユーフォルビアは一見貧相だけど、
植え替えるので、これで十分!

デスベランダに最良の土を目指す!

我がデスベランダでは過去に多肉植物の土、ランの土、培養土、サボテンの土など様々な土で多肉植物を育てては枯らしてきました。
そんな中、劇的に多肉植物の生存率を上げた土、
それが料理の際に出る野菜くずとたまごの殻を園芸残土と鶏糞ペレット、
農業用微生物資材カルス-NCRを使ってリサイクルした
リフォレスターでリフォストした土です。

リサイクルって言い方がいらないものを再活用という意味っぽく、
好きではないんです。
なので、使わなかった部分を森の土のような土に”戻して”新しい土として
活用するという意味でリフォレストした土ということにこだわりたい!

リフォレストした土は、多肉の種類にかかわらず、
とにかく枯れにくく、成長が良かったんですね。
で、それはおそらく土の養分が微生物効果で細かくなっていること、
その微生物がいる土は多肉の根にとって良い環境を保つ効果があるのだと
推測します。
実際、オルトランや消毒薬など一切使わず、
単純にリフォレストした土だけで、病気は発生せず、
カイガラムシの被害はあるけれど
そこまで深刻な被害にはなっていません。

ただ、リフォレストした土だけでは
酷暑の際に根が蒸れやすくなることには変わりがありませんでした。
逆に、リフォレストした土の上に薄く砂を敷いた寄せ植えでは
酷暑でも多肉が枯れにくいこともわかりました。

これらの結果から、デスベランダでの多肉の土の配合を新たに考えます。

サボテンの土とリフォレストした土を2:1で配合

使うのはさぼてん多肉植物の土とリフォレストした土です。
過去の経験からさぼてん多肉植物の土だけでは
養分の効きが短く、水切れが良すぎることが
返ってデスベランダではリスキーでした。
けれど、さぼてんの土のデメリットと、リフォレストした土のデメリットは
2つを合わせることで相殺されると考えたんです。

それは、多肉の過酷な原産地を考える時、
砂利、砂の土の下ではふかふかまでとはいえなくとも
柔らかい土がいくらかあるのではないかという仮説を立てたからでもあります。

2種の土
さぼてんの土2:リフォレストした土1の配合

今回混ぜるリフォレストした土は、リフォレスター1号器の土で
水分を3ヶ月やらずに、放置していたもので、
植物片は未分解のものも含まれます。
水を加えると微生物が活性化するので、
その活性の力を多肉の根張りに生かしてもらおうという魂胆です。

七宝樹、快進撃の秘密

まず、寄せ植えにしていた木製プランターですが、
七宝樹の繁殖が凄まじく、その他の多肉が水分不足の状態にありました。
なかでも、私の大好きなゴーラムがとにかく調子が悪い。
とりあえず、土の状態を確認するため七宝樹を掘り起こして驚きます。

木製のプランターのほぼ全域に七宝樹の根が張っていたのですが、
地上の世界と地下の世界が
まるで七宝樹のシンメトリーになっていたんです!

七宝樹の塊根

いやぁ、ジャガイモを掘るように出るわ出るわ
七宝樹の塊根。それはまるでレンコンの如く!
どれだけ水分溜めっとったんか!
確かにこれでは他の植物が水不足になるわけです。

裏を返せば、七宝樹は肥料も水も欲しがるタイプなんだってことが
よくわかりますし、
リフォレストした土の中の微生物が
しっかり働いてくれている証拠でもあります。

熱を避けるため、吊り下げ式に

デスベランダでは単独の栽培より寄せ植えの方が生存率が高い
ということがわかっています。
同時に、吊り下げ鉢は枯れづらいというものわかっているので、
弱ってしまった小さいゴーラムは吊り下げ式にします。

木製プランターは幅がある多肉をメインに

木製プランターの土そのものは状態が良いままなので、
減った分だけさぼてんとリフォレストの混合土を加え、
横に広がるタイプの多肉をメインにしました。

七宝樹は隔離し、鉢は洋蘭の鉢に統一

個人的には素焼きの鉢や陶器の鉢が好きなのですが、
オザキフラワーパークで安いのに厚みがあり
すらっとしたフォルムの洋蘭の鉢を手に入れたのでそれらに
多肉を寄せ植えます。
ちなみにこの洋蘭の鉢、小さいサイズから4種類3個つづ購入して
合計で600円くらいだったと思う。
全部で12個なので、
例えば100均で買うよりも半額近いというのはありがたいです。

なんとなく統一感があって良き。

今回の植え替えでは、
しばらく植え替えをせずにおこうと考えています。
なので、七宝樹は隔離!
丈のあるものだけ残そうと思ったのですが
小さな丸っこいのも可愛いので残しました。
全て根はつけず、なんなら長すぎるのは適当な長さで切って
土にブスッと挿しています。

そういう意味ではみんな枝の状態でブスッと挿していることには
変わりないか。

一見乱暴ですが、根をつけずに植え替えた方が
環境に馴染みやすいみたいなんですよね。

この酷暑の最中、さらに過酷な状況に追い込み
生存本能を爆上げさせ、
栄養たっぷりで通気性の良い土を糧に
より強い株へと育って欲しい。
スパルタの局地です!

唯一の優しさ?は、
全ての鉢にはリフォレストした土には欠かせない
フェルトの中袋を自作しています。

いやほんと、このフェルトの内袋、
めちゃくちゃ大事ですから!









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