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目地、モルタル、コンクリート

タイルのメジではダメだった
多肉植物の箱庭の装飾のデザインに
接着剤としてタイルの目地をチョイスしたものの
乾燥した後の強度が弱く少しの衝撃でもろもろになってしまうことがわかり
次の手を考えつつ、また海に出かけます。

平らな石

石拾いには小田原界隈と三浦半島に行ったのですが
主に小田原の石は丸いもの、平たく丸いもの
そして箱根が近いこともあり、火山に由来する緑色の石と
赤、黒、ピンク、白、灰色というカラーバリエーションが豊富な
溶岩石が拾える場所があり、
三浦半島では、めのうや玉髄などの透ける小石、光を通す石や
様々な模様の入った石が拾えることがわかりました。

執念で拾った丸石

ただ、三浦半島では波よる侵食を防ぐため
他から大きめの砂利を入れているところもあるようだし、
海岸によって若干落ちている石が異なったり、
御用邸の前では採取も禁止だったりするので
最近は雑草も石もどこでも取れるわけではないんだなと
なんだか寂しくもなったりします。

計6回で収集した小石①

石を使う箱庭にデザインについて
石を拾うたびに、様々なアイデアを考えますが
数が少ないとせっかく考えたデザインも再現できません。
また、石同士をくっつける素材をグルーやエポキシにすれば
簡単ですが、やっぱりできれば石油由来のものは使いたくないのです。

こちらはめのうとチャートと玉髄

だって、磨いていない石ころのマットな加減や、
機械で研磨したものに比べ砕けた石の風合いが面白いし、
何より水に濡れた際の小石の発色がいい。
だって、用途は箱庭の装飾だけでなく、
毎日の水やりが楽しくなるための一つの重要な仕掛けとして
この発色や、浮かび上がる石の模様
そして反射する太陽光も材料の一つとして取る入れたいのです。

水に濡れると発色が鮮やかに

う〜んなんというわがままな贅沢さ。
特に

乾いている時はただの石ころ

石の扱いについて、
大きな石より小石の方が扱いやすいことがわかってきたけれど
そうすると乾燥した時の接着剤の硬化が問題になります。

水分で発色

目指しているのは「擬似タイル」か、小石のレンガ。
つまり、小石の幅に合った薄い板状のものか、
石を積み上げる形にできる素材なんです。

そして光を当てると透ける

一番手頃なタイルの目地では強度が足りないのであれば、
次に使うべきなのはモルタルかコンクリート。
でも、よく考えたら、
私、モルタルとコンクリートについて全然知識がないのです。
陶芸の土も考えましたが、私の生活圏では販売がないので、
結局ホームセンターで購入できるのは、目地、モルタル、コンクリート
しかなかったんです。

コンクリートで試作
細かな水晶のチップを入れ少しだけ太陽光を反射するようにしています

わからないなりに今回はコンクリート材を購入して
まず試作してみることに。

扇形もカワイイかな

コンクリート材は速乾性の物を購入したんですが、
それは小袋販売が速乾性のものしかなかったから。
それでも、メジより水分との分離が早く、それなりの粘土もあって
割合扱いやすいのかも。

試しに、型に流し込んだコンクリートに石を貼り付けたもの
ポトンと落としたコンクリートに石を載せたを作ってみました。

なんとなく丸くシーグラスを貼り付け

そして立体的に重ねたものにも挑戦。
最初は魚の鱗をイメージしたけれど、
なんかハリネズミみたいになりましたけど
こんなんでくっつくのかなぁ。

魚かハリネズミ

もしこれらの施作がうまくいけば
縦のデザインとか、下に敷くデザインとか
できる範囲が広がるので今回はうまく行ってもらいたい。
と願う、連休の最終日です。






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